北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

BACCHUS BPB-700 ~恐るべしコスパ高ベース~

2016年10月26日 15時54分28秒 | ベース
こんにちは。

北の大地は先日例年より早く初雪が降り、この週末もまた寒くなりそうです。今年は北の大地の短い秋もいっそう短い気がします。

いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
これからもベースについて書いていきたいと思いますので
引き続きよろしくお願いします。

ずっと言ってますが
今年のテーマはパッシブベースです。

現在、11月のライブに向けて愛機 Crews Maniac Sound JB-Modern Limited のドレスアップに余念のない私だったりします。

現時点のカスタム項目は

・DRの赤い蛍光弦
・CARのマッチングヘッドには蓄光の★のマーク
・ポジションマークは白いにゃんこ(猫)ポジステッカー
・ボディには「コンペティション・ストライプ」

かなり派手派手な感じになってきましたので
今度最終版の写真をアップしたいと思います。

お楽しみに。。

さて、先日のブログでジャズベもプレベも
できれば21フレット欲しい。
そこで一度 BACCHUS のベースを弾いてみたいと書きました。

あれからいろいろと物色しておりました。

ご存じの通り
BACCHUS はベーシックな方から

1.UNIVERSE Series
2.GLOBAL Series
3.CRAFT Series
4.HANDMADE Series

となっております


できれば新品定価が二桁諭吉になる

3.CRAFT Series
4.HANDMADE Series

がいいのでしょうが、今回はあえてベーシックな

2.GLOBAL Series

それも、プレベタイプの BPB-700R をインプレしてみます。

まぁ、たまたまタイムセールの超格安で入手できた
だけなんですが。。

BPB-700R は名前の通り定価7万円のモデルです。

まぁ。。当然実売はもっと安いです。

(一番安いところだと3万円台で入手できたりしますね。)

フェンジャパで言えば一番ベーシックなモデル
PB-STD あたりのクラスになるでしょうか。

さて、製品紹介は以下のような感じです。

ディバイザーフィリピンファクトリーにて生産されるBacchus Global seriesのエレキベース「BPB-700」。
自社工場の製品管理により、この価格帯ながら優れた品質を実現しました。

パワフルで太いサウンドが持ち味で、大音量のバンドアンサンブルでも埋もれず存在感のある音色が魅力です。

SPECIFICATION
BODY:HARD WOOD (3TS=ALDER 3P)
NECK:MAPLE
FINGER BOARD:ROSEWOOD
SCALE:34 inch
WIDTH AT NUT:40mm
NUT:BONE
MACHINE HEADS:OPEN GEAR TYPE
PICK UPS:ORIGINAL PB
BRIDGE:BACCHUS/BB 019
CONTROLS:1Vol, 1Tone
FINISH:URETHANE

どうやらフィリピンの工場で作られているようですね。

早速、インプレッションですが。。。

まずボディです。

ずっしりと重たいです。
ボディ材は HARD WOOD とあるので実際に何なのかさっぱりわかりませんが。。。
3TS はアルダーで、その他の色はハードウッド。
実際にはアルダーやバスウッドではなく、ジェミリーナ と言われているフィリピンにある木材ではないかとの噂があります。

ジェミリーナとはフィリピンなど東南アジアを中心にアルダーに近い材として採用されていて、塗装のノリが良く、軽めのウェイトも特徴とのこと。

ちなみにうちの個体は体重計では4.4キロを示していました。
うちの JB-Modern(4.2キロ)より重たい。

あれ?ちっとも軽めのウェイトじゃないですね。
重ためのアルダーと同じくらいでしょうか。

重たいアッシュなんかを除けばかなり重たい部類でしょうね。
おそらく間違いなくバスウッドなんかじゃないですね。
この重さですと。
もしかしてフィリピン・アルダーとかなんでしょうか。。。

この4.4キロという重さが BPB-700R として重たいのか軽いのか
うーん。この個体だけじゃちっともわかりませんね。

いずれにしろ4キロ前後を想定していたのでかなり予想外の重さです。


つぎにネックですが。。

ボディ裏のジョイントプレート部分はヒールレス加工が施されており、ハイポジションでの演奏ストレスを軽減するなど演奏性の向上を図っています。
とあります。

実際には21フレットまで弾くのはかなりつらいので感じなので、
ヒールレス加工自体の効果はあまりない感じです。

ナットも40ミリとプレベとしては比較的細めになってますが、
確かにローフレットの弾きにくさ自体はないのですが。。

ただ全体的にネックの太さはジャズベと比較して
そうとう太い感じがしますので、
これはしっかりプレベのネックですね。

ただ、しっかりとしたネックで手触りも悪くないです。

それから、ロッドを少し廻してみましたが。。
当然ネックを外さなくても調整できるタイプですし、
効きも的確な感じですし、
一言で言うと「しっかりした好印象なネック」です。

ただ。。予想外だったのはRですかね。
もうすこし緩やかな 240R あたりかと思ったのですが。。

私的に少し弾きづらいので、おそらく Fender Japan 62 年モデルと同じ
184R かそれに近い感じだと思います。

もう少しRが緩やかな方が弾きやすいですし、
弦高も下げられてさらに良いと思うのは私だけでしょうか。

ネックはRがきついの以外は高評価です。

予想以上にしっかり作られた良いネックでしたね。

ピックアップ・ブリッジ、ペグ等。

ペグは逆巻きのクラシックなタイプ。

ピックアップは可もなく不可もなくといった普通のプレベタイプですね。
弦高を下げたのでピックアップも下げたくらいで特に問題なし。

ブリッジも普通のビンテージタイプなのかな。
ちゃんとピックアップのマグネットに併せて設置されており問題なし。
ごく普通の印象ですね。

ただ、うちにゴトーのブリッジ 201B-4 Chrome が転がっていたので
速攻で変更しましたが。

全体的に音も普通のプレベという感じで違和感なくいい感じです。

ベースとしての総評ですが。。。

個人的に×なのは

・ネックのRが思ったよりきつい
・思ったよりボディが重い

くらいで、どちらも個人的な好みもありますので、

定価7万円のベースとしてはかなりできが良いと感じました。

ただ、しいてあげれば見た目が。。。

いかんせん Fender Japan と比較すると

ヘッドの文字なんかも地味で。。。見た目がかなり地味なんですね。

所有している喜び的なモノはかなり低いかと思います。
あと、リセールバリューもフェンジャパには遠く及びません。
まぁ。。これは
フェンジャパの中古相場が高すぎるだけだと思いますが。。

ですので、私的には CAR のようなメタリックカラーであれば
全部マッチングヘッドにしちゃって
バッカスの文字も白かなんかにして。。。

もうすこし見た目を改良すれば、
もっともっと売れるモデルだと思います。

物自体は悪くないのですから。

実売4万円弱から買えるベースとしては使い勝手も良く
破格にコスパ良しのベースだと思います。

バッカス やはり侮れませんねぇ。

個人的にはネックを調整して弦高も少し低めして
弦も細めにしてみたら、かなり気に入ってきています。

これからサブ機として活躍しそうです。

これはかなり良い買い物でした。

ただ。。
できればジャズベよりは軽い個体が欲しかったのが
正直なところではあります。(笑)
コメント (2)
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