私が店長をしているショッピングサイトがあります。
【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com
よろしくね!
先月の私のブログ記事、
【第15回手塚治虫文化賞贈呈式参加】
と、
【第20回日本映画批評家大賞授賞式参加】
が大変好評を博し、上記のキーワードでGoogle検索すると、上位にヒットするようです。(笑)
昨日は、私が年間定期購読している『まんだらけZENBU51』が届きました。
今日は、第40回日本漫画家協会賞の授賞式がありましたね!
大賞
『ヘルプマン!』くさか里樹
『落画』他一連の作品にて、ウノ・カマキリ
参議院議長賞『毎日かあさん』西原理恵子
文部科学大臣賞『全作品』萩尾望都
特別賞・高知県
私は、2001年から参加、2009年の授賞式の様子はブログでも紹介させてもらいましたが、昨年からは不参加です。
最近は、大事な用事が同じ日に重なってしまうタブルブッキング状態がとても多くなり、どちらに参加すべきか迷うようなことも多く、結果として不義理をしてしまうことさえあります。(涙)
漫画評論家としてではなく、社会学の視点から実証的に日本の漫画という大衆文化を研究する漫画史研究家を名乗っている以上、漫画、映画、アニメの密接な関係を歴史的な背景を踏まえて調査するのは研究者としてごく当たり前の、初歩的な作業となるので、話題となる贈呈式や授賞式などスケジュールを調整し、出来るだけ参加するように日頃から心掛け、受賞者の発言をダイレクトに聞いておくべきだというのが、私の持論なのですが・・・。
漫画評論家を名乗る人達で、手塚治虫文化賞贈呈式、日本映画批評家大賞授賞式の両方に参加されたという方のブログ記事はあまり見当たらないようですね!
どうやら、漫画評論家でなく、漫画や映画にアニメなど大衆文化全般を把握しようとする漫画史研究家というのは、日本ではまだとても珍しい存在のようなので、私・本間正幸の漫画史研究家としての華麗にて波乱なる日々の生活スタイルとはいかなるものなのか、たまには長文にして数日間の足取りを追ってみることにしようかな?(笑)
5月27日(金)の画像は、第15回手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベント参加で手に入れた記念品の数々。
28日(土)の画像は、第20回日本映画批評家大賞のパンフレット。
今日の画像は、29(日)銀座のシネパトスにて自らが脚本を担当された映画『凍河』を見る前に、喫茶店にて季節のパフェを注文し食べようとされているお茶目な石森史郎先生79歳になります。(笑)
5月26日(木)からの私の日々の生活も、東日本大震災前の漫画史研究家としての本来のスタイルに戻りました。
5月26日(木)は映画女優であり、推理作家でもある私の青少年時代からの憧れの綺麗なお姉さんである、小川美那子さんの番組
【あっ!とおどろく放送局 小川美那子の「ROOM375」】
のゲストに、【鉄腕アトム】のアトムや【妖怪人間ベム】のベロ、【ジェッター・マルス】のマルスや【宝島】のジム・ホーキンズ役で知られる声優の清水マリさんが生出演されました。
小川さんのブログ(アメブロ)を見て早目に出演者情報を入手出来た私は、生放送番組のスタジオ見学に行けば、清水マリさんに会えると考えて、自分がインタビュアーになったつもりでメールでの質問事項を考え小川さんのブログにその旨書き込んで見ました。
すると丁度のタイミングで小川さんから私の携帯に直接連絡がありましたので、これ幸いとばかりに私から小川さんの番組への資料協力を申し出て見たのです。(笑)
