お稽古の前に・・・基礎編

和のお稽古は ちょっと 敷居が高いと思われる方に 予備知識として 私の経験を含め 書き綴っています
 

師範・・・

2005-05-11 12:17:13 | 私のお稽古・・・入門から師匠とのお別れまで
■師範になったら■

一般的には 名披露目のような行事があるのかもしれません。
でも きみ榮師匠のお稽古場では 年に一度の発表会の時に 
皆さんの前でご披露する・・という事だけで 派手な行事は
無かったのです。

旦那さまの指示に従い 名刺を作ったり 名入りの手拭い
作ったり また 三味線の小物にも 雅号の入ったものを 
用意しました。

また、それまでは 発表会や邦楽団体の主催する会には 
特に指定が無かったのに 師範になった段階で 着物は附け下げ
・・という 指定がありました。

また、師匠の身の回りの お手伝いなども出来るように 姉弟子
から色々教わりました。
でも 決してお世話はさせてもらえませんでしたが・・(-_-;) 
特に三味線には触らせてもらえなかったのです。 
本当に 側近中の側近しか 近づく事もできなかったです。

私がこの頃 知らなくて 戸惑った事は・・

1、師匠とのお約束時間より 30分くらいは早く行く事・・
  姉弟子より遅く到着すると(゛ `-´)/ コラッ!!

2、一旦・・伺ったら 途中退席はしてはいけない。
  (師匠をお送りするまで帰れません)

3、催し物が終わり ご挨拶の後 師匠をお見送りしても 
  家に着いたらもう一度お電話して お礼のご挨拶をします


何となく 普通の生活をしている者からすると ???でした。
でも 少しずつ なるほど~~と思って なるべく 粗相が無い
ように 自分なりにアンテナを張って 頑張っていました。

続きは また次回に!!


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入門・・・

2005-05-06 11:46:49 | 私のお稽古・・・入門から師匠とのお別れまで
■入門■

とにかく きみ榮師匠はお師匠さんというより 券\人だった
ので 今まで習いに行っていた お稽古場とはちょっと違った
雰囲気でした。

お弟子さんは2通りいらして 全くの素人のお弟子さんと 
もうご自分がお師匠さんとして活動していらっしゃる方です。
ですから 入門 間もなくその方たちの唄や三味線を聞いて
(⌒▽⌒;) オッドロキーでした・・どの方もお上手で・・
当たり前かもしれませんが。。

私はそれまで声を出した事が無く 三味線のお稽古だけしたい
・・・希望を師匠に言いますと
『この子は面白いねぇ・・』と言われました。
唄もちゃんと唄えないと 三味線も良く弾けない・・って
わからなかったんです。

それに、きみ榮師匠は もともと 教える事を生業(なりわい)
としているわけでは無いので 教える・・・というような
お稽古ではありません。
唄も唄ってくださるだけ・・三味線も弾いてくださるだけ・・
要するに 初心者が習いにいく場所ではなかった気がします。
たまたま 私は三味線のキャリアがあったので 何とかついて
いけましたが 唄は??相当下手だったと思います。

お稽古の時は 師匠が唄って下さって カセットに録音もさせて
頂いたのですが どこから 手を付けて良いかわからない
ほど 良くわからなかったのです。
何となく 不安な感じでした・・。

入門して1年半くらいの時に 師匠の旦那さまから 師範の
資格取得についてのお話しがありました。
私は 日が浅かった事と まだ数曲しか唄えないので 良いの
かな??・・と思っていましたが もう1人 お若い方がいらして 
その方から お免状が欲しいとの希望があったので 私にも
一応 お声がかかったらしいのです。

躊躇はしましたが お断りするのも・・と思い ありがたく
頂く事にしました。
ここから ちょっと雰囲気が変わりました。その時点から 
”弟子”になりました。

続きは また次回に!!
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