中国やフィリピンなど各国が領有権を主張している南シナ海の西沙(パラセル)諸島沖にある海底穴について、海南省の研究チームは、世界で最も深いことを確認したと発表した。海洋環境の開発が進むなか、早急な自然保護の必要性が求められている。
中国・海南省三沙市でサンゴ礁保護の活動している研究所のチームは、昨年8月から今年6月まで水中探査ロボットを使って穴の規模を測定した結果、穴の深さは300メートル89センチに及ぶことがわかった。
これまで世界最深とみられていたバハマ諸島のロングアイランドにある「ディーンズ・ブルー・ホール」の記録202メートルを100メートル近く上回る結果となった。
今回、世界一の深さだと判明した海底穴は、西沙諸島の南西部に位置するサンゴ礁にあり、地元の漁師の間では古くから孫悟空がここに如意棒を突き刺した穴だとか、龍が生まれた「ドラゴン・ホール(龍洞)」だという言い伝えが残る神秘の穴だ。
また研究チームは、穴の上層部でミノカサゴやブダイなど、20種類以上の新種の海洋生物を発見した。深さ100メートル以上の深海は酸素がないため、生物は見つからなかったが、三沙市では、今後5年かけて、詳しい探査や環境保全に取り組んでいく予定だ。
>環境保全は理解できるが それが中国じゃ・・・ギャグだろ(笑) どれだけ 珊瑚を埋め立ててきたんだか・・・。