すると、私の図々しいお願いを、綺麗で優しいお姉さん小川美那子さんは、全て快諾してくれたのです。
資料協力だけでなく、急遽、清水マリさんへの直接インタビューが実現することとなった私は、インタビュアーとして、清水マリさんへの質問事項を簡潔にまとめるため、まずは情報収集を行いました。
そして番組内で紹介する【鉄腕アトム】の関連グッズや書籍などをメトロポリス漫画総合研究所の倉庫(横浜の自宅・新富町の事務所などに分散)から取り出し、版権元となる虫プロダクションさん、手塚プロダクションさん、少年画報社さんなど関係機関への使用許諾申請を行いました。
そして、番組生放送となったのです。
「本日より、その時の放送がオンデマンドによる無料放送で見ることが出来ますので、皆さんよろしくね!」
午後6時にスタジオ入りとなり、清水マリさんとの打合せから参加出来た私は、秋葉原のスタジオでの本放送終了後、JR秋葉原駅まで清水マリさんをお見送りし、石森史郎先生のシナリオ塾が行われている古石場文化センターへと向かいました。
石森史郎先生の講座は、午後7時開始、午後8時30分終了となります。
講座終了間際に到着した私は、無事石森史郎先生と合流し、一緒に夕食を食べることが出来たのです。
その際に、5月28日(土)に山梨県甲斐市にて行われる第20回日本映画批評家大賞の話があり、石森史郎先生から
「本間君もせっかくの機会だから授賞式の様子を見に来ないか」
と、大変有難い御誘いをいただき、最初に予定を入れていた社団法人 神奈川県映画教育協会のバリアフリーアニメ、横浜での上映会スタッフとしての仕事を急遽キャンセルさせてもらったのです。(涙)
27日(金)は、第15回手塚治虫文化賞贈呈式と記念イベントに参加。
朝方、毎年お供として一緒に参加させてもらっている杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長から私の携帯に連絡があり、今年は、どうしても外せない用事が入ってしまい、急遽行けなくなってしまったとのことでした。
会場では、まず一番始めに手塚プロダクション出版局長のKさんに御会いし、前日の小川さんの番組への『鉄腕アトム』の使用許諾のお礼と、番組終了後、スタジオで清水マリさんを囲んで写した小川美那子さんのブログ画像を、御見せしました。
授賞式が始まる前に『護国寺のご隠居』こと、トキワ荘ゆかりの伝説の編集者・丸山昭さんに挨拶。
トークイベント最初のプログラム、村上もとか先生と永井豪先生の対談は、ユーモアに溢れ、期待以上に楽しむことが出来ましたが、松本大洋先生、永福一成先生と学習院大学教授であり、選考委員の一人でもある中条省平氏との対談は、インタビュアーとしての中条省平氏のリードがつまらなく、せっかく盛り上がっていた会場の雰囲気や参加者の反応もすっかり冷めてしまい、今ひとつといった感じになってしまいましたね!
学校の授業ではないんだから、冒頭から自らの意見や論説を長々と述べるより、せっかくの機会に先生方の人柄や作品作りについての話しをメインにした方が、会場の参加者みんなが聞きたかったのでは?
まるで釈迦に説法のような中条氏の作品についての論説など、「そんなものいらない!」というのが私の正直な感想です。(笑)
トークイベント終了後には、同志社大学教授の竹内オサム先生、森下文化センターのN所長などと会話を交し、最後に『JINー仁ー』でマンガ大賞を受賞された村上もとか先生に、丸山昭さんのお供、『うっかり八兵衛』として一緒に挨拶をしてから会場を後にしました。
選考委員の一人、村上知彦さんにも挨拶。
(某有名漫画コレクターのN氏が緊急入院され大手術されたという噂?)
