コロナウイールスの感染状況は、いよいよ第3波に入った。
北海道166人はかなり深刻な状況。東京293人、大阪226人、愛知129人も確実に増加傾向に入った。
カナリアのさえずりが止まりそうだ。
(炭鉱などで有毒ガスが発生した時、人間よりも先にカナリアが察知して鳴き声が止む)
しかし菅政権は「GOTOトラベル」の継続に固執、これからもアクセルを踏み続けるようだ。
そもそもコロナ感染対策とGOTOキャンペーンはなじまない。
コロナ感染対策の有効策は、人が動かないこと。車で言えばブレーキをかけることだ。
一方GOTOキャンペーンは、もっと動け、そのことに国がカネを出す、という少し品の無いやり方。
クルマで言えばアクセルを踏み込むこと。
これでは車体がギシギシ言い出す。
今の段階はとりあえずアクセルを踏まずニュートラルに戻すことだ。
北海道では識者の意見が二つに分かれる。
①もうすでに「感染爆発」が起こっている。政府が10月から東京発着の旅行を追加したことが分岐点だとする。
道民に2週間の外出要請が必要と主張。
②寒さと換気不足の影響が大きい。すでに若い人に感染が広がっていたものが気温が下がって症状が出てきた。
感染者を増やしたのは私たち自身。マスク着用や換気対策で減らすことが出来ると主張。
結局最後は個人による行動自粛に行きつくが、政府は感染を煽るような政策を取るべきではない。
政府がやるべきはPCR検査の拡充や医療体制の充実である。
あくまで「GOTOキャンペーン」に固執するならば、菅政権の命取りになるだろう。
二兎を追うもの一兎をも得ず