北部方面低音隊~

ベースとシンセサイザーが好きなおじさんです。
音楽や楽器等気になったことをつづっていきたいと思います。
よろしく。

BOOSTER って必要?(その2)~Shin’s Music ACID BOTTOM

2021年08月29日 23時22分14秒 | エフェクター

8月も終わりですが、まだ夏の暑さが残ってますね。
コロナも一向に収束せず、非常事態宣言も各地で出されております。
先日、私も無事二回目のワクチン接種を完了しました。
一回目は少し腕が痛いくらいでしたが
前評判通り二回目は結構副反応が出ましたね。
24時間を経過したあたりから急に熱が上がり
久々に38度台まで熱が出ました。
風邪薬を飲んだせいか半日くらいで熱は下降して
次の日には完全に下がりました。

さて、今回もブースターのお話です。
(仕事がすごくバタバタして間が少しあいてしまいましたね。すみません。)

前回の Lee Custom Amplifier TX-1 はパッシブベースの音をすっきりさせて、どちらかというと高音域を際立たさせる
高品位なブースターという感じでした。

今回紹介する shin’s music ACID BOTTOM は一言で言うと、
中低音域をブーストするマッチョなブースターですね。

Shin's Music さんのホームページではこんな感じで紹介されてます。
 低音好き必須!ボトムレンジをしっかりと持ち上げ、アタックでハイからミドルの調整も可能。
 ハイゲイン系モンスターアンプのブースターにも最適。
 ボトムACIDなExpander/Boosterです!

某楽器店さんの商品紹介では

 ジャズベース等で使用すると、チューブアンプライクな音圧アップが得られる、Expander/Booster!
 ACID BOTTOM は、ボトムレンジをしっかりと持ち上げ、ATTACKコントロールでハイからミドルの調整も可能なExpander/Boosterです。
 ベースで使用する場合は、ジャズベース等の音圧アップやゲインブーストにお薦めです!
 その名の通り、サウンドに刺激劇薬のごとくパワーと張りを与えてくれるペダルです。

まず、私は以前から Shin’s Music さんの
Bass Master Preamp Pro というプリアンプを
パッシブのベースで愛用してます。
ですのでノイズが少なく、無駄に電池を消費せず
高品位なサウンドのエフェクターであることは
もうすでによーくわかっております。

ですので買う前から素性が素晴らしいのは疑いなしでした。
実際、へんなノイズもありませんし。電池も長持ちしてますね。

まず、黄色い筐体にある赤いスイッチを押すと中低音域がブーストされます。

前回の Lee Custom Amplifier TX-1 はブーストつまみだけのシンプルな設計 でしたが、
この ACID BOTTOM の一番の特徴は LEVEL 調整と別にある
ATK つまみです。

商品紹介にもありますが
 このペダルの醍醐味は ATK ノブをアップしたサウンド。
 アップすればアップするほどにサウンドに張りとパワーが追加されます。
 フルアップにすれば、クラスDのベースアンプに繋いでいても、まるでチューブアンプを全開にしたようなパワフルな押し出しとナチュラルなドライブを得ることが出来ます。

最初はATK(アタック)コントロールをゼロにしてONして、レベル/音量を加味しながら
お好みまでATKノブを上げていく感じですかね

スイッチオンで中低音域がブーストされますので、それに合わせる感じで
中高音域を調整するためにATK つまみを上げて調整していく感じになります

どちらかというと中低音域が売りのプレベよりドンシャリなジャズベに有効な感じですね。
といいますのも
うちのプレベ(アッシュ&ハカランダの Provision VPB-Pro)で少し使ってみたのですが…
正直ブーミーな感じになりすぎるといいますか、すこしくどい感じになりました。

ですので、プレベは前回の Lee Custom Amplifier TX-1 の方がすっきりした感じになって相性がよさそうですね。

ACID BOTTOM はシングルコイルでちょっと非力なベースをパワフルな感じにするのによさそうです。

またまた製品紹介の引用ですが…
 この変化の具合はまさにACID=劇薬。
 物足りないベースサウンドを一気に変化させるまさに刺激的なスパイス。
 多弦ギターのブースターとしても使えるペダルです。

確かに最近の7弦ギターなんかでも十分使えそうです。

あと、こいつはパッシブだけじゃなくても、アクティブのジャズベとも相性は悪くないです。

このペダル、安いパワーのないジャズベースにつなぐとかなり音が化けそうな感じですね。
これは使いようによってはかなり面白いブースターだと思います。
あきらかに中低域のブースト効果が出ますので。

そして、TX-1 と同じく消費電流は約 3mA !
まったく無駄のないエフェクターですね。

さて、今回でブースター特集は終わりなのですが
次回はもうひとつ 約3mA なバッファーを見つけたので
それについて書きたいと思います。
その製品は
Providence VITALIZER BF VZF-1 です。

ブースターと違ってバッファーは音の劣化を防ぐための役割がメインですが。
おそらく音の輪郭をくっきりさせる効果は多少ありそうな感じがしますので、ちょっとインプレしてみようと思います。 

そういえば、バッファーといえば、
昔 WAXX LE multi buffer っていうのを持ってましたね。
その頃のメインは USA の Spector でしたので
まぁ、つまり、ローインピーダンスのアクティブベースばかり使ってたわけでして
ほとんど使わず楽器買取店にドナドナしちゃった気がします。(^_^)

