選挙戦の火ぶたが切って落とされたが、見たくない選挙区が和歌山2区だ。
年齢もさることながら裏金まみれだった二階元幹事長が引退し、3男に地盤を譲った。
有力な対抗馬もおらず、二階伸康圧勝かと思われた。
しかしそこへ離党勧告された裏金議員筆頭の世耕弘成が、参院から鞍替えして無所属で出馬するという。
血で血を洗うような「仁義なき戦い」が繰り広げられているらしい。
世耕氏は自民党総裁選でも安倍派参院議員をまとめて高市早苗応援に回ったようだ。
離党した人間が外部からコントロールするとは何とも理解しがたい。
二階派は石破支持に回ったようだから、高市支援の世耕は遠慮なしだ。
衆院選後に自民党内で何やら内紛が勃発しそうな雲行きだ。
このような動きを見ていると人間の業を思わざるを得ない。
高野山の足元でこんな醜い戦いが繰り広げられているのを弘法大師はどう思っておられるか。
権力はあればあるほど良いと思っているのだろうが、虚しいとは思わないのだろうか?
究極の勝利を得るには、無情でなければならない。 ナポレオン・ボナパルト