コロナワクチン担当大臣に任命された河野太郎は、突破力はあるが空気を読むタイプではないから摩擦が起きる。
将棋で言えば香車タイプ。
しかもトランプ張りにツイッターを駆使する。(200万人くらいフォロワーがいるようだ)
さっそくワクチン接種のスケジュールを報道したNHKにかみついた。
特に大きな間違いがあるとは思えないが、「俺が大将だ」という刀を振り回したかったのか?
さらには坂井官房副長官にも噛みついた。
坂井副長官が「6月までに接種対象となる全ての国民への数量確保は見込んでいる」との発言を修正、削除する考えを示し、「ワクチンの供給スケジュールはまだ決まっていない」と述べた。
これも河野大臣の勇み足。
「確保と供給は違う」という坂井発言が妥当。
最も坂井副長官も必ずしも評判は良くないようだ。
本来調整役に回るべき役回りだが、「俺が俺が」で先走るタイプのようだ。
ワクチンの接種に関しては「厚労省」が中心になるべき。
しかし田村大臣がパンク状態。
西村大臣も毎日の感染者増加で余力無し。
そこで河野太郎の登場になった。
船頭多くして船、山に登る
指図する人が多くなると、かえって物事がうまくいかない。
物事を上手く回そうとするならば、厚労省に権限を集中し有能な副大臣を数人配置して回すのが最善なんだろう。
本当に菅内閣の政権運営は危うい。
この間の動きを見ていると、菅首相が「科学重視と情報公開」を怠ってきたツケが一挙に噴出しているようだ。