丸山さんと、築地から都営大江戸線に乗り、車内で別れて門前仲町へ。
門仲天井ホールでの無声映画鑑賞会、会場へは、6時15分着。
私が到着した頃には、既に8割方席が埋まっており、聞けば毎日新聞で鑑賞会が記事となり、『滝の白糸』主演女優である入江たか子さんの御嬢さんであり、女優の入江若葉さんがいらしているとのこと。
先日亡くなられたばかりの女優・高峰秀子さんの子役時代の作品、『母』ともども好評なプログラムでした。
『母』の原作者は、哲学者の鶴見俊輔氏の父である鶴見祐輔氏。
鑑賞会終了後、『仮面ライダー』や『戦隊シリーズ』のプロデューサーとして知られる我が心の師匠、元・東映の平山亨先生が監督した映画『銭形平次』(主演・里見浩太郎さん)でヒロインを演じた入江若葉さんに挨拶。(平山先生の監督作品は、『銭形平次』を含め三本のみ)
鑑賞会には、平山先生の師匠である松田定次監督の奥様・松浦築枝さんの女優時代の姿をお見せするために、何度も御案内させていただいたことがあり、日本国内最高峰の活動弁士である澤登 翠さんを御紹介したこともありました。(『ドラえもん』のジャイ子の声や、活動弁士としてテレビ番組の司会者としても活躍されている山崎バニラさんは、澤登さんのお弟子さんの一人。澤登さんの師匠・故松田春翠先生は、私の恩師であり、澤登さんはなんと!私の姉弟子に当たるのです。松田春翠先生と私の関係は、今から30年以上前に映画『ニュー・シネマ・パラダイス』におけるアルフレッドとトトの関係のように・・・(涙)。)
平山先生は、3月下旬に体調を崩され入院されているため、最近は御逢いしたり、電話でお話しすることも出来ません。(涙)
さて、古石場文化センターにて、石森史郎先生にシナリオ教室を開講していただけた経緯なのですが、無声映画鑑賞会の忘年会の席上にて、私と共に末席に座っていた古石場文化センター・小津安二郎記念館の旧知の職員・Nさんから、
「石森史郎先生に古石場でシナリオ教室を開いてもらえるように頼んでみたいから、紹介してくれないか。」
と言われ、私が紹介し実現したのです。
石森史郎先生と私の出会い、それは無声映画鑑賞会の記念イベントに平山先生を御案内したところ、古くからの特別会員である石森史郎先生がいらっしゃっていて会場に居合た平山先生を見つけて挨拶に来られ、その際に平山先生から直接石森史郎先生を御紹介していただけたのです。
様々な日々の出来事が縁となり、現在の漫画史研究家としての活動に繋がっていく訳ですね!(笑)
さて、開講以来私が受講している東京都江東区古石場文化センターのシナリオ教室の先生である脚本界の大御所
石森史郎先生が
第20回日本映画批評家大賞
【エメラルド賞】を受賞されました。
先生の紹介により大会事務局からの送迎バスに揺られて授賞式が行われる山梨県甲斐市の日本航空学園まで駆け付けました。(笑)
各賞の受賞者とその日の様子は次の通り。
【新人女優・男優賞】
桜庭ななみ(最後の忠臣蔵)
徳永えり(春との旅)
佐藤健(BECK)
溝端淳平(君が踊る、夏)
【審査員特別賞】
林遼威(誘拐ラプソディー)
大八木凱斗(武士の家計簿)
【新人監督賞】
榊英雄(誘拐ラプソディー)
川口浩史(トロッコ)
【撮影監督賞】
高間賢治(春との旅)
【映画音楽アーティスト賞】
遠藤浩二(十三人の刺客)
【舞台ミュージカル賞】
井上芳雄(モーツァルト他)
【アニメーション大賞】
名探偵コナンシリーズ
【アニメーション特別功労賞】
東映動画(白蛇伝他)
【ドキュメンタリー作品賞】
ジョーとタカオ
【20周年特別作品賞】
日本の一番長い夏、わが心の歌舞伎座
【助演女優賞】
松坂慶子(武士の家計簿)
【助演男優賞】
香川照之(あしたのジョー)
伊勢谷友介(あしたのジョー)
【特別女優賞】
友近(サビ男サビ女)
【編集賞】
金子尚樹(春との旅)
【映画技術特別功労賞】
株式会社NKL(ブルーバレンタイン、桜田門外の変)
【特別功労賞】
葛井欣士郎
【脚本賞】
柏田道夫(武士の家計簿)
【主演女優賞】
内田有紀(ばかもの)
永作博美(酔いがさめたら、うちに帰ろう。)
【主演男優賞】
渡辺大(ロストクライムー閃光ー)
永瀬正敏(毎日かあさん)
【エメラルド賞】
石森史郎
【ゴールデングローリー賞】
犬塚弘
大滝秀治
財津一郎
【監督賞】
東 陽一(酔いがさめたら、うちに帰ろう)
【作品賞】
春との旅
【ダイヤモンド賞 日本映画批評家大賞 審査員特別男優賞】
仲代達矢(春との旅)
【漫画の匠】
http://www.manganotakumi.com
よろしくね!
