


フォーレで始まり、フォーレで終わる第1日目でした
何れも充実した演奏ですね・・白眉はミシェル・コルボ(指揮)ローザンヌ声楽アンサンブル、フォーレ:レクイエム でした・・合唱が一つの有機体と思います
女声、男声で30名弱で・・素晴らしいの一言です
今回初めて、相田みつを美術館で・・ピアノを聴けましたまだ、童顔の美青年?28歳?技量が高い・・音を聴きながら、みつをさんの
華の書を観てました・・華 華・・リズムに乗って・・踊っているような・・
2日
1:30PM~2:30PM ホールD 自由席・1500円 安い
前から4列目R・・生聴きは初めてです、今回の様な機会がなければ曲に接しないですね
此れも良しです・・曲想は内省な陰影に富んだ
ジャン=クロード・ペネティエ(p)/エベーヌ弦楽四重奏団
フォーレ:ピアノ四重奏曲第1番ハ短調 作品15/
フォーレ:弦楽四重奏曲ホ短調 作品121
フォーレ・1854-1924
公演番号112
3:15PM~4:15PM ホールA 1F18-24 2500円・安い
児玉桃(p)/ビルバオ交響楽団/フアンホ・メナ(指揮)
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/
ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調/
ラヴェル:ボレロ
ボレロで指揮者が踊ってましたね・・実に楽しんでます
児玉桃 初見・聴きです・・繊細、優美、気品が、曲想にマッチしてました、オケも絶妙なアンサンブルを醸し出して秀演です
公演番号113
5:45PM~6:30PM ホールA 1F 11-37・3千円・安い
ボリス・ベレゾフスキー(p)/ウラル・フィルハーモニー管弦楽団/
ドミトリー・リス(指揮)
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18/
ボロディン:だったん人の踊り(歌劇「イーゴリ公」より)
出足の木管とピアノの一撃が・・暗美な、何か恐れ、不安を感じさせる?
弦群の合奏、木管も上手いと感じました、
ボリス・ベレゾフスキー(p)が大きな骨格で、音楽を奏でて、骨、柱が確りしている・・内面的な発露がヒシヒシと伝わり素晴らしい・・
公演番号162
8:30PM~9:15PM 相田みつを美術館・自由席 ピアノ前・1500円・安い
時に、書を観ながら、音楽に聞惚れ、この音楽空間は最高の贅沢ですね
初見・聴きです・・
民族音楽を連想させる曲想かな・・ヤナーチェク
ポルカの変奏曲?・・時にはショパンの旋律かな?・・土着、民族性を感じさせます・・スメタナ
ベルトラン・シャマユ(p)・・20代で自分の音楽性を確立している・・技量が高いです
ヤナーチェク:草陰の小道を通って 第1集/スメタナ:3つのサロン用ポルカ 作品7/
スメタナ:ポルカ ヘ短調/スメタナ:ポルカの形式によるボヘミアの思い出 イ短調 作品12-1/スメタナ:ポルカの形式によるボヘミアの思い出 変ホ長調 作品13-2
10:30PM~11:15PM ホールA 1F12-34・3千円・超安い
今年も、ローザンヌ声楽アンサンブル/ミシェル・コルボ(指揮)を聴ける、幸せ感に浸りました・・実に氣持ち良い・・氣持ち良い・・幸せ・・幸せ
アナ・キンタンシュ(S)/ピーター・ハーヴィー(Br)/
ローザンヌ声楽アンサンブル/シンフォニア・ヴァルソヴィア/
ミシェル・コルボ(指揮)
フォーレ:レクイエム 作品48
熱狂の日が始まり
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3日・・予定
公演番号232
11:30AM~昼12:30
イザイ弦楽四重奏団
バルトーク:弦楽四重奏曲第6番 Sz.114/
フォーレ:弦楽四重奏曲ホ短調 作品121
公演番号234
3:15PM~4:00PM
アクサントゥス合唱団/ロランス・エキルベイ(指揮)
