今日の北海道新聞に衝撃的なニュースが流れた。
「政府、拉致生存情報を封印」
拉致問題を巡り北朝鮮が2014年、日本が被害者に認定している田中実さんら2人の「生存情報」を非公式に日本政府に伝えた際、政府高官が(2人の情報だけでは内容が少なく)国民の理解を得るのは難しい」として非公表にすると決めていた。安倍首相も了承していたという。
田中実さんともう一人は金田龍光さん。
この情報に対し、菅官房長官は例の如く「具体的内容について答えることを差し控える」との発言。
もしこれが事実だとしたら、この時の対応は大いに問題がある。
少なくとも本人に帰国の意思があるかどうか確認すべきであった。
もしそのようなことも行わず、この事実を隠ぺいしたとしたら国民に対する背信行為であろう。
この情報は、複数の政府関係者が明らかにした。
どうも安倍官邸周りで何かが起こっている。
官僚が義憤に駆られて発言したのか?そうだとしたら安倍政権は内部から崩壊の過程に入ったようだ。
おりしも昨夜、二階幹事長(二階派)、菅官房長官(無派閥だが菅グループを形成)、森山国対委員長(石原派)が会談したという。
二階派というのは「来るものを拒まず、去る者は追わず」という主義だという。
オープンということだが、逆に言えば無節操で、かなり変な代議士が紛れ込んでいる。
桜田義孝、片山さつきなどがそうだし、今回は秋元司容疑者だ。
菅官房長官もグループ拡大が度を過ごしたのか、菅原一秀や河井杏里で傷を負った。
この会談は、「安倍を守ろう」という空気が薄れて、「非安倍勢力」に転じるのか、それとも「反安倍勢力」に踏み込むのか? 当分目が離せない。
この状況では、解散も無理だし、ましてや「憲法改正」など出来ない。
来年の通常国会は、「桜吹雪」が舞うのか、それとも「カジノ相場」が吹き上げるのか?
野党は総力を挙げて追及すべきであろう。
今のような「道義心」の欠如した政権に、この国のかじ取りをして欲しくはないのだ。