北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

黒ミノさんとトロンちゃん~SUMO STOMP MINOTAUR & SUMO TRON その2.インプレッション

2022年05月31日 11時29分24秒 | エフェクター

そんなこんなで先日届いた
黒ミノさんとトロンちゃん。

まず、SUMO TRON ですが。
これは正直予想していた以上にすごく良いです。
いやぁ、本当に買えてよかったなぁ
というのが正直な感想です。

ミュートロン系ワウとしてひとつの完成形といっても良いと思います。
まず、音質。
さすがベース専用エフェクターという感じですね。
低音はたっぷり、ノイズも皆無です。
なんなんですかね。この音の良さというかクオリティは。
思わずクラクラしちゃいます。
もちろん4諭吉弱という決して安くない価格ですので、
だれにでもお勧めできるものではないのかもしれませんが
ただ、このペダルはその値段の価値が十分あると私は思います。
すぐ売り切れてしまうのもある意味納得ですね。

まぁ、しいて難点をあげればそこそこ電力を必要とするところくらいですかね。
消費電流は公称360、実測で306くらいはありますので、完全に電池駆動不可になります。
ACアダプターも500mA以上のものを使用するように書かれてますね。

やはりこれくらいの音質は二桁の消費電力では出せないのでしょうかね。
SUMO TRON は YOUTUBE にとても良い試奏映像があるので
興味のある方はぜひご覧ください。
でも、なかなか市場に出ないんですよね…ふぅ
なお、6月上旬に限定数で販売されるとの噂があります。
興味のある方はぜひGETしてください。

さて、次は話題の黒ミノ MINOTAUR です。
もう一度、商品説明を見てみますとこんな感じです。
>Longtail#873と同じく CENTAUR 初期三桁シリアルの「#873」の個体を基にし、ベース帯域にチューニングしたモデルとなります。

最初の印象を一言でいいますと
なんといいますか、とても素直な歪だと思います。
ブースターの延長にある歪にですので当然だとは思いますが。

ある意味こういうのを素の歪というのでしょうかね。
変な癖がなくてとても純粋な印象です。

そういう意味では最近はやりの癖のあり、もっとワイドレンジな歪とは一線を画します。
あくまでオーソドックスで質実剛健な感じという感じでしょうか。

ベースでの使用を考慮されているということで、低域の押出しはじゅうぶんです。
低域がなくなって音がスカスカ…
なんてことはありません。
ただ、フォーカスしている低音は一般的にいう低音の帯域。
いわゆる重低音の帯域ではなく、あくまで音抜けを意識した低すぎない帯域にフォーカスしてます。
ここの帯域が肝なのかもしれません。
そうですね、この帯域であれば、きっとジャズべよりプレべのほうがマッチすると思います。
まだ、私はプレべで試せてないですが、プレべと相性がよさそうな気がします。

すでに YOUTUBE でこいつをベースで試奏されている映像がありますので
それを見ていただくとわかると思いますが、音が太く抜けてくるような感じですかね。

現在うちには歪はかなりあるので、そうですね。
この MINOTAUR はうちのREVSTAR君(エレキギター)で使おうかなと思ってます。
低音たっぷりで太い音になりそうで別の意味で最高のペダルになりそうな気がします。

ちなみに MINOTAUR の消費電力は20~21mAくらいですね。
十分電池駆動できる範囲ですね。(^^)v

今回実際に SUMO STOMP のエフェクターを使ってみて
なぜこんなにみんなが欲しがるエフェクターなのかよくわかりました。

すでに発売直後ということで、
値段上乗せしてメ〇カ〇とかヤフ〇クに出品されてましたね。
うーん、なんだかなぁ。
こうやって、すぐプレミアつけようとするのはそろそろやめませんかね。

あと、個人的には
完全なベース専用ペダルでもっと帯域がワイドで音質の良い
BASSつまみなんかも付いてるファズっぽい感じの
歪ペダルがあるといいかなぁと思います。
名前もSUMO XXXX 的な感じで。(笑)

まぁ、そんな余談はさておき
今回から MINOTAUR のボディカラーは変更になってます。
黒のボディにオレンジのインジケーター
これ、なかなか素敵です。
既存のシルバーも悪くなかったと思いますが
正直少し地味な印象でした。

