マイク・ペンス米副大統領は6日、議会によるジョー・バイデン氏の大統領選での勝利認定を阻止しない意向を表明した。
いろいろすったもんだがあったが、ほぼジョー・バイデンの大統領が確定的になった。
一部には内戦の危機も囁かれていたので、きわどいところでアメリカは踏みとどまった。
アメリカの民主主義の底力に敬意を表したい。
もともとアメリカの3権分立はしっかりしていて、独裁国家になりにくい性格を持っている。
トランプのような異端児が出て来ても、議会(地方議会も含めて)や司法は言いなりにはならなかった。
不正選挙が行われていると声高に騒がれたが、すべて否定された。
どういうわけか日本でも、一部右翼系?の人たちがアメリカの選挙制度に口をはさんでいたが「贔屓の引き倒し」みたいなもの。
私は政治家を「保守」とか「リベラル」で切り分けないようにしている。
保守の論客西尾幹二は次のように述べる、
若い人には特に申し上げたいのですが、保守的であるとか、革新的であるとか、そういうレッテルを、ものを考えていく価値基準にしないで欲しいのです。
レッテルは価値基準になりません。では何が価値基準か、別の基準をだしてみましょう。私は真贋、本物と偽物の区別というもう一つ別の尺度があるのではないかと思います。
人種的な敵愾心をもって大統領になったトランプは、間もなく舞台から去るだろうが、しばらく舞台の袖でがなり立てるだろう。
バイデンの米国は、戦後の自由主義社会を支えた「自由で民主的な秩序」の再建を試みる。
この点について日本は協力するべきだろう。