先月の私のブログ記事、
【第15回手塚治虫文化賞贈呈式参加】
と、
【第20回日本映画批評家大賞授賞式参加】
が大変好評を博し、上記のキーワードでGoogle検索すると、上位にヒットするようです。(笑)
昨日は、私が年間定期購読している『まんだらけZENBU51』が届きました。
今日は、第40回日本漫画家協会賞の授賞式がありましたね!
大賞
『ヘルプマン!』くさか里樹
『落画』他一連の作品にて、ウノ・カマキリ
参議院議長賞『毎日かあさん』西原理恵子
文部科学大臣賞『全作品』萩尾望都
特別賞・高知県
私は、2001年から参加、2009年の授賞式の様子はブログでも紹介させてもらいましたが、昨年からは不参加です。
最近は、大事な用事が同じ日に重なってしまうタブルブッキング状態がとても多くなり、どちらに参加すべきか迷うようなことも多く、結果として不義理をしてしまうことさえあります。(涙)
漫画評論家としてではなく、社会学の視点から実証的に日本の漫画という大衆文化を研究する漫画史研究家を名乗っている以上、漫画、映画、アニメの密接な関係を歴史的な背景を踏まえて調査するのは研究者としてごく当たり前の、初歩的な作業となるので、話題となる贈呈式や授賞式などスケジュールを調整し、出来るだけ参加するように日頃から心掛け、受賞者の発言をダイレクトに聞いておくべきだというのが、私の持論なのですが・・・。
漫画評論家を名乗る人達で、手塚治虫文化賞贈呈式、日本映画批評家大賞授賞式の両方に参加されたという方のブログ記事はあまり見当たらないようですね!
どうやら、漫画評論家でなく、漫画や映画にアニメなど大衆文化全般を把握しようとする漫画史研究家というのは、日本ではまだとても珍しい存在のようなので、私・本間正幸の漫画史研究家としての華麗にて波乱なる日々の生活スタイルとはいかなるものなのか、たまには長文にして数日間の足取りを追ってみることにしようかな?(笑)
5月27日(金)の画像は、第15回手塚治虫文化賞贈呈式・記念イベント参加で手に入れた記念品の数々。
28日(土)の画像は、第20回日本映画批評家大賞のパンフレット。
今日の画像は、29(日)銀座のシネパトスにて自らが脚本を担当された映画『凍河』を見る前に、喫茶店にて季節のパフェを注文し食べようとされているお茶目な石森史郎先生79歳になります。(笑)
5月26日(木)からの私の日々の生活も、東日本大震災前の漫画史研究家としての本来のスタイルに戻りました。
5月26日(木)は映画女優であり、推理作家でもある私の青少年時代からの憧れの綺麗なお姉さんである、小川美那子さんの番組
【あっ!とおどろく放送局 小川美那子の「ROOM375」】
のゲストに、【鉄腕アトム】のアトムや【妖怪人間ベム】のベロ、【ジェッター・マルス】のマルスや【宝島】のジム・ホーキンズ役で知られる声優の清水マリさんが生出演されました。
小川さんのブログ(アメブロ)を見て早目に出演者情報を入手出来た私は、生放送番組のスタジオ見学に行けば、清水マリさんに会えると考えて、自分がインタビュアーになったつもりでメールでの質問事項を考え小川さんのブログにその旨書き込んで見ました。
すると丁度のタイミングで小川さんから私の携帯に直接連絡がありましたので、これ幸いとばかりに私から小川さんの番組への資料協力を申し出て見たのです。(笑)
すると、私の図々しいお願いを、綺麗で優しいお姉さん小川美那子さんは、全て快諾してくれたのです。
