「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

銀河英雄伝説から見る、海上自衛隊の今

2014年05月11日 | 海上自衛隊


銀河英雄伝説に及ばないまでも、


やや長編になってしまった後なので、


ちょっと息抜き。


なんだか意味不明なタイトルですけど、ご容赦くださいませ(笑)





実は、同じタイミングで


海自関係者のお二人が銀河英雄伝説を読んだor観たとのことで、


感想をいただいたのですが、


これがまた、おもしろいくらい同じことを言っていたので~ちょっとシェアさせて頂きます♪


あ、関係者のお二人のお一人は、


いつもコメントを下さっている雷蔵さんで


もう一人は、現役の海自幹部さんです。


この二人が同じように言ったのは、


1つは、


「階級がおかしい(笑)」


うん、わかってる…。


それはよーくわかってますよ…。


「20代の将官があんなにいるわけない」


「だいたい、バイエルラインが大将とか絶対におかしい!せいぜい、大尉」


ごもっともです(笑)


まぁ、これは別に海自関係者でなくても思うところですが、


さすが!と思ったのが、お次。


あれは艦隊戦の動きじゃない歩兵の動きだ


という、言われてみればもっともで、


かつ、銀河英雄伝説の根本を揺るがす衝撃の言葉(笑)


ま、そ~よねぇ…。


作者はどう考えても艦艇の知識が薄い(と今なら分かる)上に、


歴史、特に中国史が好きだから、ベースとなっているのは、


歴史上の様々な戦いなので、仕方のないことなんだよね~と。


歴史で習ったような「ナントカの戦い」を、


宇宙空間にそのまま持ってきて艦隊戦にしちゃってるからね~。


おかげで、私も海上自衛隊の知識が増えるにつれ、


今まで気にならなかった細かいことが気になってきたのも事実。


例えば…


帝国軍には軍帽がない


っていうのが、今見ると違和感が湧き出て仕方なくなっちゃいましたよ(笑)


外や艦橋にいるのに、


頭むき出しってところに、どうにも違和感が出てきた(笑)


軍人は、外にいる時は脱帽禁止(←帽子をかぶれ、ではなく「脱帽禁止」なのがポイント)だから。


なんだか、とてもカジュアルにみえてしまう…。










で、お二人のご指摘の通り、歩兵の動きと言われてしまった艦隊戦。


この要因の1つと思われるのが、


艦砲射撃によっていかに敵艦を撃ち減らすか、ということに基づいているから、


ってことがあるではないかと推察。(それだけじゃないけど)


じゃあ、現在の艦隊戦は?っていうと、


艦そのものの撃ちあいなんてものはなくて(←こんなのは日露戦争まで)


ミサイルの迎撃…つまり、対空戦闘、もしくは、


潜水艦をいかに見つけてしとめる…対潜戦闘という形なんですね。


なので、このことを頭の片隅にでもにおいてから、護衛艦の見学をすると、


意味がわかってよりおもしろいんじゃないかと思う。


ちなみに、前回とりあげた「あきづきのネコ」も、



なんで、ネコちゃんが潜水艦とミサイルを捕まえているのか、


これで意味がが分かりますね?(笑)


…これが念頭になくて護衛艦見学した場合、


ミサイルだの魚雷だのヘリだのと各武器や機能の説明だけ受けても、


そもそものその艦の戦術的役割が分からないと、


パズルのピースがバラバラの状態でみせられている感じになって、ピンとこないじゃないかなぁ?


