老後の日々

果物に野菜作り等、
今では趣味にして気間々にやっています。

教育改革法案今日参議

2007年05月21日 | Weblog

モスクワの北北西にある、日本よりやや広いだろうかと思われるぐらいの国、フインランド、この国の子供の学力が世界一として知られる。その秘密を探るため、元教育大臣ヘィノネン氏に聞いたNHKのBS特集「未来えの堤言」は日本の教育にも大きな示唆を与えてくれた。

フインランドの教育改革は1994年。当時教育大臣になった29歳のヘイノネン氏は、教育現場に大幅な裁量権を与える。授業の内容も教え方も現場の教師にすべて任せた。大臣ではなく、教師こそが教育のプロだからである。国が厳しく管理すると教師の意欲も生徒の意欲も失われ、何もかもだめなる。

大臣の狙い通り、授業には工夫が擬らされ、子供達は知識だけでなく考える力も身につけていく、今の日本の教育は全く逆だ。先日衆議院を通過した教育改革関連山法案には、教員免許更新制や、愛国心教育などが明記去れ、国家統制を強める内容、教育改革について、ヘイノネン氏は言う、教育制度を急転換するような法案は、無理矢理通すべきではないと言う。

そう言われてみると、私達子供の頃はそれぞれ個性のある先生だった。優しい人、教えの上手な人、厳しい人、厳しい先生の時間になると気が引き締まる、拡張する、そして何時間目かに優しい先生の時間になると気が休まる、それでも気を抜きすぎるとビンタが飛んでくる、同じような事をしても怒らなかったが、今日は叱られた、今日はあの先生機嫌が悪いぞ?、等と思ったものだが其処には、けじ目があったように思う。

二度までは許せても三度目は駄目とか、これには体罰が必要など。ここで考えなければいけないことは、外国はこうだとか、何処の国はこうなのに日本は駄目だとか、討論会などでは良く聞く言葉で力のある人はこれを現実に持っていこうとする。フィンランドの教育改革が良いと言っても、ここまで考え方の変わった今の日本人には当てはまらないだろう。教育改革関連三法案は、今日参議院で審議入りする、今の日本人に一番必要な改革を望む。