おとなになってフランスに留学した話

アラフォーのフランス留学日記です🇫🇷パリの大学で学部生をしています。フランスのことや、学校生活について書いています。

champêtre

2020-06-17 20:34:00 | 日記
今日も10分おきにかわる天気に翻弄された1日でした。
フランスでは来週月曜日から感染予防のルールは厳守のまま学校が全面再開されることになり、生活は徐々に戻りつつあるように見えるものの、海外での第二波のニュースが話題になるなど、不安は拭え切れていません。




雨上がりのプリュムロー広場です。こんな青空でも、急に雨が降ってきます。
ちなみに窓ぎわの花たちは、先生方が手入れをしています。色合いが景色に馴染み美しいです。

詩人ロンサールの住んでいた家はロワール川の近く、今でも庭にバラが咲いており、美しいのだそう。有料ですが高くはないとのことで、次に晴れた日には訪れたいと思っています。





夕方、土砂降りの直後の青空です。空気が湿っています。

さて、前回の記事に、champêtre が好き、と書きました。
今日はその違いをすこし、、、





↑こちらは以前作ったウェディングブーケです。きっちり半円形、花の配置も規則的です。




↑一方、こちらはわたしの尊敬する店長さんが作ったchampêtre ブーケです。
花束の形、花の配置の仕方、、、先程の花束より自然に見えないでしょうか。

田舎の小道で花を摘みながら束ねていったような自然な仕上がりの花束のことをchampêtre と言うようです。





このドライフラワーの畑から、店長さんは軽やかに花を摘みとって束ねていくのですが、その様子が可憐で、まるで1枚の絵のようだなあと思いながらいつも見つめていました。

以来、champêtre がいちばんのお気に入りです。単純です笑。














扇型のブーケ

2020-06-16 20:18:00 | 日記
今日も急に強い雨が降ったかと思ったら、10分後には青空がのぞく、雷が鳴ったと思ったら、太陽が照りだす、、、と不安定極まりない天気でした。





フローリストの学校は、わたし以外みんなフランス人。なのでわたしの発音がうまくいかないと、クラスメイトが直してくれるのですが、フランス人にとっては日本人の発音はかわいいらしいです笑
わたしの日本での仕事を知っている友人達は、舌の位置を見せて説明してくれます。ありがたいです。





どうしても発音を直したいので、フランス人の友人に頼んで特訓してもらっています。
特訓中、そういえば、Toursにはロンサールが住んでいた家があるんだよね、と聞くと、あるよ、ロンサールはフランスの詩人で、バラの名前になった人だよ。と説明しながら、ロンサールを調べてくれました。





そして、ロンサールが生まれたのは1524年、日本は戦国時代だね。と、、、負けた、と思いました笑。この友人は日本史に明るいのです。外国の人から日本の歴史が語られると、いかに自分が無関心でいたか思い知らされます。

最後の写真は今日学校で習った、エジプシャンという扇型のブーケです。個人的にはchampêtre という、比較的自然の姿にちかいブーケが好きなので、いつも質素になりがちです笑





jardin botanique

2020-06-15 17:04:00 | 日記
今日も朝から雨が10分降っては太陽がのぞき、また降って、、、の繰り返しです。
通常6月のToursは晴れて暑く、乾燥しているらしいのですが、時々こんな変わった天気になる年もあるのだそう。





今日はフルーリストの授業の一環でToursにあるjardin botaniqueに行ってきました。2回目ですが、季節的に開花の時期が終わっている花も少なからず、、、



 

どちらもあじさいです。フランスのあじさい、典型的なのは、奥に咲く濃いピンクの大振りな花だそうです。





なるほど、色鮮やかでもりもりと大きい花でした。

今日からEU内の国境が再開し、基本的にはヨーロッパ内の旅行や移動は可能となりました。
しかしまだ今年の夏のバカンスがどういう動きになるのかは読めません。





ちなみにわたしは、フランスには好きで来ているのですが、かといって自分を探しに来たわけではありません。”自分探しの旅”という言葉は日本でよく使われていますが、海外まで自分を探しに来ても、みつからないと思います。そもそも、探さなくても自分はいつもここにいます。

などと屁理屈をこねてる私を見て、先生が
Tu as des idées claires と笑っていました。





変わる

2020-06-14 23:31:00 | 日記
Tours は肌寒い日が続いています。天気もころころ変わりやすく、雨が降っては太陽がのぞき、を繰り返しています。





以前フランスで出会った日本人女性がいました。当時の彼女は、日本ではこうだったのに、フランスでは全然ちがう!とイライラしていたようで、誰かれかまわず辛辣な言葉を使うので、わたしはそのストレスからか1か月で3キロ痩せました笑





そして思わず、10倍返ししてしまいました笑。それからは、逆に恐れられていた気がします、、、。
そんな彼女はわたしより長い時間をフランスで過ごし、先日帰国。そして、連絡をくれました。フランスでマスクが買えなかったことを知っていた彼女はわたしを心配して、日本から郵送してくれようとしたのです。





フランスに来て、きっと彼女は変わったんだな。と思いました。もしくは本来彼女は素敵な女性だったのかもしれません。
最後に彼女は、フランスにいる間にわたしにもう一回会いたかった、と言ってくれました。





フランスが人を変えるわけではないとは思いますが、でも気持ちを明るくさせてくれる空気があります。
わたしも彼女のように、良い意味で変われるといいな、と思います:)





写真は今日のロワール川でした。最後はウィルソン橋の下から。対岸のゲンゲット(屋外バー)が再開しました。今年の夏はどのように過ぎるのでしょうか、、、。






エスパー!

2020-06-13 21:39:00 | 日記
相変わらずくるくる変わる天気です。
気温は少しずつ上がっています。





トゥールラングの教室からの風景です。現地の空気を肌で感じられます。
昨日、先生に自分の落ち込みを見抜かれて思い出したのですが、わたしの先生は、まさにこれが知りたい!と思ったことをその日の教材に選んできます。なにも言っていなくてもあまりにも的確なので、エスパーかと疑ったこともあります笑





たまに、なんでこの単語を今やるんだよーと思うこともあるのですが、、、そのあとすぐ、その単語を使う場面に必ず出くわすのです!しかも、頻回に、、、先生なんでわたしがその単語使うってわかったの??と、もはやホラーです笑





よく考えてみたら、先生がわたしのフランス語レベルをよくみて、今わたしを取り巻く言語環境を予測しているからこそできることなんだろうなあと思います。

フランスに来て、尊敬できる仕事をされている人々に出会えてうれしいです!

ちなみに、トゥールラングのオンラインレッスンはこれからフランス語を始める方こそぜひ!思っています。わたしがまさにそうだったからです。始めた時は、まさか自分が外国語を話せるようになるとは予想もしていませんでした。(とはいえ、まだまだ未熟ですが笑)
嬉しい驚きをぜひいっしょに:)