ちなみに、前回まで取り上げていたイージス艦も、


みんな騒いでいる割には、


イージス艦がなんですごいのか、何がすごいのかは、分かっていない人の方が多いはず(笑)


同時に多数の目標を捕捉できるとか、


死角がないといわれるくらい、前後左右上(下はない)幅広く探索できる能力があって、


イージス艦しかキャッチできないデータを、他の艦とデータリンクするとか、


とってもざっくりいうとそういう機能があるけど(←ヲタに非ずなので、専門的な説明はできません(笑))


これも、大きな役割はミサイルの迎撃なわけです。


ミサイルと言ってもただのミサイルではなく、


大陸弾道弾の迎撃ですね。


北朝鮮のテポドン2号が、まさにコレ。


大陸弾道弾というのは、一旦宇宙空間に出て、


それからマッハ5くらいのスピードで落ちてくるんで、


宇宙空間にいる間に迎撃しないと、アウト!!なんですね~。


で、大事なのはココなのですが、


知っている人が存外少ないようなので、前にも書いた気がするけど、再度ココで吠えます。


この、大陸弾道弾を100発100中で迎撃可能なのは、


世界広しといえども、


我が国が誇る海上自衛隊のイージス艦だけだということを!!


(でもこれ、ちょっと前の情報だから、他の国が成功していたって話があったら、ゴメン。
 それでも、史上初なのはまちがいないけども。)


そして、この事を一番知らないのは、


残念ながら日本人なのですよ。


「国防男子」なんか出す前に、


PRすることが他にあるだろう?!海上自衛隊よ!!


…いや、ここは、海上自衛隊だけを責めるわけにはいかない。


なぜなら、世界で初めて大陸弾道弾の迎撃実験に成功した時、


当然、プレス発表が行われたのだが、


ほとんど記者が来ていなかったのだから!!


この事を大々的にニュースで報道したのは、


技術提供、合同訓練を行った、アメリカはもちろん、


他には、ヨーロッパと香港だけでした。


この3国では、まるで自国が成功したかのように、大々的に取り上げられていましたが、


あろうことか、自国で…この日本において、一切の報道がなされなかったのです。


ですので、この歴史的快挙を、多くの日本人が知りません。


この一見だけみても、


日本のマスコミがいかにひどい存在なのか、分かろうと言うものです。


先に挙げたように、大陸弾道弾は、宇宙空間…つまり空気がない場所において迎撃せねばならないため、


その技術はアメリカにおいて開発されたものだけど、


人為的な操作において極めて困難で、なかなか迎撃に成功しなかった…


が、しかし


海上自衛隊において、ついに、迎撃に成功してしまったわけです。


海上自衛隊のファンだ、と自称する方には、少なくともこの事は知っててほしいですね。


ましてや、この事を、海上自衛隊が自ら功を誇って吹聴することはないので、


彼らの口から聞く機会もまぁ、ないでしょう。


この話題をこちらか振ってさえ、


「まぁ、そのようですねぇ…」


とか、


「どうなんでしょうねぇ」


なんてあいまいな返事で、


「そうなんだよ!すげ~だろ~」


とは、一切言わないわけですから。








ちょっと、熱くなってしまいました


銀河英雄伝説の話に戻すと、このあたりは、


民主国家と言いながら、平気で情報統制をおこなう自由惑星同盟と似てるし、


自らの功を誇らないあたりが、ヤン・ウェンリーみたいではないですか


まぁもっとも、ヤン艦隊は、海自っていうより、空自っぽいなぁって思うけどね~。


あの階級に対して、フラットな感じが(笑)