クーラ: 我が子をトゥオネラに、私の恋人は美しい/
クーラ:おやすみ、そこにはもう長い間花咲くリンゴの木がある/
ラウタヴァーラ:夏の夜よ、さあ、楽しい踊りを/
アルヴェーン:私たちの牧場で/ヴィカンデル:すずらんの王様/
ヒルボリ:ムウヲオアヱエユイユエアオウム
公演番号214
5:00PM~5:45PM
アナ・キンタンシュ(S)/ピーター・ハーヴィー(Br)/
ローザンヌ声楽アンサンブル/シンフォニア・ヴァルソヴィア/
ミシェル・コルボ(指揮)
フォーレ:レクイエム 作品48
公演番号236
6:45PM~7:30PM
樫本大進(vl)/ベルトラン・シャマユ(p)
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第2番ト長調 作品13/
グリーグ:ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ短調 作品45
公演番号248
9:45PM~11:00PM
ソプラノ未定/レナータ・ポクピチ(A)/トゥオマス・カテヤラ(T)/
マルクス・ブッター(Br)/ブリジット・エンゲラー(p)/
アクサントゥス合唱団/
ロランス・エキルベイ(指揮)
ドヴォルザーク : スターバト・マーテル
[ミロスラフ・スルンカ復元による1876年原典版]
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ドヴォルザークは、西洋音楽史上、後期ロマン派に位置する作曲家である。この時代にはドイツ・オーストリア、イタリア、あるいはフランスといった音楽先進地域の外で国民楽派が勃興し、ドヴォルザークは、1歳年上のピョートル・チャイコフスキー(ロシア)、2歳年下のエドヴァルド・グリーグ(ノルウェー)らとともに、同楽派を代表する存在である。同時に、ベドルジハ・スメタナとともにチェコ国民楽派あるいはボヘミア楽派の創始者の一人として、ドヴォルザークはレオシュ・ヤナーチェクを初めとする以後の作曲家たちに大きな影響を与えた。
ドヴォルザークは、ワーグナー派対ブラームス派の対立が明らかとなった時代に学習期を迎えている。1860年代後半、彼はワーグナーの音楽に心酔し、プラハでワーグナーのオペラを常時上演していたドイツ劇場(スタヴォフスケー劇場)に足繁く通った。1871年に作曲したオペラ『王様と炭焼き』第一作には、ライトモティーフの使用や切れ間なく続く朗唱風の音楽に、ワーグナーの影響が明らかに見て取れる。しかし、この作品は失敗作と見なされ、初演を迎えることはなかった。ドヴォルザークは、この『王様と炭焼き』第一作と全く同じ台本に異なった音楽をつけ、ナンバー・オペラに仕立てた『王様と炭焼き』第二作以降、徐々にワーグナーの影響下を脱していく。こうしたドヴォルザークの才能にいち早く着目したのは、ワーグナーと相対していたブラームスである。ドヴォルザークは、ブラームスや「ブラームス派」の音楽評論家エドゥアルト・ハンスリックらの推挙によって作曲家としての地位を築いた。彼は、こうした先人たちの残した豊かな遺産を十全に活用し、ワーグナーから学んだドラマ性、ブラームスも着目する構成力を高い次元で兼ね備えた作曲家であった。
とはいえ、ドヴォルザークの音楽をとりわけ魅力的にしているのは、シューベルトの旋律美に匹敵するといわれる、その親しみやすく美しいメロディーである。彼の交響曲第9番の第2楽章は、日本語の歌詞がつけられて唱歌「家路」として親しまれるだけでなく、学校やデパートなどの終業時刻を知らせるメロディーとしても多く利用されている。ピアノ曲『ユモレスク』変ト長調(Op.101-7, B.187-7)はフリッツ・クライスラーによるヴァイオリン独奏をはじめとする様々な編曲で演奏され、耳に馴染んでいるメロディアスな作品である。また、歌曲『我が母の教えたもう歌』は、クラシック音楽の声楽家のみならず、ポピュラー・シンガーによっても愛唱されている