なななのココ太郎。

あくまで冷静に
「今晩は　もう寝たら？」とゆう息子に従い、
(老いては子に従えと言いまっしゃろ。それのフリや、フリ。）

私は自分の部屋に引き取って、
　　（この表現どお？　小説みたいやろ。ぎゃはは。）
おとなしく　布団にもぐりこんだ。

んが、

やはり　納得いかないのである。

そや、ミズナと豚のしゃぶしゃぶの他に
タコ刺しもあったのに、寄ってけえへんかった・・。

やはり、家の中には　いないのか・・。
ぢゃあ、ベランダづたいに　よその家に行き
そこでつかまり・・。

こっちの隣は　ココのこと、よう知ってるから　まあエエとして・・。
（でも、それやったら　なんで教えてくれへんのか・・。
　何か　やらかして怒らせてもたとか。）

（いっつもおうちの中、むっちゃおしゃれにしてやるもんなー。
　観葉植物の鉢の中に　ウンチしたとかやったら、
　いくら　彼女でも怒るわなー・・。）

反対側の隣は　引っ越して誰もいないはず・・・
そこで、畳をガリガリに引っ掻いて暴れ周り、
その向こうの家に、またまたベランダ伝いに移動・・？

想像たくましく、不安はますます募るワテであった・・。

明日は　きっと見つかりますように・・・などと、
やや乙女チックに思いながらも眠りに就こうとしたワテの
枕にあたった耳に
その時

な・な・・・　　な。な。　　なあ・なあ・・

私の部屋は１４階建ての集合住宅の１４階の
通路側にある。
部屋の襖を開けると、すぐ玄関でドアがあり
その向こうは通路である。

なんと　な・な・なの声は、玄関のむこうから聞こえているのであった。


あのー、すんませんが　つびつびこんちぬ。



　　　　　　　　　　　　 　お花がいっぱい咲いて　しあわせ気分。




　　　　　　　　　　　　　こいつあ　「そばかす」と名づけたクローバーだ。




　　　　　　　　　　　　　ペーパーカスケード。かわいやろー。





　　　　　　　　　　　　　部屋の中では、やっとデンドロビウムが
　　　　　　　　　　　　　花ひらこうとしていますよ・・。　
　　　　　　　　　　　　　バレリーナみたいに・・。