行雲流水の如くに

不透明感漂う中東情勢のうさん臭さ

サウジアラビアの石油施設が何者かの手によって攻撃され、同国の生産量の約半分に当たる日量570万バレルが生産停止に追い込まれ、復旧に数か月かかるという情報が流れていた。

すぐに犯人探しが始まったのだが、アメリカのポンペイオ国務長官は待っていたように、イラン犯行説を流した。

当然イランは否定する。

そしてなぜかイエメンの反政府勢力フーシー派が犯行声明を出した。

「一体どうなっているのだ?」というのが率直な感想だ。

 

この地域で一番戦争をしたがっているのはどの国か?

今までの言動から考えると、アメリカのボルトン(もうやめたが)でありポンペイオだ。

(ポンペイオは前任がCIA長官だったから水面下でいろいろな手立てを考えるのは得意かもしれない)

そしてイスラエルのネタニヤフ首相も「イランを犯人に仕立て上げたい」という考えが見え見えだ。

 

被害を受けた当事者のサウジの動きも不可解だ。

アブドルアジズ・エネルギー相は、早期復旧を明言し、すでに200万バレルの生産を開始したという。

ということは大した被害を受けていないということになる。

それとサウジはアメリカ、中国に次いで第三位の軍事大国だ。(軍事費の額)

それなのにドローン10機くらいで簡単に虎の子の石油施設がやられというのも解せないところだ。

 

ひとつの救いはトランプ大統領はあまり戦争をしたがっているようには見えないことだ。

ということはアメリカのホワイトハウスの中で何らかのせめぎあいがあるのであろうか?

 

日本も石油の輸入はサウジからを含めた中東地域から8割がた輸入している。

他人事ではないのだ。

だが軽々に動くべきではあるまい。今は事実関係の把握に全力を投入すべきだろう。


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