とちう②

　おばばになったワテやけど、
　たまには海で泳ぎたい・・。
　
　（ここ　注意よ。　たまには海に行きたい・・と
　　ちゃうんよし。
　　　　　海で泳ぎたいねん。）

　わては、毎ウィークエンドになると、
　どこの海岸に行くか悩んでいる息子に言った。

　「なあなあ、私も海に連れてってくれへん？
　　あんたらとは　他人のふりするからさ・・。

　　海岸では　あんたらと離れたトコで泳ぐしさ。
　　知らん顔　しとくしさ。
　　車に乗せてくれるだけさっ。　　」

　息子は　「ぎゃはは。」と笑うだけで
　OKとは言わない。

　さすがに　わての息子やなあ・・。

　おかん　そんなことゆーてるけど、
　絶対に
　
　「なあなあ、日焼け止めクリーム忘れたから、
　　○ちゃん（息子の彼女）、貸して。」
　とか

　「なあなあ、そろそろ　お昼やけど、
　　焼ソバと　カキ氷　おごったるから
　　一緒に食べようなー。」
　とか

　「○ちゃん、その水着かわいなあ。
　　どこで買ったん？？」
　とか　ゆーて　そばに寄って来るに決まってるし、

　来たら、
　顔そっくりやから　親子とばればれやから
　絶対　いや。

　と思ってるのが　まるわかり。

　（母の私がゆーから　間違いおません。）


　だから、海水浴なんて
　むりやなあ・・と　あきらめていたのではあります・・。


　しかし、それ、

　「亀の甲より年の功」と　いいまっしゃろ。

　わたいには、「おまご」とゆー
　強ーい味方が　おりちゃんどすえー。