石破自民党総裁が裏金議員12人を非公認にした。
かなり思い切った対応だと評価されそうだが、そうでもないようだ。
甘い対応を非難する国民の怒りに慌てて切ったカードだ。
いわゆる「出し遅れの証文」。
泉鏡花の小説「湯島の白梅」を思い出した。
ドイツ語文学者の早瀬主税と、彼の愛人である元芸者のお蔦との物語。
主税ーー「月は晴れても心は暗闇だ」
お蔦ーー「切れるの別れるのって、そんなことは芸者の時に云うものよ。今の私にや死ねと云ってください」
石破総裁は泣いて馬謖を切ったようだが、国民の目は覚めている。
大上段に刀を振り上げた様子は、下手な田舎芝居を見る感じだ。
斬られた議員の泣き言より、お蔦の言葉の方が「筋が通っている」
こんな田舎芝居に公明党の石井代表が援助出演のつもりか?
公明党は、安部派5人衆の兵庫9区の西村康稔氏と、埼玉13区の三ツ林祐巳氏に推薦状を出した。
自民党が非公認にしているのに公明党が推薦状を出すとは驚きだ。
クリーンな公明党?という看板は付け替えてもらいたい。
「政治は最高の道徳を行ふものでなければならぬ」
第27代内閣総理大臣浜口雄幸