「仕えられることに慣れている人たちには、言葉がない」
森村誠一
組織の中でそこそこ上の方に行くと、自分は机の前に座っているだけで、すべては周りがやってくれる。
だからだんだん語彙(ボキャブラリー)が貧困になる。
ボキャ貧だけなら許せるが態度もでかくなる。
草花たちは言葉を発しないが、豊かな表情で語りかけてくれる。
ケマンソウ(タイツリソウ)
沢山の花が垂れ下がった様子から仏殿の華鬘に見立てたもの。
コロナ過で感染が増えたケースを見ると、だいたいが多人数で飲食をしているケース。
ひとりで食べたり酒を飲む分には、ほとんどリスクがないだろう。
人間というのはどうしても「群れたがる」習性があるようだ。
楊流(ようりゅう)の花は飛んで江水に流れ、王孫の草色は芳洲に遍(あまね)し。
金罍(きんらい)の美酒葡萄の緑、青春に酔わざれば愁いを解かざらん。
新井白石
楊流ーーかわやなぎ 王孫ーーつくばねそう 芳洲ーー芳しい中洲 金罍ーーこがねの甕
このうららかな青春に酔わなければ、愁いを解き放つことはついにできまい。
花海棠
花言葉は「美人の眠り」
ほろ酔い加減で眠そうにしている楊貴妃を見て皇帝が「海棠の眠り未だ足りず」と言ったことに由来。