行雲流水の如くに

秋深し、徒然草を読むーーそして雪の日の薔薇

徒然草第十三段

ひとり燈(ともしび)のもとに文をひろげて、見ぬ世のひとを友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる。

たったひとり、燈火の下で書物をひろげて、昔の人を友とするのは、この上もなく、心の慰めとなることだ。

 

ある程度年を取らないとこのような感想はもたないと思う。

仲の良かった友は、鬼籍に入ったり遠隔地に住んでいたりするから、頻繁に会うわけにもいかない。

自然と向き合うか、昔の人の書いた書物を読むようになる。

今も徒然草をひろげている。

 

7日にかなりの雪が降った。

冬が来るには少し早すぎる。2~3日でこの雪は消えたが。

薔薇(マチルダ)はこの雪の中でも頑張る。

 

徒然草第八段

世の人の心まどはすこと、色欲にはしかず。人の心はおろかなるものかは。

最近も将棋の桂馬のように飛び跳ねて顰蹙を買った政治家がいたようだが。

久米の仙人も「物洗ふ女の脛の白きを見て通を失いけむ」とあるから、まあよくあることなんだろう。

 

薔薇(レヨンドゥソレイユ)

この薔薇は夏が過ぎてからたくさんの花を咲かせてくれた。

 


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コメント一覧

megii123
shimaさん、こんにちは。
自分より年上の人が鬼籍に入るのはそれなりに納得ですが、この数年自分より若い人も三途の川を渡ることが増えてきました。
こんな時は心が痛みますね。

万葉集の歌などを口ずさんでいると心が和みます。
千年以上前の人と心が通じる瞬間でしょうか。
megii123
徒然さん、こんにちは。
こちらに移り住んでもう20年ほどになります。
最初のころは時々上京していましたが、コロナ以降はめっきり減りました。
自然と庭仕事と読書が生活の中心になりました。

いやー、後段の文章はなかなか面白いです。
大いに笑えました。
fumiel-shima
行雲さん、おはようございます。

「鬼籍に入る・・」で思いだしました。
先日私の幼なじみや同級生のことが知りたくて、数少ない連絡できる小中学校の同級生に連絡をとりましたら、やはり閻魔(えんま)大王が持っている閻魔帳に記録された人もかなりいました。

私は硯に向かうことはありませんが、『ひぐらしパソコンに向かひて心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく・・・』は時々あります。

いいヒントをいただきました。
こういう思いも大切ですね。
nonaka12345
>見ぬ世のひとを友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる。

しみじみ夜の静けさも手伝ってかんじいりました
色々行雲流水さん教わります ありがとうございます
老境にある自分だからよけいに心に沁みます
よき年を取りたいです

調子にのった 玉〇 笑うしかないわ
自分の玉は政党に(正当に)転ばさないで使いなさいアホ
はしたない言葉で失礼しました 徒然
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