RPGとしての面白さを追求したPSU

2006年08月25日 | 団長は断腸の思い

発売中のLOGIN最新号(2006年10月号)に
PSUの12ページ大特集が組まれています。

LOGINなのでPC版の情報だけど、ゲーム内容でPS2版との違いはなく
PS2版購入予定の方も一見の価値あり。
PSOでお馴染みの、チャオやラッピーらしい画面写真も掲載されております。
チャオはもしかしてエネミーか??

必見なのは、プロデューサーの見吉氏とディレクターの酒井氏のインタビュー。
この中のアクション部分についてのお話がなかなか興味深かったです。

そのくだりを要約すると・・

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アクション部分について、「盾をもって攻守を使い分けて戦いたい」
「ジャンプしたい」などといった要望がユーザーから多数寄せられている。

しかし、PSUには採用しなかった。

戦闘場面におけるジャンプは敵の攻撃を完全に回避できたりするようになり、
RPGとアクションゲームの境界線を越えてしまう。

RPGの面白さを支える部分に、がんばって成長させると報われる部分がある。
アクション部分を強めると、RPGとしてのゲームのバランスを崩しかねない。

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アクション性をあえて抑えることによって、RPGとしての面白さを追求したのが
PSO、そしてPSUだというわけです。

モンスターハンターは、リピーター確保が必須なオンラインゲームながら、
あえてリピーターのつきやすいRPGにせず、アクションとしての面白さを追求しており
同じMOタイプのオンラインゲームでも、PSUとはまったく反対の考えです。

モンスターハンターは、時間のかかってしまいがちなオンラインゲームの旨みを
さっと取り出せて遊べるという点で、非常に高い評価を得ました。

対して、オンラインゲームの王道とも言えるRPGであるPSU。

パッケージ販売で比べると、PSUがモンスターハンターにかなうはずもありません。
しかし、課金制のオンラインゲームは、パッケージ販売で成否が
決まらないのは言わずもがな。
FF11は毎年大きな黒字を生み出していると聞きます。

PSUの成否が決定するのは、遅くて1年以上後・・
ユーザーはどのような評価を下すのでしょうか。


【画像】惑星パルムのホルテス・シティ(公式サイトより)