昨日の朝の話。息子を塾に送った帰りに、同行した小3の娘が菓子が欲しいと言うのでコンビ二へ。駐車した場所がコンビ二の隣の家の門の前だったので私は車に残り、100バーツ(約300円)を持たせて娘だけ店内へ。娘が一人で買い物へ行くのはこれが2回目。何を買うか指定しない買い物は初めてだ。
しばらく待つとレジ袋を手に嬉しそうに帰って来たのだが、私へ返したお釣りは2バーツ。何を買ったのか袋を覗くと、グリコのポッキーが1つと明治のブルガリアヨーグルト(無糖)が2つ、そしてサントリーのウーロン茶(無糖)が2つ。計98バーツだ。太り過ぎが気になる私を気にしてポッキーを食べながら無糖のヨーグルトとウーロン茶と思ったようだ。
私の分も買って来てくれた事、私の体調を気にしてくれた事、そして5つの商品の価格を暗算して買い物が出来た事、嬉しいのでこのまま黙って帰ろうかと思いながらも、教えておかなければならないなとも思って迷いに迷ったが、やはり良い機会だから教えるべきと決意して、心を鬼にして叱る事にした。
私「お前、何でこんなに買ってくるの?」
娘「パパと食べようと思った」
私「パパと食べるなら1つか2つ買えば良いでしょ」
娘「・・・」
私「100バーツ渡したら、100バーツ買ってくるの?」
娘「ごめんなさい」
私「返してきなさい」
そこから娘は大泣き。帰宅したら自分の小遣いで払うから、返品は勘弁してくれと言うが許さない私。
娘の学校では給食もあるのに毎日小遣いを100バーツ持ってきて買い食いしている子供はいくらでも居るが、我家では許してないのだ。1日の小遣いは20バーツで、必ず残して帰るように決めてある。今回は小さいお金が無かったので100バーツ渡したのだった。
私「ママが100バーツ稼ぐのに、どれだけ大変か知ってる?100バーツあれば従業員が2時間以上仕事をしてくれるんだよ。どれだけ沢山仕事が出来るか分かる?」
涙を拭いてレジ袋を片手に店へ戻る娘。しばらく待つとポッキーと80バーツを手にほっとしたような顔をして戻ってきた。
私「店の人にご免なさいって言った?」
娘「言った」
私「店の人に何か言われた?」
娘「いいですよ。やってあげようって言われた」
私「良かったね。あなたも良い子だね。」
ポッキーを開けて私に1つ差し出す娘。
食べながら可哀想だったかなとも思うが、いつかは教えなければならない。
他人の財布を当てにして使いもしない物を買っては無駄にするような大人が
ここでは目に付く。
娘をそんな人にはしたくない。今回は娘の経済観念を育てる最初の一歩なのだ。
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しばらく待つとレジ袋を手に嬉しそうに帰って来たのだが、私へ返したお釣りは2バーツ。何を買ったのか袋を覗くと、グリコのポッキーが1つと明治のブルガリアヨーグルト(無糖)が2つ、そしてサントリーのウーロン茶(無糖)が2つ。計98バーツだ。太り過ぎが気になる私を気にしてポッキーを食べながら無糖のヨーグルトとウーロン茶と思ったようだ。
私の分も買って来てくれた事、私の体調を気にしてくれた事、そして5つの商品の価格を暗算して買い物が出来た事、嬉しいのでこのまま黙って帰ろうかと思いながらも、教えておかなければならないなとも思って迷いに迷ったが、やはり良い機会だから教えるべきと決意して、心を鬼にして叱る事にした。
私「お前、何でこんなに買ってくるの?」
娘「パパと食べようと思った」
