今回の記事は自殺を含むネガティブな内容もあるので、苦手な方は読まれない様に!
家業は花卉の生産で生活必需品では無いので節約の対象となってしまい、顧客の園芸店は半分以下へ減り、地元園芸店への卸売はコロナ前の2割程度(8割減)と激減。
単価と月の販売数を掛けると判るが、妻が得意な観葉植物のシダを通販サイトで販売しても、売上は雀の涙となりそう。
こんな事をやっていると、どう頑張っても浪人中の娘を大学へ行かせるのは難しいだろう。
先週は顧客の園芸店2店舗の店主が相次いで亡くなられた。
1人はSNSへ真っ黒な画像を投稿され、周囲から心配する声が上がっていた中での首吊り自殺。
もう1人は店舗内にて刺殺体で見つかったそうだが死因は伝えられず、事件にもならず、子供がSNSへ「お母さんは借金があった」と書いたそうなので自らを刺しての自殺と思われる。
妻と知り合いのバンコク郊外の園芸店主は、シダの胞子培養へチャレンジしても失敗ばかりと妻へ相談されたそうだが、その2日後に自殺未遂。発見が早くて助かったそうだ。
例年なら雨季へ入って売上が落ちても、乾季へ入って子供の新学期の学費納入やタンブン(宗教行事への寄付)が一段落すると、11月頃から一気に売れ始めるが、しっかり仕入れて準備しても今年は全く動きがなく、資金的に行き詰まってしまったのだろう。
以前なら地方の園芸店の売上は、主に学校や役場や国の出先機関等の公共施設の装飾に使われる植物で、祝祭日や政府要人の来訪がある度によく売れていたが、近年はほぼ民需のみとなり、売上は大きく減少。
最後の頼みの民需も、この不景気で全くパッとしない。
不景気の原因は…
少子高齢化、急激なインフレ、軟調な輸出、高水準の家計債務や借り入れコストと言われているが、農業以外に大した産業が無いウドンタニの郊外の農村で暮している私から見ると、大きな問題は地域へお金が落ちない事。
通販の普及により我家でも地元集落のお店で買うのはほぼ生鮮食品だけとなっており、家業で使う農薬や肥料や鉢などの資材も大部分は通販。
通販は品揃えが良くて価格も安く、買い物へ行かなくて済むので時間も交通費も節約出来る。
そして生鮮食品も大手資本の店が人気であり、集落のコンビニ形態のお店が量り売りの食肉を扱い始めて安くて新鮮と好評なので、市場の個人商店は苦戦している。
また大手コンビニはアプリから買うと割引があり、100バーツくらいの購入から無料配達。
こうなると集落の個人商店は太刀打ち出来ない。
零細な個人事業主は、売上が落ちて苦しんでいるところに、所得税を簡易に算出する見なし利益率を一律売上の4割へ引き上げられて所得税を吸い取られ、自宅や店舗の固定資産税も以前ならタダ同然だったのに、市街地なら小さな民家でも数千バーツだそうで、それらの負担増に苦しんでいる。
そして地方の経済へトドメを刺したのが年に数回支給されていた農業補助金の停止。
昨年は前期(田植え頃)が支給されなくて苦しむ人が多くても、後期分が12月に出て潤ったが、今年は現金の振り込みではなく肥料の現物支給という話を聞いただけで、結局何も無いままとなっている。
代わりにデジタルマネーと言われながらも現金を貧困者や障害者へ第一弾として支給されたが、対象者が限定されたからか奥の集落と市場を結ぶ我が家の前の道を行き来する人が増えて賑わったのは数日だった。
流通や購買様式の変化で地域へお金が落ちなくなり、所得税や固定資産税の増税で政府に吸い上げられ、農業補助金の停止で地域へ落ちるお金が止まってしまった。
残りの人達へのデジタルマネーと呼ばれるお金の給付を期待したいが、政府がお金を支給しても、どこかで帳尻を合わせる為に吸い上げるので、景気がどの程度改善されるのか気になる。
我家では地域の園芸店向け卸売の減少分を、取り扱い品種を増やす事や小売への再参入や輸出向けの強化でカバーしたいと頑張り続けており、子供達から時代の流れへ乗れと通販サイトへの参入を勧められて、妻が配送資材の準備を始めたが、私が調べると妻が得意なシダの販売ランキングはこの通り。
単価と月の販売数を掛けると判るが、妻が得意な観葉植物のシダを通販サイトで販売しても、売上は雀の涙となりそう。
こんな事をやっていると、どう頑張っても浪人中の娘を大学へ行かせるのは難しいだろう。
こうなったら主夫兼自宅警備員な私が働くしかないが、18年近くタイで暮らしても子供達へ日本語を話して欲しくて自宅では日本語のみを通したので、私のタイ語は幼児レベルのままであり、タイでの就職は難しそう。
それならと日本の転職サイトへ登録して求人へ応募したが全く音沙汰無し。
18年もブランクのあるネットワークエンジニアで、持っているのは前の職場の社内資格だけ。しかも57歳では要らないわな。
orz
50代実績有りの求人を見ても、その賃金では日本の生活費で消えてしまい、娘の学費は出ない。
何があっても、どんな手段を使っても娘を大学へ行かせる決意だが、コロナを乗り越えた先がもっと厳しくなるなんて…。
(;_;)
日本もそうですがタイの田舎は補助金漬けでしょうから補助金無しではやってられませんね (緊縮財政は無理ですと朝倉先生も仰ってましたw)