資料協力だけでなく、急遽、清水マリさんへの直接インタビューが実現することとなった私は、インタビュアーとして、清水マリさんへの質問事項を簡潔にまとめるため、まずは情報収集を行いました。
そして番組内で紹介する【鉄腕アトム】の関連グッズや書籍などをメトロポリス漫画総合研究所の倉庫(横浜の自宅・新富町の事務所などに分散)から取り出し、版権元となる虫プロダクションさん、手塚プロダクションさん、少年画報社さんなど関係機関への使用許諾申請を行いました。
そして、番組生放送となったのです。
「本日より、その時の放送がオンデマンドによる無料放送で見ることが出来ますので、皆さんよろしくね!」
午後6時にスタジオ入りとなり、清水マリさんとの打合せから参加出来た私は、秋葉原のスタジオでの本放送終了後、JR秋葉原駅まで清水マリさんをお見送りし、石森史郎先生のシナリオ塾が行われている古石場文化センターへと向かいました。
石森史郎先生の講座は、午後7時開始、午後8時30分終了となります。
講座終了間際に到着した私は、無事石森史郎先生と合流し、一緒に夕食を食べることが出来たのです。
その際に、5月28日(土)に山梨県甲斐市にて行われる第20回日本映画批評家大賞の話があり、石森史郎先生から
「本間君もせっかくの機会だから授賞式の様子を見に来ないか」
と、大変有難い御誘いをいただき、最初に予定を入れていた社団法人 神奈川県映画教育協会のバリアフリーアニメ、横浜での上映会スタッフとしての仕事を急遽キャンセルさせてもらったのです。(涙)
27日(金)は、第15回手塚治虫文化賞贈呈式と記念イベントに参加。
朝方、毎年お供として一緒に参加させてもらっている杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長から私の携帯に連絡があり、今年は、どうしても外せない用事が入ってしまい、急遽行けなくなってしまったとのことでした。
会場では、まず一番始めに手塚プロダクション出版局長のKさんに御会いし、前日の小川さんの番組への『鉄腕アトム』の使用許諾のお礼と、番組終了後、スタジオで清水マリさんを囲んで写した小川美那子さんのブログ画像を、御見せしました。
授賞式が始まる前に『護国寺のご隠居』こと、トキワ荘ゆかりの伝説の編集者・丸山昭さんに挨拶。
トークイベント最初のプログラム、村上もとか先生と永井豪先生の対談は、ユーモアに溢れ、期待以上に楽しむことが出来ましたが、松本大洋先生、永福一成先生と学習院大学教授であり、選考委員の一人でもある中条省平氏との対談は、インタビュアーとしての中条省平氏のリードがつまらなく、せっかく盛り上がっていた会場の雰囲気や参加者の反応もすっかり冷めてしまい、今ひとつといった感じになってしまいましたね!
学校の授業ではないんだから、冒頭から自らの意見や論説を長々と述べるより、せっかくの機会に先生方の人柄や作品作りについての話しをメインにした方が、会場の参加者みんなが聞きたかったのでは?
まるで釈迦に説法のような中条氏の作品についての論説など、「そんなものいらない!」というのが私の正直な感想です。(笑)
トークイベント終了後には、同志社大学教授の竹内オサム先生、森下文化センターのN所長などと会話を交し、最後に『JINー仁ー』でマンガ大賞を受賞された村上もとか先生に、丸山昭さんのお供、『うっかり八兵衛』として一緒に挨拶をしてから会場を後にしました。
選考委員の一人、村上知彦さんにも挨拶。
(某有名漫画コレクターのN氏が緊急入院され大手術されたという噂?)