私「パパと食べるなら1つか2つ買えば良いでしょ」
娘「・・・」
私「100バーツ渡したら、100バーツ買ってくるの?」
娘「ごめんなさい」
私「返してきなさい」
そこから娘は大泣き。帰宅したら自分の小遣いで払うから、返品は勘弁してくれと言うが許さない私。
娘の学校では給食もあるのに毎日小遣いを100バーツ持ってきて買い食いしている子供はいくらでも居るが、我家では許してないのだ。1日の小遣いは20バーツで、必ず残して帰るように決めてある。今回は小さいお金が無かったので100バーツ渡したのだった。
私「ママが100バーツ稼ぐのに、どれだけ大変か知ってる?100バーツあれば従業員が2時間以上仕事をしてくれるんだよ。どれだけ沢山仕事が出来るか分かる?」
涙を拭いてレジ袋を片手に店へ戻る娘。しばらく待つとポッキーと80バーツを手にほっとしたような顔をして戻ってきた。
私「店の人にご免なさいって言った?」
娘「言った」
私「店の人に何か言われた?」
娘「いいですよ。やってあげようって言われた」
私「良かったね。あなたも良い子だね。」
ポッキーを開けて私に1つ差し出す娘。
食べながら可哀想だったかなとも思うが、いつかは教えなければならない。
他人の財布を当てにして使いもしない物を買っては無駄にするような大人が
ここでは目に付く。
娘をそんな人にはしたくない。今回は娘の経済観念を育てる最初の一歩なのだ。
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コンビニ店員さんも良い人の様で(?!)。
今回は「お小遣いから返してもらう」でも、よかったのではないかと、私は思ったが・・・。
有れば有るだけ使っちゃう金銭感覚にしたくないですもんね。
心優しい娘さんで羨ましいです。
そこ教育・躾のタイミングが 丁度良かったと思います、一生身につくでしょう。
ハシビロコウさんおっしゃる、店員さんも良かったし。
冬の無い国では、有るだけ食べても また次に実ってきます。
しかし、そうでは無い国(土地)では、冬のために 食べ物や燃料等々(現代では資産やお金)残しておかなければなりませんからね。
いくら、お金の大切さ、子供へのケジメ、躾けとは言え、
今回の娘さんへの対応は、ちょっと厳しすぎるんでは?
私は、HIDEさんのコメントと同意見です。
私、甘すぎるでしょうかね。
我が子を「本当の意味」で自由放任主義で育てる親は既に我が子が責任の意味を理解し励行できているのを見極めた上で『放任』していると思います。
これはタイの一般家庭で見受けるキリギリス的な放置状態とはまるで逆のこと。
メンカーム家での現在は自由放任へ向けての準備段階かと受け止め、パパも涙を飲みつつ鬼になった事と思います・・・パパの鬼顔は素顔かっ!・・・と、突っ込むのは今回は遠慮します・・・ん? (爆)
お嬢さんは良い女性に成長するでしょうね。
私と食べようと一生懸命買って来てくれたのに
叱ってしまうのは心が痛みましたが
しっかりした経済観念を持たせるには
これだけのチャンスは滅多に無く
コンビニには迷惑を掛けましたが
返品に行かせました。
娘がずっと忘れないでくれたら嬉しいです。
HIDE IN NKさん
「お小遣いから返してもらう」でもと
私も迷いましたが、
娘はまだ小さいので
お金を払えば良いと勘違いされても困ると思い
返品させました。
可哀想だった分以上に
愛情を補填しましたので
娘は許してくれるのではないでしょうか?
