二転三転した今年の送り火。それでも例年通りに行われたことにほっとする。何といっても、お精霊さんを送る伝統行事なのだ。民間に由来する宗教行事。盂蘭盆会にお迎えした先祖の霊は、送らねば。そういえば、京都では、六道珍皇寺(8/7~10)や千本ゑんま堂(8/7~15)にお迎えに行くそうな。近くの川までお迎えに行く地域がある、と何かで読んだこともある。大阪では8/13早朝、お墓へお迎えに行き、15日夕方、お墓へ送りに行ったものだ。
小さな橋の上で大勢の人がひしめき、 この重さに耐えられるのだろうかと少し心配になる。
意外にも、高野川東側から、船形が見えた。ただ、道路両側の灯がかなり邪魔。周りで「明かり要らんなぁ」という声。でも、この人出、街灯は仕方ない。
百貨店では、送り火の時季に合わせ、関連和菓子が多く見られた。京都限定と銘打った、これは鶴屋吉信のもの。
今年も、「送る」ことを意識して送り火を見上げた。外では声明(?)が聞こえている。