久々に北の大地も本日は晴れてまして、かなりさわやかな一日になっております。
ここのところずっとぐずついてまして、北の大地らしくない湿度が高くじめじめしておりました。
やっと北の大地らしい7月という感じでとてもうれしいですね。
さて、今日はベースギターの話です。
昨年 2021 年は Fender 75周年ということで Fender の限定モデルがいろいろと出ました。
5月にもこのブログであの 1966 年後期仕様のパドルペグのジャズベースについて書きました。
モデル名で言いますと
Made in Japan Traditional Late 60s Jazz Bass なのですが…
最近、デジマートを見ていたら、Candy Apple Red が残り数本になってきていることにふと気づきました。
気が付けば LPB はとっくに売り切れてまして、Black は CAR よりはまだ多く残ってましたが、売り切れもそんなに遠くないかなという感じでした。
前回も書いたのですが、ボディがアルダーでしたら、私もきっと発売と同時に購入したのですが、
バスウッドで12万円台超という値段にずっと引っかかってまして
私もこれはコスパ的に…と思い購入に至ってなかったのですが
全国で残り数本という状況で、これはやっぱ今買っておくべきでは?という強迫観念に突然駆られまして…
ある晩にふとポチっと押してしまいました。
うーん、悪い病気はなかなか治らないですね。
まぁ、見た目はドストライクで一応限定モデルですからね。買う意味はそれなりに…(笑)
今回は〇村楽器で購入しまして、色は Candy Apple Red 、このモデルとしては珍しい4キロ超えの比較的重たい個体をチョイス。
今回このモデルは 3.7 ~ 3.8 キロくらいの個体が結構多かったので、初めはもっと軽いのにしようかとも思ったのですが、
うちのハカランダ Provision VJB 君、Provision VJB-J-PS 1965~1966 Binding & Dot Double PG Black が少しヘッド落ち傾向なので
軽い個体でバインディングネックだときっとヘッド落ち気味でバランスが悪くなりそうな気がしたので今回はあえて重めをチョイスしました。
まぁ、おかけでバランスは良いですね。ヘッド落ち傾向はほとんど感じません。
やはり見た目はすごく良いですね。
Candy Apple Red のマッチングヘッド、バインディングブロックポジのパドルペグ、まさに 66 年後期仕様ドストライクですね。
とにかく見た目は申し分ないです。思わずすりすりしたくなる感じです。
日本製とはいえ本物の Fender のデカールがついてますしね。
それにネックがかなり細めになっております。 Provision VJBのほうがもっとしっかりした感じがするので。
そういう意味では誰にでも弾きやすいネックシェイプだと思いますね。こういうところは日本製きちんと配慮されてます。
で、問題のバスウッドボディが奏でる音なのですが…これはピックアップも関係してると思いますが…
いわゆるジャズベースタイプのベースとしては音のレンジが少し狭めな感じがします。
まぁ、別な言い方をするとミッドがきちっと出ている秦のある音といいますか、ただ、ハイが弱めなのは確かです。
YOUTUBE で HYBLID と Traditional シリーズの弾き比べ映像がありまして、
黒のこのモデルが Traditional モデルとして使用されてます。
映像のタイトルは以下になるので興味のある方は見られると良いかと思います。
Fender Japan Series Traditional II VS Hybrid II Review (No Talking)
個人的な感想では HYBRID シリーズのほうがレンジが広く、今風といいますか Modern な印象で好感を持ちました。
一方 Traditional シリーズ Late 60s Jazz Bass は少し古い感じの音といいますか地味でオーソドックスな音だなぁと感じました。
ところが、その YOUTUBE を見た方のコメントを見ますと、
Basswood の Traditional が素晴らしい!というコメントが多くて…
ヨーロッパでこれ買えないのか?とか…かなり欲しがっている感じもありました。
日本限定モデルなので日本から輸入しないとだめだろうって気はしますが。
まぁ、いずれにしろ、個人的にはこの評価が少し意外というか少し驚きましたね。
