行雲流水の如くに

「第二自民党」はいらないーーー立憲民主党の孤独な闘い

政治勢力を分類するときに、保守とリベラルというのが一般的な分け方だろうか。

しかし何をもって保守とリベラルを分けるのか判然としない。

衆院副議長で立憲民主党を引退した赤松広隆の次の言葉がわかりやすい。

日本の政治には「保守」と「リベラル」の二つの軸が必要。(立憲民主党は)人権や環境を重視し、社会保障制度の充実を図ると言ったリベラルの理念や立場を明確に語り続けないと本物の政権にはならない。

 

最近の日本の政界を見ると、自民党は、岸田政権になってハト派的な柔らかい雰囲気を出しているが、安倍晋三を中心とする保守派の勢力がまだ強い。

公明党は選挙前にカネをばらまくだけの「御利益優先主義」の政党に堕してしまった。

日本維新の会は、自民党よりも右寄りを目指しており経済政策は「新自由主義」そのもの。

そして何を焦っているのかわからないのが「国民民主党」で、与党すり寄りが見苦しい。

 

立憲民主党の小川政調会長が、19日の高松市の青空集会で語っていた話が新鮮だ。

ロシアのプーチンがあのような振る舞いをするのは、

①健全な野党がいない②22年にわたる長期政権だ③言論の自由がない

この三つが原因だ。

だから日本には健全な野党が必要だという論理になる。

 

そしてもうひとつ面白いと思ったのは、

昨年の衆院選で香川1区から維新の候補者が出馬した。

自民党の平井卓也、立憲民主党の小川淳也、維新の会が町川順子(玉木雄一郎の元秘書)

どこから票を得たかというと自民党からだという。

ここへ国民民主党が候補者を出せば保守地盤の食い合いになるだろう。

であるならば参院選で香川県に立憲民主党が独自候補を立てても行けるのではないかという考え方。

 

赤松広隆は次のようにも語る。

共産党の志位和夫委員長には「連立政権に加わるのではなく、今の野党が政権を取った場合、その政権の”協力勢力”という位置づけの方がいいのではないか」、と説得している。


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