「空飛ぶ広報室」のあの軽い感じ…ヤン艦隊っぽい…


雷蔵さん曰く、帝国軍って陸自みたいだと仰っていましたが、


あの、固くて、階級の上下関係が厳しいあたり、確かにね~と思いますね。


この辺は、ゆるやかな会で、


空自さんと陸自さんが混じった時に、空曹さんが空尉さんと話している所を見て


「空自って本当にフラットね(笑)」


というと、


空自尉官の参加者が笑って


「そうなんだよね。陸自の若い人たちの方が、ものすごく気をつかってくれて申しわけなかった(笑)」


と言っていたのが印象的でした。


ちなみに、空自のペトリオット部隊曰く、


「戦闘機より、イージス艦の方が親近感がある」


とのことでしたが、めっちゃ納得。






で、


話が飛び飛びになって申しわけないけど、


イージス艦に再び話を戻します。


もう1つ、ミニイージスだの和製イージスだの呼ばれている、


例のネコちゃんのあきづき始めとするつき型ですが、


この、建前(?)DDにカテゴライズさている、


この不思議な艦は、


イージス艦には、ミサイル防衛に徹してもらうために働く、


文字通りイージス艦の「護衛艦」たる役割があるわけですね。


大陸弾道弾を迎撃しようとするイージス艦は、


当然のごとく、潜水艦やらなんやらに狙われるわけなので~。


なので、他のDDやらDDHやらは、


敵の潜水艦を先に見つけることが大事だし、


撃たれた魚雷を迎撃することが大事だし、


敵艦から飛んできたミサイルも迎撃しないといけないわけで、


それらを防ぐために、


二重・三重の迎撃態勢のための、


ミサイルとか、SIWSとか、チャフとか魚雷なわけですよ。


だから、潜水艦は、


静か = 敵から見つけられにくい = 優秀


なんですよね。(だからプロペラの厚さが最高機密 ⇒ 鉄のくじら館のプロペラがちゃちい理由です)


言うまでもありませんが、ここでも我らが海上自衛隊の潜水艦隊は極めて優秀です。

(すごいのは、カレーだけじゃないってことを、肝に銘じておいてほしい…)


米軍との鬼ごっこ(鬼⇒米空母 対 海自潜水艦)において、


見つけられなかった海上自衛隊の潜水艦を、もしや故障でもしたのかと必死になって探していた時、


一方の、海自潜水艦側は、なかなか見つけてもらえないので


「どうしちゃったんだろう???」


と心配(?)になって、いきなり米空母の真横に浮上したという、有名な武勇伝がありますね(笑)


で、


ここでもう1つ知っておいてほしいのが、


最初に挙げた通り、


艦隊戦といっても、艦砲射撃の撃ちあいではないので、


護衛艦自体の装甲は薄くなっています。


ミサイルの落としあいなので、厚くする必要がないし、厚いと艦の足が遅くなるからですね。


なので、もし、護衛艦がミサイルを喰らってしまうと……


……護衛艦を見学される時は、ぜひ、この事も頭の片隅に置いておいてください。


制服がカッコイイとか、


ミサイルが本物かどうかとか、


カレーがおいしいかどうかとか、


そんなことではなく、


彼らが多くの時間を過ごしているその艦が、どんなに艦なのか。


彼らの役割、真の存在意義はなんなのか。


彼らは、アイドルでもないし、単純な正義の味方でもありません。


いろいろな迷いや悩み、そして多くの矛盾を抱えながら、


日本にとっての生命線である、シーレーンを護っている人たちです。


日本近海に迫りくる危機を、最も肌で感じている人たちです。





ここで、銀河英雄伝説の1シーンより、


自由惑星同盟総参謀長チュン・ウーチェン大将の言葉。


「ヤン・ウェンリーは、何かと欠点の多い男ですが、1つだけ何者にも非難できない美点を持っています。

 それは、民主主義の軍隊の存在意義は、国民を護ることという事を本気で信じていて、

 しかもそれを、1度ならず実行していることです」


この言葉は、我が国の自衛隊にこそ当てはまるように、私は思いました。


少なくとも、私が知りうる限り、


彼らは、そういう存在だと確信しています。










 


























横須賀護衛艦カレーグランプリ ~護衛艦見学 あしがら編 最終回~

2014年05月10日 | 海上自衛隊


長らくお待たせしてしまい、申しわけございませんでした。


お待ちくださった皆様、


度々ご訪問くださった皆様、


本当に、いつもありがとうございます。







こんごうを見学した後は、お次、お隣にいるイージス艦、あしがらへ。




(おしりでごめんなさい…)


