行雲流水の如くに

誰の言葉を信じてついていくかーー逆境のリーダーシップ

アメリカは比較的歴史の浅い国だが、多くの偉大な指導者を輩出してきた。

なかでもその頂上に位置するのはエイブラハム・リンカーンであろうか。

リンカーンは公正で、信頼に値し、誠実、率直かつ健全な道徳原理の持ち主である。

何よりも嘘を言わない。

ドナルド・トランプや安倍晋三とは対極に位置する。

 

人間の本質は、危機的な状況が訪れた時にどのように対処するかで明らかにされる。

現在世界を危機に陥れているコロナウイールスに対し、真正面から向き合っていると評価されているのはドイツのメルケル首相である。

リンカーンに匹敵するような資質を持っている。

 

翻って我が国の状況を眺めてみると暗澹とせざるを得ない。

安倍晋三が、8年近くにわたって嘘をつき通してきたツケが一挙に噴出している。

何よりもこの危機に真正面からぶっかって突破しようという覚悟が感じられない。

さらに迷走のタネを振りまいているのが「専門家会議」である。

「この1~2週間が瀬戸際だ」と2月の後半に言いだしてから、未だに瀬戸際が続いている。

 

この人の話なら信じてついて行こうと思う人は何人かいるが、山中伸弥教授の提言が素晴らしい。

①自分を、周囲の大切な人を、そして社会を守ろう

②医療体制を整備し、医療従事者への偏見をなくし、、医療崩壊を防ごう

③目的を明確にした検査体制の強化

④国民への長期戦への協力要請と適切な補償

⑤ワクチンと治療薬の開発に集中投資を

 

1863年11月19日、リンカーンの冒頭と最後の言葉が次だ。

「今を去る87年前、われわれの祖父たちは、この大陸に自由という観念に基づいて考えだされ、すべての人間は平等に創造されたものであるという命題にそのすべてを捧げる、新しき国を生み出した。---

そして、人民の、人民による、人民のための政府を、この地上から消滅させるようなことを、断じて許すまいと決意しようではないか」


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