政権与党は「権力」を保有するから、その権力に有象無象が吸い寄せられる。
白蟻たちは、その権力を陰で操ろうとする。
疚しいところがなければ白昼堂々と陳情すればよいのだが、必ず政商タイプの人間が現れる。
そうだ、「カネ」で転がそうとする。
政治家のほうも自制心があれば受け取らないのだが、欲のほうが勝るのだろう。
元農水産大臣吉川貴盛などは、その手合いか。
カネの出し手は「アキタフーズ」秋田元代表。
現金を新聞紙でくるんで大臣室で渡したという。実に古いしそっけないやり方だ。
せめて菓子折りの底に忍ばせるくらいの余韻もないのか?
賄賂政治で勇名をはせているのは、江戸10代将軍家治の時代に老中になった田沼意次だ。
この上はなほ田沼るる度毎にめった取り込む主殿(とのも)家来も
最近の安倍・菅政権の乱れは、田沼政治並みということか。
自民党はこのタマゴ賄賂問題を大きく取り上げられたくないので、北海道2区の補選は不戦敗にするという。
何ともいじけたやり方だ。
結局今の自民党は、表や裏でカネを配る業界団体に牛耳られている。
カネを出さない個人に対しては単なる「リップサービス」
格差はますます拡大する。
腐敗する自民党に対して「お灸をすえる」必要があるだろう。
もしくは全自動忖度機ならぬ人力洗濯機で「洗濯する」必要がある。