Menkarm World

メンカームの趣味の部屋へようこそ!

先生!自然の摂理を無視してませんか?

2019年11月28日 00時43分12秒 | タイで子育て
「理科の実験があるので、週末に同じ班の同級生の家へ行く」と娘が言うので何の実験か尋ねると、「水槽へ入れる水草の量の違いによる稚魚の成長の違いを比べる」そうだ。「それで稚魚はどうするの?」と尋ねると、親魚を育てて産卵させるところからが課題と言うので仰天。
「お前ねぇ、魚は普通どの時期に産卵するか知ってるか?」と尋ねると、「え?パパが飼ってた魚はよく小さいのがチョロチョロしてたじゃん」と答える娘。
「あのねぇ、自然だと雨季が始まって住む場所が広がり、餌がたっぷりある時に産卵するの。魚は水温や水質や日照時間の違いから季節を知って産卵するんだよ。」と教えると、「それじゃあ出来ないってこと?」と言うので、「売っている鑑賞魚でやるなら産卵のノウハウがあるから、魚に雨季が来たと思わせて産卵させられるよ。でもね、今からイサーンは気温が下がるでしょ?産卵以前に殺さずに実験を終えられるかだな。」と答える私。

私が暮らすウドンタニは、12月から3月頃まで気温が下がる事があり、最低気温が20度を割る日が、短くても2週間、長いと1ヶ月以上続く。1日の最高気温が13度という日もあるので、屋外へ置いた小さな容器で飼うと水温の低下に耐えられない魚が多い。

どの魚で実験するか尋ねると、プラーカット(ベタ)

と言うが、水質にうるさくなくエアレーションも不要で飼い易くても水温は20度以上必要。元気が良いのは28度前後らしい。
「この時期ならヒーターが要るよ」と娘へ伝えると、「実験の決まりでヒーターは使えない」と言う。

私の経験では南米原産の卵胎生メダカのプラティ

が屋外の水槽でも飼育可能だったが、それでも涼しい時期には産まなかった。
例え産んでも、水温の低下で殺してしまうだろう。この課題は自然の摂理を無視しているのでは・・・?
6月頃から実験を始めれば何てことは無いし、今の時期でもタイ中部以南なら難しくないと思うが、タイ北部のチェンマイと平均気温が大して変わらないウドンタニで気温が下がる今の時期にどうしろと言うのだろう?

課題を提出しなければ良い評価は得られず、それが高校受験にまで影響する。
娘へ任せて失敗するのを見るべきか?それとも親が手を出し「そっとヒーターを使ってw」やってしまうか?あ~悩ましい。

貴方のクリックとコメントが、このブログのパワーの源です。
下の2つのバナーへ応援クリックをお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ海外生活ブログ タイ情報 人気ランキングはこちら
リアルタイムに更新される新着記事一覧(右下)からタイの今が見える。お薦め。

タイ・ブログランキングタイの人気ブログが大集合!!
登録数 アクセス数 最大級のブログランキング
ブログの世界が広がります。

PVアクセスランキング にほんブログ村
コメント (9)