参院で審議中の医療・介護総合法案は、法案説明の重大ミスに始まり、法案の論拠を撤回するなど、前代未聞の大失態が続出しています。政府・与党は会期内成立を狙っていますが、廃案にするしかないことが明瞭になっています。
「『60万』という書きぶりは撤回する」―。田村憲久厚生労働相は5日の参院厚労委員会で日本共産党の小池晃議員の質問にこう述べ、審議中の法案説明を撤回する前代未聞の事態になりました。
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旧日本軍が中国の重慶市と四川省全域に行った重慶大爆撃被害者の証言を聞く集会が5日、国会内で開かれ、前日、東京地裁で行われた重慶大爆撃賠償請求訴訟の第29回口頭弁論で証言した原告の蘇良秀さん(83)と、四川大学教授の劉世龍さんが発言しました。
蘇さんは、1941年7月27日に日本軍が四川省成都市に行った爆撃で母や祖母、弟など家族と親戚6人を失い、自身も重傷を負いました。蘇さんは、爆撃で頭や胴体 . . . 本文を読む
NHK受信料収納などに従事する地域スタッフの労働者としての地位と未払い賃金の支払いを求めた裁判で、神戸地裁(工藤涼二裁判長)は5日、労働契約法上の労働者であることと未払い賃金の支払いをNHKに命じる判決を出しました。
全日本放送受信料労働組合兵庫県協議会神戸支部の福島強司委員長(47)が契約途中で契約解除されたことに対し訴えていたもの。受け持ち地域の指定や業務時間が拘束されていたこと、達成目 . . . 本文を読む
厚生労働省は3日の社会保障審議会年金部会で、年金財政の検証結果を公表しました。政府のいう「経済再生」が進んだ場合、現役の勤労者の手取り収入に対する年金の給付水準(所得代替率)は、将来も50%を確保できると試算しましたが、給付水準は今年度の62・7%から下がりつづけ、30年後にはどの試算でも50%ぎりぎりとなっています。
政府は2004年の年金改定で、所得代替率50%維持を明記し「100年安心 . . . 本文を読む
国会の公開原則崩す
自民、公明の与党は秘密保護法の年内施行に向け、秘密の運用をチェックするための「監視機関」(秘密会)を衆参両院に設置する国会法改定案を今週中にも審議を始め、今国会中の成立を狙っています。「秘密会」の常設は、公開を原則にしている国会のあり方を大きく変質させるものです。昨年末に国民の強い反対を押し切って成立が強行された秘密法が、「言論の府」へ侵食をはじめています。
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