では、みなさんも暑さやコロナにお気をつけて、お元気にお過ごしください。

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BOOSTER って必要?(その1)~Lee Custom Amplifier TX-1

2021年08月12日 11時33分56秒 | エフェクター

先日までの北の大地の暑さはどこへいったのか
ここ数日は最高気温が10度台までさがるくらい
まさに秋のような気候に変わりました。

お盆が過ぎるとまた暑くなるという週間予報もでてはいますが果たしてどうなることやら。

一方本州ではさらに高まる暑さに加え、集中豪雨も地域によって発生しております。
今年も心配な夏ですね。

さて、私はいろいろと仕事関係がごたついておりまして
夏休みはいつとれるのだろう?という感じになっております。
そんな中、なかなかベースと戯れる時間も取れずにおりますが…

前回、予告した通り、今回はエフェクターネタです。
しかもいわゆる”ブースター”と言われるものです。

実は昔からプリアンプ内蔵のアクティブベースばかり使用してきた私にとって、
ベース・プリアンプ、ブースター、バッファーと言われるものは縁がありませんでした。

ここ数年前からパッシブベースも弾くようになり、
アウトボードプリアンプなどたまに試すようになりましたが、
ブースターやバッファーというものには基本的に縁がなく、
いままで所有したことがほとんどありませんでした。

しかし SNS や YOUTUBE 等では
「音が抜けてくる」とか「音の密度が増した感じ」といった書き込み、試奏映像を見ると
私も”ブースター”なるものを試してみたくなり、
いろいろとある中から、
今回、Lee Custom Amplifier TX-1 と Shin's Music ACID BOTTOM の2つを選択して試してみました。

本来、ブースターといえば、真空管を使用したものもあり、そちらの方向に進む方も多いかと思います。
ところが、真空管になりますとACアダプターでの使用が必須となります。
わたくしは省電力なエフェクター、もっと言うと電池で何時間も駆動するエフェクターが大好きでして

この二つを選んだ理由はもちろん、高品質なメーカーであるということと
それに加えて、省電力で電池駆動OKというのが最大の理由です。

ちなみに、どちらも消費電力は約 3mA らしいです。
大変素晴らしいです。(^_^)v

まず、Lee Custom Amplifier の TX-1 から紹介します。

商品説明を引用しますと…
大手企業に在籍し、革新的な超小型ヘッドフォンアンプや次世代新型小型真空管アンプヘッドの開発に携わった李氏による新ブランドの製品。
一般的なブースターとは一線を画し、既存の多くのブースター回路とは異なり、アンプやマイクに使用される、「トランス」を用いたクリーンブースターです。
過度な帯域の持ち上がり方もせずにほぼ原音と変わらない帯域できれいにブーストされます。
それに加え、LCA の代表作 12AU7BB に通ずる、「エフェクトオンにしてる感はすくないが、おいしいところは出ている」と言ったブースターです。
ほどよく倍音が増え、音の原音の艶やかにつつみこんでくれる印象です。
ギターはもちろんベースでの帯域もカットされず共に好まれるようなブースターです。
クリアアルマイト済アルミ削り出しシャーシ、CTSポット、PtoPハンドワイヤードで製造。

こちらは純粋にいうとベース専用のエフェクターではありません。
しかし、商品説明にも書かれている通り、YOUTUBEにベースで使用する映像もありますし、
極端なロー落ちもなさそうということで十分ベースでの使用に耐えうると判断しました。

ちなみに参考とした映像はこちらですね。
https://www.youtube.com/watch?v=i1ndDOdMHlM&t=452s

さて、実際の印象ですが…

つまみは一つで大変シンプルですが、なんといいますか…
このアルミの筐体が実に美しいのです。
見た目が美しいというのもある意味大切ですよね。
高級感が漂ってます。

で、肝心の音の印象ですが…
もちろん、気になるノイズは一切なし。
大変クリアで抜けの良いブースターです。
音の印象は艶やかといえばよいでしょうか。
すっきりくっきりして素晴らしいです。

ただ、一点だけ惜しいところも。
重低音の出るヘッドフォンでチェックしますと
中高音域が抜けてくるせいもあると思いますが、残念ながらごくわずかにロー落ちが認められます。
もともとベース用のブースターではありませんし、私の重低音チェックはかなり厳しいです。
ですので、一般の方はほとんどきにならないでしょうし、
下の帯域が強調されなくなるからこそすっきりした音になっている側面もあると思います。

アンプでいえば重低音が強調されず、すっきりとした印象
メーカーでいうと、PJB あたりのイメージですかね。
PJB のアンプとかのすっきりした印象に近いかなと個人的に思います。

個人的にはパッシブのベース、プレべなんかに合いそうだと思いましたね。
そういえば参考映像ではウッドベースでも使用してましたね。

音がよりすっきりとした印象になると思います。

アクティブで帯域が広いベースだと少しロー落ちが気になる方もいるかもしれません。

あと、個人的にはどちらかというとギターで使用するほうがより良いかなとも思いました。

ちなみに値段も約4諭吉とお安くないですが、
見た目、音、品質すべて間違いないです。

それにたった 3mA ですよ。
すごいです。
(そう思うのって私だけ?)

次回は 個人的に本命の Shin's Music の ACID BOTTOM について書きたいと思います。

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