あしがら…


護衛艦って、それぞれの艦にマーク?みたいな


その艦を象徴するイラストがあるんだけど、


我々三人が、あしがらのマストに翻るその旗に描かれた絵を見て抱いた、


共通の感想それは…


「地方のお土産に書かれている絵みたい」


でした(笑)



ほらっ


なんか、おせんべいでも入っているような箱に描かれてそうじゃないですか?(笑)


まぁ、あしがらなんで、当然、描いてあるのは金太郎ですよ。


けっこうなおもしろさ、ですが~、


やっぱり、あきづきのインパクトには叶わないよねぇ。


初めて見た時の衝撃は忘れられない…。



これが、はたして軍艦を飾るシンボルマールなのだろうか???(笑)


いや、かわいいけどね、うん、かわいいよ?


ネコが、潜水艦とミサイルを捕まえているあたりに、なんかこう、意気込み?みたいなのも感じるしね。


聞くところによると、


あきづきの初代艦長がネコ好きなんだからとか・・・


いいの?そんなんで???(笑)


まぁ、それはさておき、


あしがら、あしがら・・・。


さきほどの、こんごうでは全く並ばずに済んだのですが、


あしがらでは、土曜の午後に映画のチケットを買うくらいの時間は並びました。


カレーをあきらめた人が、流れてきているのかな?


さて、順番が来て、いよいよ乗艦…


…なんですが、


え~っとですね、マニアではない私にとっては(←ココ大事)


ぶっちゃけ、こんごうの後にあしがらに乗っても、


そんなに違いってわかんなかったんですね(笑)(←ファンにあるまじき発言…)


で、違いを調べてみた。


あしがら(あたご型)⇒ 7750トン 2008年就航


こんごう(こんごう型)⇒ 7250トン 1993年就航


…う~む、微妙な違い(笑)


でもきっと、こう書いておけば、


雷蔵さんがまた詳しく違いを説明してくれるに違いない (←他力本願(笑))


…お待ちしております(笑)








あしがらの隣は、ちょうかい。


あしがらとちょうかいとのツーショット



どーんって感じです。


スカートのせいだと思うけど、イージス艦って、いかついですよね(笑)


フェイズドアレイレーダーが目みたいにみえて、


なんかコワイ(笑)


そのスカートの中に入ります。


すると、はい、ありました。


お馴染、溺写メコーナーです



う~ん…クオリティ(?)はイマイチかな(笑)


なんか、小学生の落書きみたい…


でも、作業服来て、モップ持ってる…なんだろ?


甲板掃除中に、誤って海に落ちた船員さん的な感じになるのかな???


しかし、ほんっとに、溺者って各艦個性にあふれていますねぇ(笑)


ちなみに、女性が乗艦している艦の溺者は品がいいらしいです…


まぁ、さもあろうというもの。


女性がいないと、どこまで下品に(というかアダルトに)なるんだろうね?


そういえば、一番乗っているいせの溺者はお目にかかったことはありません。


さすがにあれだけ広いと、ちょっと探して下さい、とは気安く言えない…。





さて、溺者とも対面したことだし、格納庫へ向かおうと、歩いていると、


ちょうかいの舷門のところにさしかかった、その時。


さっそうと、あしがらからちょうかいへと移動する、すんごい美形の士官が


すると、妹分アルファーが、


「あ、あの人って、カレーの売り場にいた人じゃないですか?」


と。


うむまちがいあるまい


っていうかさぁ…


法被姿であんなに素敵だったわけよ。


どんな人でも5~10倍増しにしてくれるという海自の制服きてたら、そりゃもう…ねぇ


反則


他に言葉が見つからない(笑)


しかも、本当に颯爽という表現がふさわしい身のこなし。


ちょうかいの美形に見とれてばかりもなんなので、


視線を他の場所に移していると、


近くの船員さんと目があった。


船員さんが、


「私たちは、佐世保から来たんですよ~」(←うん、知ってる。あしがらだもんね)


