うたたねこと

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うたた寝ネコが薄目で見た日常と社会

いい加減にしろ! 社会保険庁

2008-10-04 09:10:29 | ネコまたぎ~よけいな一言・社会批評
ずっと不祥事続きの社会保険庁で、またまた新しい不祥事が発覚。 余り話題拡げたくないんですけど。 年金はまだ先のことだし、というより余り当てにならないし…。

今度は標準報酬引き下げだそうで。
どういう事かというと、サラリーマンの場合もらってる給与額によって納める保険料・企業の負担額が変わるそうです。 そこで、もらってる給料が実際より少ないことにすると、企業は負担金が減り、社会保険庁は同じ徴収額で徴収件数・徴収率を水増し出来るということらしい。
この仕組み、NHKニュースで解説してくれたから分かったけど、新聞記事を読んだだけでは抽象的でよく分からなかった。 無関心に見過ごす人も多いのでは?
そういう点もマスコミ、特に大新聞の信用出来ないところです。

このカラクリは社会保険庁と企業には都合が良いけど、本人が将来もらえる年金が少なくなる。 つまり企業と社会保険庁が組んでピンハネ、詐欺を働いているようなもの。
企業と社会保険庁の癒着、不正があるのではと疑いたくなります。 厳重に調べて欲しいですね。

あとニュースでまだ分かっていないのは、それがいつ頃から行われていたかということ。
一連の年金を巡る不祥事は、もう何十年も前から続いていたようです。 それが社会保険庁の体質と言っていい。
マスコミは何かというと近頃モラルが低下した、昔は良かったという言い方をするけど、昔からずっと、こうだったんじゃないですか。
また、親方日の丸の公共機関だから体質が甘い、民間はもっと厳しくきちんとしている、という言い方もされるけど、民間企業は逆に、儲ける為だったらどんな不正でもする体質というのは、このところのニュースを見てれば分かるじゃないですか。

何故こんな世の中になったのか?
一つは庶民が文句を言わなさすぎだと思う。 それに忘れっぽい。
確かに愚痴や文句を聞くのは気分良くないし、言って嫌われたくないと誰しも思います。
でも、「昔は良かった」式の後ろ向きな文句でなく、これからをよくするために今良くない点を指摘するのは必要な事では?
もちろん言った以上は、じゃ、どうするか?ということも考えないといけない。
社会は複雑だし、個人の出来ることは知れてるし、言ったところで何も出来ないのは分かってるから、無責任のそしりを恐れて言わないで済まそう、と考える気持ちも分からないではありません。
でも、そういう傍観的態度が世の中がどんどん悪くなるのを許しているんじゃありませんか?
一般庶民としては、まず言ってみて、それから考えても良いと思うのですが。


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