ミコの絵日記

日本画を描いています。
生涯の楽しみとして描き続けたい、、、
シニア主婦の備忘録です

山口華楊展

2012-11-20 | 展覧会
2012.11.18

京都国立近代美術館へ行ってきました。

大学で勉強していた頃、山口華楊さんの絵を見るように勧めていただきました。
なかなか、そのチャンスにめぐり会えず、日本画全集をみては構図の素晴らしさに憧れていたのですが・・・・

とうとう、実物を目にする時がきました。
やはり、写真では伝わらない色の深みや画面から漂う空気感は圧巻です。

見覚えのある絵と次々ご対面~~

至福のひと時でした。








その後、高島屋京都店の画廊で稗田一穂展を鑑賞してから、

3箇所目の展覧会場、寺町の蔵丘洞画廊へ。

11/17~12/1 来野あぢさ先生の個展開催中です。
私の大好きな先生の絵はいつもながらマチエールの素晴らしさに惹かれます。
気さくなお人柄で楽しくおしゃべりさせていただきました。


写生する時は細部まで観察してしっかり書き留めるよう心掛けているのですが・・・

つい、本画のときまで、それを引きずってしまいます。
足し算ばかりではバランスが悪いですよね。
引き算の難しさを実感しているこの頃です。


削ぎ落とすことの大切さを教えられた展覧会でした。


つらつら椿

2012-11-13 | 展覧会
松柏美術館 特別展を観て来ました。



パンフの写真の他にも
安田靭彦、前田青邨、上村松篁、徳岡神泉、村上華岳などなど
素晴らしい椿画を楽しませていただきました。

同じ椿を題材にしてもそれぞれに異なる個性溢れる椿でしたが、
どの作品も伸びやかで憧れをもって拝見しました。

パンフレットの中に
101歳で天寿を全うされた奥村土牛さんの言葉が
「初心を忘れず、拙くとも生きた絵が描きたい」と記されていました。

心に響く言葉です。











回転台

2012-11-10 | 絵画制作
数年前にテレビで日本画家の堀文子さんのアトリエを見た時のこと・・・
堀さんは回転式の中華テーブルで絵を描いていらっしゃいました。

絵を回転させることでご自身が動かなくても大丈夫なんですね。
良い考えだなぁ~~って感心しました。

それから、しばらくしてリサイクルショップで小さな回転台をみつけました。
物入れにしまってあって忘れていたのですが、先日取り出して使ってみました。
面積が小さいのであまり大きなパネルは乗りませんでしたが、小さなもので試してみようとおもいます。



こんな感じ・・・・
今、製作途中の絵ですが・・・
このパネルには必要ないかもね~~~




平成24年度 第63回 奈良県美術展覧会

2012-11-01 | 展覧会
10月27日~11月3日 奈良県文化会館で開催中です。



正面に展示された日本画の受賞作品


「私のはどこかな?」



「あった!あった!」
例年同様に展示室の一番奥のコーナーに。


モティーフは紅葉したまま冬を越し早春に花を付ける柊南天。
題名は「災いを転じて福となす」から「難転」としました。
今の世相を思うと、難転を願わずにはいられませんね。


今年も入選させていただきました。
嬉しいことです。
でも何故か気持ちが萎えてしまいます。
毎年、母と見に行くのを楽しみにしていましたが、
県展の出品はこれを最後にしようと思います。


5回の入選で正面に飾っていただくことは1度も有りませんでした。
これが私の実力なんですね。


もっと、もっと精進すれば自分に足りないモノが見つかるでしょうか?
広い世界に目をむけて、新しい道を見つけたい!

また、いつか挑戦する気持ちになれたらイイなとおもいます。