バーツ高は輸出を減らしてるだろうし、それにつけて世界的なインフレが加速してますからタイだけが無傷で今まで通りの運営を続けるのは無理でしょう
うちの弟は食堂やってたんですけど 近くに安くてウマい量販店が出店してきて売り上げが激減して
どうするのかな?と ヘルプが来たなら助けるしないと準備してたのですけど 突然の悲報に助ける機会を失いました
人間は暗くなっちゃうと どこまでも画面が黒くなるようですから気晴らしや気分転換が必要だと思ってます くだらないプライドなんかウッチャッて周囲に助けて!って言えるだけも人生好転する時がありますから 恥なんかどうでもいいですよ
私も元妻から嵌められて身ぐるみはがされそうになった時、なりふり構わずお助けコールを飛ばしたじゃないですかwww
その効果は確かにありましたからね
まあだけど、この昼寝したようなチェンマイ人を見てると大丈夫なのか?と やる気あんのか?と心配になります
お金は空から降ってくる、貧しいコンタイはタダでもらって当然、外国人が富の源泉だから外国人からはボッタくってもイイ 場合に寄っちゃ騙して毟り取ってもイイ そのくらいの感覚ですからね(怒)
うちの事業も年々人件費は高騰するのに使えない人材ばかりで生産効率も生産量も落ちる一方
やっとこさ見習いスタッフが入ったと思ったら、同じ失敗を繰り返すのでLHから叱られて逃げちゃったんですよね(;´Д`)ハア~
こんな奴に最低賃金400バーツも払えないんですよ
最低賃金を上げたけりゃ田舎タイ人の民度を上げてからにシロ!と思いますがねw
とりあえず育成には私財をつぎ込んで延命処置を施していますが、それは廃業へのカウントダウンなのです
それにつけてアホな娘が医学部へ進みたいと妄言吐いてますけど浪人は許さんと伝えたばかりです
今でも学費+寮費+生活費+塾費用で月15万円は消えてますよ ネット塾冬期講習は別途6万6千円請求されてますが、それ以外にもリアル塾へ行きたいとか言ってます お前はナニ様なんだ? 本来なら月3千バーツで十分なケバくて痛いサンカンぺーンのヤンギャルなんだぞ!と言ってます
ま、愚痴っても埒があきませんから何とか藻掻いてみましょう
メンカームさんもなるべく奥様と共同で頑張ってください タイではタイ人の協力無くして何もできません 商売は場所が命ですからもし麺屋するなら富裕層多いバンコクが良いと思います 長くなりました
以前の固定資産税は低額で無いに等しい額で、税率が上がって移行軽減措置も終わりましたら、やはり負担に感じます。
米作への補助金は、米の価格が安いですから、無しではやっていけません。
集落の外れにある我家の周りでは米を作らなくなりました。
働きに出た方が確実に金になりますからね。
市場や顧客の動向は常に変化し、同じことを続けていたのでは行き詰まるのは当たり前で、微妙な変化を放置して行き詰まってからあたふたするのが我家です。w
コロナが終われば…とじっと我慢していたのですが、歳出削減なのか政府関連の購入がピタッと止まり、祝祭日や要人来訪でも写真と旗や布での装飾になってしまい、民需もサッパリで高めの商品を買われるのはラオス人が中心。
卸売もまとめて出るのは、ラオスとインド向け。
普段の生活に困らない収入はありますが、娘の学費は出そうにありませんから困ってます。
2年前から取り組んでいた新商品がようやく出始め、苗を仕入れて下さる新規取引先が出来たりと良いこともあるのですが、これらは不況真っ盛りの園芸業界相手で、不安は全く払拭されません。
飲食へ走ろうかと飲食のコンサル系動画を観てますが、知れば知るほど厳しい世界。
リスクを取ってチャレンジしなければ何も変わらないのですけどね。
日本の地方の園芸業界で生き残れたのは大型店と通販。
我家は卸を通さず農園と直接取引してますし、輸送も他店の様に車を走らせず宅配便で効率的に運ぶ方法を確立し、バンコク近郊の園芸市場の卸と同じ価格で販売可能になってます。
大型店を出せれば良いのですが、資本は借金でどうにかなっても、働けるタイ人家族が妻だけで、店をやれば農園が動かないのが現状。
姪を連れて来ましたが、価値観が違いすぎて全然使えない。w
店を誰かに任せると、売上を抜かれるのが普通です。
何をやるにも難しいですね。
地方経済の大変な状況をわかりやすくご説明いただき、ありがとうございます。これでは車なんか売れるわけないですよね(うちは自動車部品製造業です)。「ローンの審査が厳格化しているから車売れない」みたいな話が報道されてますが、それ以前の問題とよくわかりました。実は農業はそれなりにいいんじゃないかと勝手に思っていたので、大変ショックです。
メンカームさん、就職先を探されるくらいなら、観葉植物の日本向け販売をされるのが良いのでは?個人向けでやってる人は今いないと思うので、ちゃんと日本語対応できればそれなりに需要はあるんじゃないかと思います。
主な産業が農業な地方は、規模が小さな農家が多くて、最近は大家族ではありませんから人を雇ったり機械を使ったりで、稲作は採算割れと言う人が多いです。
それでも補助金が出るので作っていたのですが、もう作らなくなるのではないでしょうか?