丸山さんと、築地から都営大江戸線に乗り、車内で別れて門前仲町へ。
門仲天井ホールでの無声映画鑑賞会、会場へは、6時15分着。
私が到着した頃には、既に8割方席が埋まっており、聞けば毎日新聞で鑑賞会が記事となり、『滝の白糸』主演女優である入江たか子さんの御嬢さんであり、女優の入江若葉さんがいらしているとのこと。
先日亡くなられたばかりの女優・高峰秀子さんの子役時代の作品、『母』ともども好評なプログラムでした。
『母』の原作者は、哲学者の鶴見俊輔氏の父である鶴見祐輔氏。
鑑賞会終了後、『仮面ライダー』や『戦隊シリーズ』のプロデューサーとして知られる我が心の師匠、元・東映の平山亨先生が監督した映画『銭形平次』(主演・里見浩太郎さん)でヒロインを演じた入江若葉さんに挨拶。(平山先生の監督作品は、『銭形平次』を含め三本のみ)
鑑賞会には、平山先生の師匠である松田定次監督の奥様・松浦築枝さんの女優時代の姿をお見せするために、何度も御案内させていただいたことがあり、日本国内最高峰の活動弁士である澤登 翠さんを御紹介したこともありました。(『ドラえもん』のジャイ子の声や、活動弁士としてテレビ番組の司会者としても活躍されている山崎バニラさんは、澤登さんのお弟子さんの一人。澤登さんの師匠・故松田春翠先生は、私の恩師であり、澤登さんはなんと!私の姉弟子に当たるのです。松田春翠先生と私の関係は、今から30年以上前に映画『ニュー・シネマ・パラダイス』におけるアルフレッドとトトの関係のように・・・(涙)。)
平山先生は、3月下旬に体調を崩され入院されているため、最近は御逢いしたり、電話でお話しすることも出来ません。(涙)
さて、古石場文化センターにて、石森史郎先生にシナリオ教室を開講していただけた経緯なのですが、無声映画鑑賞会の忘年会の席上にて、私と共に末席に座っていた古石場文化センター・小津安二郎記念館の旧知の職員・Nさんから、
「石森史郎先生に古石場でシナリオ教室を開いてもらえるように頼んでみたいから、紹介してくれないか。」
と言われ、私が紹介し実現したのです。
石森史郎先生と私の出会い、それは無声映画鑑賞会の記念イベントに平山先生を御案内したところ、古くからの特別会員である石森史郎先生がいらっしゃっていて会場に居合た平山先生を見つけて挨拶に来られ、その際に平山先生から直接石森史郎先生を御紹介していただけたのです。
様々な日々の出来事が縁となり、現在の漫画史研究家としての活動に繋がっていく訳ですね!(笑)
さて、開講以来私が受講している東京都江東区古石場文化センターのシナリオ教室の先生である脚本界の大御所
石森史郎先生が
第20回日本映画批評家大賞
【エメラルド賞】を受賞されました。
先生の紹介により大会事務局からの送迎バスに揺られて授賞式が行われる山梨県甲斐市の日本航空学園まで駆け付けました。(笑)
各賞の受賞者とその日の様子は次の通り。
【新人女優・男優賞】
桜庭ななみ(最後の忠臣蔵)
徳永えり(春との旅)
佐藤健(BECK)
溝端淳平(君が踊る、夏)
【審査員特別賞】
林遼威(誘拐ラプソディー)
大八木凱斗(武士の家計簿)
【新人監督賞】
榊英雄(誘拐ラプソディー)
川口浩史(トロッコ)
【撮影監督賞】
高間賢治(春との旅)
【映画音楽アーティスト賞】
遠藤浩二(十三人の刺客)
【舞台ミュージカル賞】
井上芳雄(モーツァルト他)
【アニメーション大賞】
名探偵コナンシリーズ
【アニメーション特別功労賞】
東映動画(白蛇伝他)
【ドキュメンタリー作品賞】
ジョーとタカオ
【20周年特別作品賞】
日本の一番長い夏、わが心の歌舞伎座
【助演女優賞】
松坂慶子(武士の家計簿)
【助演男優賞】
香川照之(あしたのジョー)
伊勢谷友介(あしたのジョー)
【特別女優賞】
友近(サビ男サビ女)
【編集賞】
金子尚樹(春との旅)
【映画技術特別功労賞】
株式会社NKL(ブルーバレンタイン、桜田門外の変)
【特別功労賞】
葛井欣士郎
【脚本賞】
柏田道夫(武士の家計簿)
【主演女優賞】
内田有紀(ばかもの)
永作博美(酔いがさめたら、うちに帰ろう。)
【主演男優賞】
渡辺大(ロストクライムー閃光ー)
永瀬正敏(毎日かあさん)
【エメラルド賞】
石森史郎
【ゴールデングローリー賞】
犬塚弘
大滝秀治
財津一郎
【監督賞】
東 陽一(酔いがさめたら、うちに帰ろう)
【作品賞】
春との旅
【ダイヤモンド賞 日本映画批評家大賞 審査員特別男優賞】
仲代達矢(春との旅)