日本の場合、組織は一種の家族関係になる。
血脈、人脈、金脈などの「脈」で動くから、話し合いとか根回しが至極大事になる。
ということは「意思決定」が極めてあいまいな形で決まる。
その欠点を補うためには、トップは人格者でなるべく座りの良い人が選ばれる。
(世話人型リーダー)
上記のような「日本型リーダー」の枠に入らないのが「安倍・菅」政権だ。
まず倫理観がない。けれども権力欲は旺盛だ。そして責任を取らない。
初期の段階では上手くいっているように見えても、内実は「嘘で塗り固めている」から想定外のことが起きたら対処できない。
まさに今目の前にしている「コロナ過」が良い事例だ。
組織が「不条理を回避」するためにはどうしたらよいか?
人間が常に誤りうる存在であるという自覚が必要。(煩悩具足の我らという自覚)
その誤りを積極的に受け入れる度量。
徹底的に批判的議論を展開する。
同じ誤りをしないように新しい戦略・状態・制度を創造する。
安倍・菅政権はマキュアベリズムに侵され、ヒトラー的手法を学んだがために、自分たちが完全・合理的な人間だと錯覚した。
このタイプが陥りやすい罠は、「勝利主義」、「集権主義」、「全体主義」である。
今の段階で徹底的に批判しておかなければ、この国は戦前の「狂気の世界」に陥る可能性があるのだ。
「開かれた組織」を作り出すことこそが、コロナに打ち勝って新しい日本を生み出す力になるであろう。