とにこやかに話しかけてくれた。


「そうなんですね。実は私も、九州から来たんです~」


とにこやかに応える私。


「え??どちらですか?」


「隣の佐賀県です。いつも倉島には見学に行っています


ってな感じの、当たり障りのない(笑)会話でスタート。


なんだけど、最後に


「あっ、佐世保ですよね??実は私、ゆるやかな会というのをやっていまして…」


とゆる会の営業も忘れない(笑)


名刺を渡すと、


「分かりました!独身の奴らに言っておきます


と爽やかに立ち去って行った海曹さん。


正直、あまりあてにはしていなかったけど、


実は、この前の佐世保ゆる会で、これが功を奏したことが分かったのだ~


飛び入りで、護衛艦あけぼのから2人が来てくれたのだけど、


この二人が、「あしがらの○○さんの紹介で…」と言ってたんだよね~。


いや~、種はまいておくものですね


それにしても、海自さん…本当になんて律儀なんだろう


ありがたいです。





ちなみに、あしがら艦上で、個人的にちょっとだけ印象深かったのは、


VLS発射装置の前でのこと。


見るからにヲタのカップルがいたのだけど、その彼女が、かなりのテンションで、


「えっこれ、VLSVLSなのすご~いVLS初めて見た~


と、半端なくVLSと繰り返して興奮していたこと(笑)


そ、そんなにってくらい興奮してたよね。


VLSの何がそんなに彼女の心を捉えているのかは分からないが、


一緒にいたヲタ(と思われる)彼氏でさえややヒいていたくらいの興奮具合…。


見ていてちょっとだけ、呆れつつもなんだか印象深かった…これが、私のあしがらでの思い出です(笑)


すまん…あしがら…





え~っと、


長々と引っ張ったわりに、


尻つぼみな終わり方をして申し訳ございません


護衛艦カレーグランプリ、もうご承知の通り、


優勝は潜水艦隊のカレーでした。


この結果に、他の参加護衛艦の皆さんの叫びは…


護衛艦カレーグランプリなのに、優勝は潜水艦隊かよ!!
(↑リアルに、こう言ってた。そりゃそうだ)


ねー…そもそも、なんで、参加してたんだろうね?


護衛艦カレーグランプリ、なのに…(笑)


お後がよろしいようで。























横須賀護衛艦カレーグランプリ ~護衛艦見学 こんごう編 ~

2014年05月01日 | 海上自衛隊

ってことで、


カレーも食べ終わったことだし、


次は護衛艦見学に向かいました


待たせたね、ハニーたち





今回の一般公開は、イージス艦「こんごう」と「あしがら」です。


この前も書きましたけど、


一般公開を2隻ともイージス艦にしたあたり、海上自衛隊の気合の入り方が伺えます(笑)


海上自衛隊や、護衛艦に詳しくなくとも、


そのフレーズくらいは、誰しも一度は聞いたことがあるであろう、


イージス艦。


ギリシャ語で「楯」を意味するところから、防衛の要であることが窺い知れる艦です。


そういえば、以前、はじめての護衛艦見学につれて行ったある女の子が、


その護衛艦の側に2隻のイージス艦がいた時に、私や説明してくれている自衛官が、


なんども「イージス艦」という言葉を連発しているのを聞いて、


「あの、私、ものすごく無知というか常識がなくて申しわけないんですけど…

 イージス艦ってなんですか?


