テレビでよく聞く言葉に「やばい」がある。
もともとヤシや犯罪者仲間などの社会での隠語で、都合が悪いとか危ないことを意味する。
ところがこの言葉が「いい意味」で使われるようになってもう20年近いらしい。
いい意味に転用されてもあまり聞きたくない。
常識のある大人が使う言葉ではないと思う。知性が感じられないのだ。
雪が降った日の朝の景色
好ましいと思っている言葉は、「うるわしい」だろうか。
万葉の言葉では「うるはし」
漢字で書けば「麗し」、「美し」、「愛し」などとなる。
美しさの中に人の心を引きつける気品が感じられる様子を言うのだろう。
しかしほとんどこの言葉は聞かれなくなった。
鳥の中でもアカゲラは美しいし気品がある。
気品のあるバラと言えば「ピエール・ド・ロンサール」だろうか。