ナリカーさん
周囲は「消費は美徳」という価値観で
だらだらとお金を使うのを
見せ付けてくれますので
どこかで教えないと将来困るだろうと思うのです。
母親もちょっとお金があれば無駄使いしますから
私が教えるしかないなあと思うのです。
あまりうるさく言い過ぎても
ギスギスした性格になりそうですし
難しいですね。
朝太郎さん
小言を言い続けても
それが普通になってしまいますから
理解できるようになれば
できるだけ早い内に「ピシッ!」と
一回で終わりにしたいのです。
コンビニには迷惑を掛けましたが
娘が買い物をする度に気をつけてくれたらと思います。
農業で自給自足していれば食べるのに困らないタイですが
父親が日本人ですから
少しは寒い国の価値観を身に着けて欲しいと思います。
NAOさん
そうですね。ちょっと厳しすぎたかなと私も思います。
実は私も娘と同年代の時に
蝋粘土の半透明な色の美しさが気に入ったので
小遣いを全部使っていくつも買って
返品に行かされた経験者なのです。
自分の小遣いで何を買おうが自由だろうと
反論したのですが許してもらえませんでした。
その時に私の心に取り付けられたブレーキは、
時々利きが悪くなりますが(笑)
私の生活を守ってくれてます。
だから娘にも一つ付けてやりたかったのです。
息子は教えるのが遅れて利きが悪くなってます。
厳しいやり方ですが
子供には我家のDNAを受け継いで欲しいのです。
ぺんぺん草さん
私も自由と責任はセットだと思ってます。
自分を律し、責任を理解できるから自由なのだと
中学生の息子には教えてます。
娘の今回は親の目を離れて買い物をする始めの一歩。
早速やってくれましたので
原状回復指令です。
回復するのは私の財布ではなく、我家の財布ですから
お店には迷惑を掛けましたし
娘にもハードルが高かったと思いますが
無事クリアしてくれて嬉しかったです。
日頃から鬼のような顔をしている私ですが
心には決して角はありません。
我子だけは理解してくれるものだと切望してます。(爆)
海外暮らしさん
親べったりで学校でも教室まで連れて行ってたのですが
今年から自立に向けて徐々に進めてます。
私が子供の頃と比べると過保護のような気もしますが
治安が悪くて女の子の一人歩きはさせられませんから
仕方がありません。
制約が多くても経験を積ませて
しっかり自立できる女性に育てたいです。
倹約は美徳、近年はこの言葉をバカにする拝金主義者も多いですが、大金持ちだって破産することがありますからね。
金銭を持ってようが、もってなかろうが、身の丈超えた浪費癖が問題なわけです。
私の読んだ信頼できる著書にはそう書いてあります。
さほどの貧困者はモノを欲しくて買うのだが、真の裕福者はモノを欲しくて買うことはない、必要かどうかで買うのだと。それで、やはり買いたいと思った時には即決しないそうですね。だいたい三度は出なおして考えるそうです。それでも必要ならば勝ってもいいのだとか?
まあ、僻み根性に捉われてる人なんかは、その姿を見て金持ちほどケチだなんて悪口いいますけどね。
ホントにそうかもしれませんけど(笑)
しかし、メーンカムさんの話を読んで、私はまだ甘いなと思います。この4連休は一緒に過ごしたのですが、小1といえども、娘にねだられると断れない(涙)
善良なる人間に育って欲しいのはやまやまですが、一緒に居られる時間に限りがあります。
さっき自宅に送り届けたのですが、帰り際にお兄ちゃんが父に作ってくれたゴムのブレスレットを自動車の窓から投げ捨てました。それで急ブレーキでUターンし、後続車にひかれて汚れたブレスを拾い、「シンデレラがそんな事するか?」と‥。「そんなことするのはシンデレラのお姉ちゃんの方だろが?」と教えましたが、御免なさいとは言わせましたが、ふてぶてしく泣きもしない。
悪くもないのに大泣きした純粋なお嬢ちゃんと比べるとですね、もう悲しくなってしまいました。
今回もたいへん参考になるお話、有り難うございます。
「身の丈超えた浪費」をしなければ良いのですが
都合が良い理由をつけてはつい買い物ですよね。
私もその傾向があるのですが
妻と比べればまだ良い方だと自分では思ってます。(笑)
娘のお願いには私も弱く、
涙ぐんだ大きな瞳を見せられると
何でもOKしたくなるんですよね。
それでも黙って浪費癖をつけるより
少しでも制限しようと努力をしているところです。
ゴムのブレスレットは
チェンマイでも流行っているのですね。
うちの娘も作ってくれて
私の手首にもカラフルなゴムが飾ってありました。
お兄ちゃんが作ったのを投げちゃったのは
お嬢さんのヤキモチだったのでは?
うちのもヤキモチが激しいですよ。
そろそろ幼児体型が終わって
女性らしい体型に変わってきているのですが
いつまでパパ パパと構って貰えるやら?