といった感じで。
SUMO STOMP by Inner Bamboo
さすがに良い仕事してますね。
それでは。(^^)/~~~

(以下、後日記載)
先日やっとプレべで試すことができました。
結果からいうとすごく良かったです。(^^)v
まさにプレべのための歪って感じですね。
うちのジャズべではパワーが足りないのかな。
プレべほどいい感じに歪まないんですよね。
間にコンプ入れればいいのかもしれませんが…

コメント (2)
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黒ミノさんとトロンちゃん~SUMO STOMP Minotaur& SUMO TRON その1.やつらが届くまで

2022年05月17日 17時11分56秒 | エフェクター

こんにちは5月二度目の投稿です。
先日、久々に体調不良で仕事をお休みした私です。
5月は気温の差も大きく、体調を崩しやすいのでしょうか。
みなさまも健康には十分お気を付けください。

実は以前からずっと欲しかったエフェクターがありました。
しかし、どこも品切れになっていたそのペダルが
とある製品の発売をきっかけに見つけることができたのです。

そのエフェクターを作成しているのは
SUMO STOMP by Innerbamboo

私が欲しかったエフェクターは SUMO TRON といういわゆるワウですね。
ヴィンテージの名機「Mutron-III」を基に制作されたとても自然なオートワウです。

ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、
SUMO TRON ブランド のエフェクターはおそらく現在最も入手が困難であるといっても過言ではないでしょう。
まぁ、買う側からいうと非常に困ったメーカーなんですが…
それゆえにクオリティが高いことは十分予想がされるわけでして。
ベース用ペダルもプリアンプ以外はほぼ品切れ状態が続いてます。
ギター用の歪ペダルにいたっては毎回発売するたびに即売れ、
後日オークションや中古市場でプレミア価格で出てくるという
超人気ぶりです。

今回5月中旬にあの Minotar が発売になるということで、
私も Twitter でいろいろと情報をひそかにチェックしていました。
SUMO STOMP 公式アカウントが卸先店舗を記載してましたんですね。
その中の聞いたことのないお店に一台 SUMO TRON の在庫があるのを見つけたのです。
何しろ関西の全く聞いたことのないショップで少し心配ではありましたが
SUMO TRON の卸先で他にも高級ベースの販売も行っているお店のようでしたので問題ないと判断し、そのお店のWEBサイトで購入しました。

さて、きっかけになった Minotar に話をもどします。
Minotaur とは何ぞやという話ですが…
もちろんご存じの方も多いかと思いますが、商品説明から抜粋いたします…

Longtail#873と同じく CENTAUR 初期三桁シリアルの「#873」の個体を基にし、ベース帯域にチューニングしたモデルとなります。
トーンやゲインの挙動は Centaur を再現しており、OUTPUTレベルはLINE入力機器等に対応できるように設定しております。
クリーンに設定すればLINE音に深みと太さを与えることができ、また歪を深くしたドライブサウンドもボトムは損なわれずスピーカを強力に動かすことのできるサウンドです。
基になった CENTAUR はバッファーやブースターとしての評価も高く、ドライブ時のトーンは絶品と呼ばれるペダルです。
そのトーンはもちろん Minotaur でも活かされています。
ドライブを最大にしても潰れることなくしっかりと出る低音域。
1音1音の粒立ち、抜けの良さは極上と呼ぶに相応しいサウンドと言えます。

まぁ、私も詳しくはないのですが、一言で言いますと
ケンタウロスという有名な歪ペダルがございまして、そのクローンをベース用にチューニングしたペダルという感じでしょうか。
現在、KLON CENTAUR の値段は高騰してまして
KLON CENTAUR 初期型(GOLD/LONG TAIL)は
黒澤楽器で998,800円の値がついてました。(*_*)
超高いんですね~

まぁ、ただ、
個人的な持論で言わせていただくと。
「あくまで歪は好み」かと。
どんなに高くても気に入るか気に入らないかはその値段は全く関係なくて、
その人の趣味趣向によるものだと私は思ってます。

とはいえ、即売れ必死の Minotaur というエフェクターは気になります。
それだけ品質が高い証拠でもありますし。

今回からボディカラーがブラックへ変更され、さらに私好みになってたりしますし。(笑)
次回は値上げしないと厳しいかもという話も出てますので。

こりはぜひともGETしなければ…
そう気持ちは盛り上がるわけです。

ということで、SUMO TRON も無事に購入できたし、
MInotaur はどこのお店で購入しようかなと思っていた12日の夕方
イ〇ベ楽器さんのサイトをうろうろしていたところ
Minotaur が普通に販売されているのを目撃しまして、(*_*)
おやおや、普通に速買いしてました。
まさに掲載されてすぐのジャストのタイミングだったのでしょうね。
まだ他のお店ではほとんど売り出されていないタイミングだったですかね。

