いよいよ現行の健康保険証の新規発行が12月2日で停止される。
政府は「マイナ保険証」への一本化を目指しているが、利用者の不便などお構いなしだ。
我々使うほうもそうだが対応を求められてきた医療側からも「使い勝手が悪い」と不評だ。
いまだに利用率は10%台らしい。
発行済みの健康保険証は最長1年間利用できるらしいが、その先はどうなるのだ?
独善的な河野太郎が推し進めた政策だが、今後いろいろな問題が噴出するだろう。
デジタルの活用は、利用弱者がいるという前提で政策を進めるべきだがそんな配慮は全くない。
特に問題になるだろうと思うのは、マイナカードに書き込まれた電子証明書の有効期限が5年だ。
切れたのを知らずにいると、治療費の全額請求が発生するという。
評判の悪い河野太郎もいなくなったし、幸い?自・公の与党は過半数割れだ。
こんな時こそ野党はまとまって「健康保険証の期限延長」を推進すべきだ。
東京経済大学上机美穂教授
「マイナ保険証への一本化は事実上のマイナンバーカード所持の義務化だが、情報流出のリスクや国民の不安が増す懸念がある。政府はいったん立ち止まり、制度を再考すべきだ」