徒然草第十三段
ひとり燈(ともしび)のもとに文をひろげて、見ぬ世のひとを友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる。
たったひとり、燈火の下で書物をひろげて、昔の人を友とするのは、この上もなく、心の慰めとなることだ。
ある程度年を取らないとこのような感想はもたないと思う。
仲の良かった友は、鬼籍に入ったり遠隔地に住んでいたりするから、頻繁に会うわけにもいかない。
自然と向き合うか、昔の人の書いた書物を読むようになる。
今も徒然草をひろげている。
7日にかなりの雪が降った。
冬が来るには少し早すぎる。2~3日でこの雪は消えたが。
薔薇(マチルダ)はこの雪の中でも頑張る。
徒然草第八段
世の人の心まどはすこと、色欲にはしかず。人の心はおろかなるものかは。
最近も将棋の桂馬のように飛び跳ねて顰蹙を買った政治家がいたようだが。
久米の仙人も「物洗ふ女の脛の白きを見て通を失いけむ」とあるから、まあよくあることなんだろう。
薔薇(レヨンドゥソレイユ)
この薔薇は夏が過ぎてからたくさんの花を咲かせてくれた。