めるつばうのおもうこと

めるつはミーム機械としてばうを目指します。

love my life

2007-10-15 11:41:26 | cinema
やまじえびね原作。
あの空気感はちゃんと出ていると思う。
監督は川野浩司といっても私は知らない。

石田衣良が出ていてちょっとびっくり。
なにせ、あれ?これってやまじえびねの映画?って手にとって
借りてきたものだから前知識0状態。
石田・・・すこしどんくさいかんじ・・。まあ役者じゃないし
いいと思う。

原作の感じは良く出ていると思う。
同時に原作で感じた、”そうそううまくいくかい!”って感じも
そのままだった。
それと、原作の顔のほっそりした感じがみなさん丸い・・・。
マンガだから仕方ないだろうけれどぽっちゃり感は否めない。

ストーリーはレズビアンのカポーのお話だ。
主人公のいちこの親父が石田。でかつ、ゲイだという設定。
その亡くなった母親もレズビアン。
ふと考えてしまったのは、同性愛者の同性へ傾く深度。
同性でないとダメっていう人から両性までOKという
幅があるが、最過激な人たちにとっては狭義にとらえて
しまい、火種になるのかな?などと。このあたりは
以前のフェミニズム運動との絡みから考えてしまうことだ。
いわばどーでもいい事なんだけれど、ついつい頭をよぎる。

とにかくご都合主義的な背景がありつつもストーリーは
なかなか楽しく進行していく。
途中で出てくるCDショップの客もやっぱ顔が丸い・・。
しかし彼女の生き方は潔い良く感じる。
孤独を売ってしまえば孤独を感じることなど無いのだ。
ただ、そこまで追い詰めた場合自我が崩壊しそうだけれど。

観ていて、うーむと思ったのはラスト近くに配した主人公二人の
ベッドシーン。フルヌードなわけだけれど、これはやっぱ映画興行的
なものだろうなぁと。それからいちこが御茶ノ水(だとおもうのだけれど)
あたりをひたすら走るシーン。長すぎると思う。どーせやるなら
『汚れた血』のアレックスばりにがんばって欲しいなぁ、撮影する側も。

そうはいっても総じて面白かった映画だった。
また、考えてしまうのは、現代の技術では同性愛者にとって相手のクローン
は可能だけれど二人の遺伝子を半分ずつということは不可能だ。
かなり近い将来にその道は開けるのとは思う。
それ以前に子供など不要となるのかもしれないが。


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