実際に弾いた印象もハイがもうちょっと出てもよいかなぁと正直思いましたし。
確かに音に芯があってベースらしい音だとは思いますが。
まぁ、Provision VJB-J-PS なんかと比べるとそもそも音の目指す傾向が少し違っているとは思いますが。
やはり Traditional っぽさは 本家の Fender を買えばいいわけで。
Provision のほうが Modern をより目指してるのでしょうね。
Fender はそつがないというか、目立ちすぎないというか、丸くて太い低音という印象なのかなと思います。
もちろん、きっとこれくらいのほうが実際は使いやすいでしょうし。
でも、個人的な好みで言わせてもらうと少し物足りないかなぁ。
コンプとかプリアンプではどうしてもハイを少し上げたくなる感じですね。
まぁ、そういう方は HYBRID シリーズを買ってくださいということでしょうしね。
きっとこれが本来の Fender の Traditional な音なのでしょう。
そういえば昨年まで使用していた Fender Japan JB75-US/FC (アルダーボディのバインディングブロックの3点止め)もこれに近い、かなり優等生で目立ちすぎない素直な音だった気がします。
しばらく使用してみて判断になるとは思いますが…
やっぱりピックアップを変えたいなぁと思うのか、
それとも、慣れてきてこのままで良いと思うのか
うーん。どっちになるのかなぁ。
最後に商品紹介記事抜粋です…
フェンダーの伝統的な楽器製作の美学と日本の洗練されたクラフトマンシップを融合することで導き出されたMade in Japan Traditionalシリーズ。
フェンダーの正統なDNAが、確かなMade in Japanクオリティで蘇ります。
Made in Japan Traditional Late 60s Jazz Bassはグロスフィニッシュのバスウッドボディに、ヴィンテージスタイルの20フレットを採用し、9.5インチラジアスの”U” シェイプメイプルネックがTraditionalシリーズならではのクラシカルな演奏製を提供します。
60年代後期を彷彿とさせるブロックインレイにバインディングネックのフィンガーボードを採用し、Vintage-Style "Lollipop"のチューニングマシーンが、本製品ならではのコレクター心をくすぐる特別な仕様となっています。
4サドル式ヴィンテージスタイルブリッジ、そしてTraditionalシリーズのために選定されたオリジナルピックアップはリアルで音楽的なヴィンテージトーンを奏でます。
堅実なギタークラフトマンシップと、プレイヤーのニーズに柔軟に対応する答えが、本シリーズに反映されています。
本製品は2021年の限定製品となり、75周年を記念する特別なデカールがシリアル横に添付されます。
エレキベースの超定番のジャズベース。ジャンル、演奏スタイル問わず柔軟に対応可能な万能モデルです。細身のネックは小柄な方や女性にも握りやすく、快適に演奏することができます。
~Specifications~
Body : Basswood
Neck Material : Maple on Rosewood
Neck Shape : “U” Shape
Number of Frets : 20
Fret Board Radius : 9.5″ (241 mm)
Fret Wire : Vintage
Position Inlay : Pearl Block
Nut Width : 1.5″ (38.1 mm)
Bridge Pickup : Vintage-Style Single-Coil Jazz Bass®
Neck Pickup : Vintage-Style Single-Coil Jazz Bass®
Pick Guard : 3-Ply Eggshell
Bridge : 4-Saddle Vintage-Style
見た目は少し派手な感じですが音はオーソドックスで中低域がしっかりした音のベースです。
赤も黒も残りがそんなに多くなくなってきましたのでこの夏がラストチャンスかもしれませんねぇ。
それでは、しばらくこいつを弾きこんでみようかと思います。
実はこのベースの前にもう一本 CANDY APPLE RED な JAPANESE VINTAGE を購入したのですが、
その話はまた別な日に。
まだ夏も始まったばかりですが、皆様お体にお気をつけてお過ごしください。
では、また(ToT)/~~~