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祝!昭和百年!200万PV達成!漫画史研究家・本間正幸監修【少年画報大全】(少年画報社・現在三刷)

【20世紀冒険活劇の少年世界】メトロポリス漫画総合研究所(since1997)から、昭和の映画、出版美術、音楽を!

『ゲゲゲの女房』実業之日本社へ

2010-08-06 20:14:37 | 2001年夏「少年画報大全」(少年画報社)監修者への道
私が店長をしているショッピングサイトがあります。

【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com

よろしくです。


今日は、有楽町駅前にある実業之日本社へ打合せに行きました。
駅前の一等地にあるこの出版社の歴史はとても古く、私は、明治末期に創刊され、大正時代に日本一の少年雑誌へと成長した

『日本少年』

の研究もしているのです。

少年雑誌の歴史については、成蹊大学文学部学会編として彩流社から2008年3月に出版した

『明治・大正・昭和の大衆文化』(彩流社)

の中に私が書いた論文「少年漫画の誕生とその変貌についての一考察~街頭紙芝居の『墓場奇太郎』はなぜ『ゲゲゲの鬼太郎』へと変貌を遂げたのか~」の中にても紹介しておりますが、少年達の間で熱狂的に受け入れられた少年雑誌の歴史について簡単に説明すると

明治の『少年世界』(博文館)

大正の『日本少年』(実業之日本社)

昭和戦前の『少年倶楽部』(大日本雄弁会講談社)

昭和戦後の『少年画報』(少年画報社)から『少年』(光文社)

への流れがあるのです。

特に大正6年に発行され、私が再発掘し入手した幻の

『日本少年』増刊『少年ポンチ』特集号

の存在は、明治のポンチ絵の時代から、その過渡期である大正時代に日本の少年漫画の誕生を促していた事実を知ることが出来る重要な新発見でもありました。

この本の現存は、まだ私の蔵書以外確認されておらず、実業之日本社の書庫にすら保存されていないことが確認出来ております。

少年漫画の歴史を、幻の『少年ポンチ』特集号の紹介から、昭和39年の『ガロ』(青林堂)誕生の流れまでを今までの漫画史における定説を実証的な調査研究により根底から覆す新たな視点で追っております。
各分野の研究者6人の共著となっているため、帯には
「探偵小説、少年漫画、婦人雑誌、演劇、パンク・ロックなど〈古さ〉と〈新しさ〉のイメージの落差を過去の大衆文化がいかに巧みに操作しているかを探る」とあります。

お近くの書店で見つからない場合は、【漫画の匠】にても紹介してありますので、是非一度、御覧になって見て下さいね!


今日の画像は、実業之日本社1Fのショーケースになります。

『ゲゲゲの女房』44万部突破とのこと。

売れてますね!
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遠い世界に   五つの赤い風船

2010-08-06 01:00:59 | 昭和末期・横浜鶴見のある不良少年の物語
遠い世界に   五つの赤い風船


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