☆愛猫ココノスケ親ばか日記♪

約15年間家族の心を支え続けたキジネコ
ココ嬢の声はもう聞こえないけど
飼い主が思い出を綴ります

ノーベル文学賞

2017年10月06日 | 本 / 音楽 / 映画

カズオ・イシグロさん、ノーベル文学賞受賞おめでとうございます。

上の文庫本は彼の作品のひとつ『わたしを離さないで』です。
(文庫化は2008年)
この本を読み終えて数日間は、頭から離れないくらい
衝撃的な内容でした。

臓器提供だけのために育てられた子供たちの
寄宿舎生活や友人や男女関係の葛藤など
心理描写がとても繊細です。

映画も観ました。
風景は原作の雰囲気がそのまま表現されていましたが、
登場人物の内面が十分に描かれていると感じられないというか
消化不良かな、と思いました。
でも、昨年のドラマ化されたテレビの作品は
原作を損なわない秀作でした。


カズオ・イシグロ氏の名前を知ったのは
映画『日の名残り』を観てからでした。
英国のあるお屋敷で執事をしていた男が
旅に出て現役時代を回想するお話です、
旅情溢れる静かな雰囲気の作品でした。

『遠い山なみの光』と『浮世の画家』は
日本が舞台でした。
「日本の女性、こんな言葉遣いするかしら?」と
思った部分があった記憶があります。
(翻訳の問題かな・・・)
この2作品はうっすらとした記憶しかありません。
だいぶ前に読んだので(^_^;)


今回の受賞をきっかけに
お名前が知られればいいですね♪

カズオ・イシグロ氏は小泉八雲の逆パターンかな、
と思いました。
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)はギリシャ生まれでアイルランド育ち
アメリカに渡ってやがて来日して
日本国籍を取得、日本人として日本で生涯を閉じました。

イシグロ氏は日本の長崎で生まれ、
父親の仕事の関係で英国に移住。
やがて英国籍を取得。
だから現在は英国人です。

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2 コメント

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マッキーさん (ココの母)
2017-10-21 22:08:45
マッキーさん、こんばんは~(*^-^*)
ステキなコメント、ありがとうございます。

去年、放送されていたドラマを
マッキーさんも観ておられたんですね(^-^)
本当に、切なくなる展開で時には涙していました。
原作を読んで行く末は分かっているけれど
いえ、分かっているからこそ辛くなりましたね。

いえいえ、とんでもないです。
自分は世間のことをよく知らないと思って暮らしております。
だからアンテナを自分なりに張っているのですが
まだまだ今の、特にデジタル文化にはついて行けないです(~_~;)

いつも4コマを見て頂いてありがとうございます(*´ω`)
描いている間は普段のことを忘れられますし、
みなさんに見て頂けることのありがたさも手伝って
続けることができておりますm(__)m

たくさん褒めて頂いて、くすぐったいですが
励みにさせて頂き、また描こうと思います。

マッキーさん、ありがとうございました(^O^)/☆♪
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こんばんは♪ (マッキー)
2017-10-21 21:31:28
私も綾瀬はるか主演のドラマは見ました。
なんだかやりきれない気分で・・
なのに毎週欠かさず
これどうなるのだろうと思いながら見てました。

みけぼーいさんは
本や新聞をよく読んでおられるのですね(^-^)
だから・・なんですね。
いろんなことをよくご存知なのは(^。^)

まるココちゃんの四コマはいつも可愛い上に
いろんな季節色が溢れてたり、
懐かしい思い出が詰まってますね♪
また、ジラゴンくんのお話では
ジラゴンくんらしい優しさが毎回出ていて
気持ちが優しくなれます。
けど、大切な問題提起あり。...のお話で
その幅広さをいつも感じております(^。^)




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