「人生、還暦からが本当の自分の人生だと考えています」
これは松原泰道老師の言葉だが、私もそんな感じがしている。
リタイア後はほぼすべてが自分の時間だから、自分のやりたいと思っていたことが出来る。
ガーデニング、読書、ブログを書くなど時間がいくらあっても足りないくらい。
一昨日から今日にかけて思いがけない大雪。
北海道の11月は、極めて中途半端で秋でもなくそうかといって冬でもない。
生涯にわたり女性と花の究極の美を探求した秋山庄太郎の写真美学のエッセンスが込められた1句。(朝日俳壇)
いささかの紅をのこして冬のばら
谷村新司の「群青」の一節も良い。
手折れば散る薄紫の花に似てはかなきは人の命か
せめて海に散れ 思いが届かば せめて海に咲け 心の冬薔薇
薔薇(いおり)作出国日本
温かみのあるクリーミーなカフェ・オレ色の花をつける。
やや控えめな印象は日本作出のせいだろうか?
空と海という無限の大きさを名前とした空海は、四国の東南端室戸岬で修業した。
山中で一人真言を唱えていると太平洋から日が昇ってくる。
日が昇る少し前に金星が赤々と輝いている。明けの明星だ。
田舎に住んでいる余得は、日の出が日常的に体験できることだろうか。