自動車販売については、今までが異常で月収1万バーツの人までが車を買ってまして、皆さん借金だらけ。
政府系金融機関の借金なんて毎年借り換えで済ましているだけで返す当ては無いらしく、担保の田畑だって誰が買うやら?
グループを作って相保証らしいですけど、「赤信号皆で渡れば怖くない」状態ですね。
農業は例えば米の様に誰でもそれなりに作れる物は低価格ですから、他業種同様に初期投資や栽培技術で参入障壁がある物が高値を提示でき利益を得易いです。
妻のシダ栽培は、商業ベースで大量に胞子培養出来る人がタイへ少なく、贅沢は出来なくても子供を十分に塾へ通わせるくらいの利益を確保出来ていたのですが、市場の急速な収縮で身動き出来なくなってしまいました。
趣味で観賞用植物を栽培される方は、タイだとそれなりの教育を受けた人が多くて高尚な趣味だと思われているらしく、あまり一般向けではないみたいで市場規模が小さいですから厳しいです。
植物は自分で生きてますし、タイは日本のように寒くないので、いくつかのポイントを押さえれば簡単なのに、なかなか普及しないのは残念です。
タイから日本の個人向けに植物の販売をされている方は居られます。
我家でやるのに壁になっているのは輸出国側の植物検疫でして、タイ国内へ植物検疫事務所はいくつかあっても、輸出前検疫をやっているのはバンコクだけ。
隣接県のノンカイへ国境がありますから、植物検疫をやる役場へ輸出前検査について問い合わせましたが、全く話が通じませんでした。
ウドンタニで輸出前検査をしてくれれば良いのですが…。
日本の植物検疫はかなり厳しいらしく、妻が育てた植物を輸出されている業者さんは、日本向けお断り。
日本の個人向けに販売されている方とは繋がりがあるので、輸出へ向いた植物の準備が出来たら詳細を伺って日本向けにチャレンジしたいですね。
家族順繰りに体調崩し、私も弱気になってます(汗)
月給二十万くらいで楽な仕事なら日本に帰ってすぐ就けますが、やっぱりタイでギリギリまで頑張りたいですよね。
タイで現地採用も基準は10万バーツとか聞きますけど、私達は放リ出される年頃ですから(笑)やっぱりやるなら事業ですよね。
日本ではホームセンターに草花木の苗を卸す農園が多いですけど、従業員募集は女性限定とかが多く、タイでやる為の修行を、との目論見が砕け散った事があります。
何かとりとめのない事を書きましたが、気楽にいきましょう!
あ、メンカームさんユーチューブ頑張るのはどうですか?
私はタイでラーメン屋をやりたいと思い、自宅はそれが可能なデザインにしたのですが、来て実際に調べると、日本とは全く様子が違うのに気付いてあきらめました。
もし強行してたら15年前に行き詰まっていたでしょう。
その方が40代前半で再就職が可能だっただろうし、良かったかな?w
日本で月20万でしたら食べるのには困らないでしょうが、娘の学費は絶望的ですよね。
まあ今のままでも絶望的なのですが…。
ウドンで十年以上商売してますと、某大型ホームセンターから仕入れを任せたいとか、ホテルの装飾植物を定額で頼みたいとか、美味しそうな話がいくつかあったのですが、妻は従業員を使うのが下手糞で全部自らがやろうとしますから、シダの生産と卸売だけで精一杯だったみたいで、話へ乗って行かなかったのですよ。
今でもウドンで観葉植物栽培をしている人は他に居ませんし、皆さんは枯らして困っておられるので、ホテルや飲食店向けに植物リースをやったらと薦めてますが、出来ない理由を探してばかり。
他人を信用できず、シアグン・シアベラーとかトラブルの心配ばかりしているのだと思います。
胞子培養にチャレンジされる方が周囲に多く、皆さん失敗されているので、有料で教えたらと薦めてますが、これも嫌みたい。
新しいことにチャレンジ出来ない人は終わりですね。
強情でプライドだけ高い人ですから、もう相手にするのは疲れてしまいました。w
娘が自立していれば、とっくの昔に帰国して月20万円で働いているでしょう。
(;_;)
ユーチューバーを目指して撮影しながら喋ってみた事はありますが、固くて全然面白くないので諦めました。w