安倍元首相の1周忌が済んでも、安倍派の後継者はだれか決まらなかった。
5人衆(萩生田・世耕・西村・高木・松野)による集団指導体制を模索しているようだが、ベテラン勢の下村博文や塩谷立が反対している。
安倍元首相と親密だった甘利明によると、
当分集団指導体制をとらざるを得ない。誰一人、現状では全体を仕切るだけの力もカリスマ性もない。
そこで蜃気楼のように現れてくるのが森喜朗元首相だ。
知性がない分、利害得失で人を説得するのが上手いのだろう。
今や影の安倍派会長のようだ。
次期安倍派会長は、森喜朗の評価の高い萩生田光一が頭一つ抜け出しているようだが、統一教会問題を抱えている。
さらには自民党東京都連会長として公明党との仲が決定的に悪化した。
5人衆をはじめとして名前の挙がった人たちが我慢できずに旗揚げをすると、安倍派は分裂から消滅の鐘の音が聞こえ始める。
これが日本型組織の欠点で、安倍晋三を家長とする血縁的関係が崩壊すると再組織が出来ないのだ。