さて、正暦寺に着いたものの、人の気配はほとんどなし。
ここは本堂(?)から見るお庭の紅葉が有名。
3年ほど前の秋に来たときは、
友人が予約しておいてくれて食事ができた・・。
予約!? 食事できるのは予約の人だけと書いてある・・。
えー、せめて門前に茶店は、うどん屋は ないのかよおお!!
チョーマイナーなハイキングコースの中のチョーメジャーな寺は
あちこちに禁止事項がベタベタと貼ってあって、
あわれな子羊に食事も与えず、いばっているのであった。
わてはそそくさと、食べ物を求め 出発したのだった。
円照寺も某天皇の墓も通り過ぎ、やっと白毫寺に着いた時は
それでも、もともとここの椿を見るのが目的であったため、
腹が減っっている事をしばし忘れ、
この寺めぐりハイキングコースで初めての拝観料を払って、
ほとけさんや五色椿を見たのであった。
椿 きれいやった。
その後、道を訊くたびに
「え、帯解から歩いてきたん・・?」とか
「そこの市内巡回バスに乗るとすぐです。」とか
明快な回答を得られないままに歩き続け、
やっとこさ午後5時半ころ
見覚えのある興福寺の五重塔が見える
いわゆる「ならまち」にたどり着いた。
帯解を出発して、かれこれ7時間ちかく歩きどおしでした。
ここは、北アルプスかい!!
「めし、めし」「ぐはん、ぐはん」
悲惨な事に、その日わては町内会の寄合のため
午後7時には、大阪の家に着いていなければならないのでありんした。
ぐはん食べたらすぐ出発して JR奈良までさらに歩き、
6時には電車に乗らな絶体絶命なのでありんした。
それゆえ、
悲惨な 北山之辺の道ウォーキングの旅の終焉は
全然、おしゃれでも「古都!!」でもない食堂の
「オ、オムライス すぐできますか!? お、おおもり!」
なのでありんした。 涙。 完。
白毫寺の ねこやん。
「帰ったらだめだにゃーん。」