結構、15 日や16 日にならないと売らないというお店もかなりあったようですが…
実際に15 日販売だったのは、同時に発売されたギター用のショートテイル #S430 のほうだったらしくて
その後どんどん 黒ミノさんは順次販売されたようです。
もちろん、15 日以降にデジマのみというようなお店も結構ありましたね。
ちなみに、同時に発売されたお店で先に売り切れたのは圧倒的にショートテイル #S430 の方でしたね。
それだけギターリストの注目度は半端なかったということでしょうか。

しかし、あっさり購入できた Minotaur ですが、
実際に手元に届いたのはなんと購入から4日後の 16 日でした。
その理由は…
発送元が東京ではなくさらに翌日の発送になったからなのです。(´;ω;`)ウゥゥ
大阪のイ〇ベから北の大地にとどくまで最低三日間はかかるんですね。
あっさり購入できたのは出荷が大阪だったからなのかなぁ。

少し長くなりましたので
実際に使ってみての感想は次回に書こうかと思います。

では、後編に続く…
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ヴィンテージやハイエンドがさらに遠くへ

2022年05月11日 10時48分05秒 | ベース

五月になりました。
最近なんだか悲しいニュースが多いです。
昔から五月病とよくいいますが、
気分が落ち込みやすい季節なのかもしれませんね。

みなさんも楽しいことを考えて明るく過ごしていきましょう。
(と自分にも言い聞かせてます)

とはいうものの…
物価全体がそうなのですが
円安とコロナと戦争等々のせいで

輸入品は品不足->値上がり、
材料費や人件費の高騰->値上がり、
かくいうギターも明らかに値上ってますね。

Vintage はそもそもアメリカ等に買い付けに行けなくなったというのもあり、
ものが不足してるので、ただでさえ高いのものがさらに値上がりしてます。
同い年の JAZZ BASS が欲しいという私のひそかな夢も
どんどん遠のいていますね…

それからいわゆるハイエンドと呼ばれるベースギター
ちょっと前に比べるとかなり値上がりましたね。

うちでハイエンドといえば
USA Spector NS-2 や Pedulla Hexa Buzz あたりになるのですが…
まぁ、後者はロッドがほとんど余裕のない中古品だったので
かなり安かったのもありますが、

前者の USA Spector NS-2 は完全なる新品で購入したものです。
今から10年くらい前ですが、現在の半分くらいの値段で購入したと思います。
Spector を例にとりますと
以前なら USA 中古なら傷とかがそこそこあって安いものであれば
20万円台後半くらいから買えたのですが、
現在はスルーネックだと中古でも30万円では買えなくなりました。
おそらく 40、50万円くらいからになるでしょうね。
新品だと 普通に70、80万円 くらいは軽くします。

どこかで書かれてましたが、ミックカーンが使っていた 
ベース界のロールスロイスといわれる WAL
今注文すると 一万ユーロするのだとか(*_*)
130万以上する計算になりますね。
Sadowsky NYC しかり、USA な Fodera しかり。
どんどん遠のいていくのは明らかですね。
アメリカは人件費も高いですから。

じゃぁ、国産でいいじゃんとなるのですが。
最近は国内工房でもちょっといいなぁと思うと30万円台後半くらいします。
それは材料費を含めたいろんなコストが高騰しているからではないかと思います。

物欲の赴くままに購入していたら、いくらお金があっても足りませんね。(笑)

今となってはあのベースを手放すんじゃなかったとか思うとこともありますが
それと同時に無理してでもあれを買っておけばよかったというのも少なくないですね。

先日、すごく久々に Spector NS-2 を弾きました。
しっかりしたネック。80年代ゴールドパーツ仕様。
やっぱ別格だなと思いました。
やっぱ良いなぁと思うと同時にこれからは気軽に持ち出せないなと思いました。

最近、ベースギター市場をチェックしていても以前ほどお買い得品が少ないとか
同じ値段でもっと程度の良いものが買えたのになぁと思うことが多くなりました。
これからもまだまだ値上がりするのでしょうかね。

コロナが収束して、円安がおちついて、世の中が平和になって、
いろんなものの高騰が収まってくれることを祈るばかりです。

USA の Spector をもう一本くらい欲しいなぁ…
そんなことをふと思う風薫る五月の日でした。

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