行雲流水の如くに

カジノ解禁で日本を品格の無い国に貶めるのか?--どこまで追い込めるか東京地検特捜部

東京地検特捜部は、元内閣府副大臣でIR担当だった衆院議員の秋元司容疑者を収賄容疑で逮捕した。

今後捜査の進展を見守りたい。

 

カジノ解禁絡みの収賄事件としては大した金額が動いていない。

秋元議員はスキャンダルのデパートと言われているくらい「反社会的勢力」なみの言動が多かったようだ。

秋元議員も相手の中国企業もしょせん小物だ。

日本の政界や世界のカジノ界のもっと大物が動いているのだが、このルートで何が行われているかは不透明だ。

 

統合型リゾート(IR)は、カジノのほか国際会議場やホテルなどを一体的に備えた施設をいう。

問題はカジノだ。要するに「博打」のことだ。本来堅気のする遊びではない。

日本政府は正面から取り組んで、「日本経済の発展には必須」などとうそぶいているが、まともな政治家だったらやるべき案件ではない。

 

安倍政権にとっては、「桜を見る会」で火が付いて、一目散に逃げ切りを図ろうとしたのだが、新事実(例えば60は首相枠がほぼ確定)が出てきて逃げ切りは無理だ。

そこへ、「秋元事件」だ。

安倍晋三という王、菅義偉という飛車は、王手飛車取りをかけられてもう逃げ場がない。

IR案件は安倍首相と菅官房長官が推進役だという。

安倍首相はトランプから脅迫に近い形でカジノ推進を指示されている。

MGMリゾーツ(本社ラスベガス)は大阪での統合型リゾートに全面的にコミットしている。

維新の会は安倍官邸と手を組んで、「憲法改正」に賛成している。

カジノや万博での協力を期待してのつもりだろう。

あわよくば公明党を与党から追い出して政権入りを果たしたいのか、この政党は何を目指しているのかよくわからない。

ラスベガス・サンズなども動いているようだ。

会長のシエルドン・アデルソンはアメリカ屈指の富豪だ。

虎視眈々と日本のマーケットを狙っている。

富裕層からカネをむしり取る程度なら、それもありかと思うが、そんなわけにはいくまい。

 

ホテルや観光施設を作るのなら、特に問題はないと思うが、そこにカジノが加われば大問題。

日本の「国柄」を貶めることになるであろう。


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