ってほんっとに申しわけなさそうに聞いてきた事がありましたが、


心配しないで…普通、民間人の一般的な女子は、


イージス艦が何かなんて知らないから(笑)


ですが、まぁ、たいていは


「この前イージス艦観て来たよ~」


というと、


うちの両親(両親だから父だけでなく母親も)のように、


「えっまじでいいな~」


とか言ってくるスゴイ艦なのです(笑)






さて、こんごうとあしがら、どちらから行こうか、ということですが、


妹分アルファー、ブラボーの


「先に奥から行って、後で出口に近い方がよくないですか?」


という提言に従い、じゃあ、そうしようということで、


まずは、こんごうから。


(全体像がなかったので、ネットから引っ張りました)


そうそう、こんごうといえば、


実は、先日我が家に、こんごう(模型)が入港したのです~


いつも、このブログにコメントを頂いている


雷蔵さんから頂きました


大事なお嬢様方を頂いたわけです


そのお嬢様方を、お披露目



奥にいるのが、こんごう。


手前にいるのは、はるさめです。


雷蔵さん、ありがとうございます


美人姉妹お二人の、我が家の入港、うれしい限りです


で、こちらの入港後に、


初の(本物)こんごう乗艦を果たしました


もちろんね、上甲板だけだけどね、


以前も言ったように、私的には「乗った」という事実さえあればいいの(笑)







私たちが向かった時は、


こんごうには一切並んでいないので、さくさく行けました。


さ~て、わくわくしながら、乗艦します。


…そういや、すずつきに乗艦した時も思ったけど、


イージス艦(とイージス艦っぽい艦)って、甲板の位置が高いよね?


あれって、やっぱVLSがあるからなのかな?


って聞いたら、そうだって言われた記憶がある…違ってたらごめん。


まずは、イージス艦(及びそれっぽい艦)特有のスカートの中に入ります。

(ちょっと表現がHな感じになりましたね(笑))


スカートって、ココです↓↓↓この艦橋の下のボテッとした部分。



ここで、前夜に「名探偵コナン」で予習をしていた、妹分アルファーが質問。


「そういえば、映画で、慌ててここに自衛官が駆け込むシーンがありましたよね?あれはなんでですか?」


うむ、アルファー、なかなか良い質問です。


「あ~、イージス艦のレーダーって、もんのすごく強い電磁波を出すので、

 人体に影響があるんだよね。男性だと子種がなくなるとかね。だから」←極めてざっくりした回答。


ちなみに、レーダーは↓↓↓この六角形のパネルみたいなのから出ます。


(親切な画像がありました)


一度、某つき型にこっそり乗せて頂いた時に、


「ずっと疑問だったんですけど、フェイズドアレイ・レーダーと

 SPY‐1レーダーって言い方と2つありますよね?なにが違うんですか?」


と聞いたことがあった。
(※注 女性の皆さん、こんな質問をするようになると縁が遠のくので注意しましょう(笑))


「フェイズドアレイはレーダーの種類で、SPY‐1はメーカー名(?)です」


と極めて分かりやすい回答を得て、すっきりしたことがあります。






甲板に出ると、今度は、艦橋を見上げた妹分ブラボーが質問。


「あっ!!あの、R2-D2はなんですか?!(笑)」


…この質問で、このブログをお読みの大半の方はもう、何のことか画像を出さなくともわかるはず(笑)


そう、コレ↓↓↓



CIWS(Close in Weapon System)です。


は、もんすごい速さで、標的を撃ち落とすヤツ。

 たまに、米軍が演習の時に遊びで、あれで鳥を撃ったりするらしんだけど、

 撃たれた鳥は、ふっ、と一瞬で消えるらしいよ」←またもやざっくりした回答。
(※注 もちろん、海上自衛隊は決してそんなことはしません)


「で、撃ってる時は少し上向いているんだけど、撃ち終わったら、ちゃんと『ちゅん~』ってお座りするの

 その様子がめっちゃカワイイんだよね~」←とてもどうでもいい情報(笑)


でも、女性にはこれくらいの回答で充分ですよ、海自のみなさん~。


ちなみに、このCIWS、R2-D2以外にも、別のキャラを持っていて、最近Twitterを賑わしていましたね。



エリザベス(笑)(by銀魂)


これ、かわいいぞ~


この時のTwitterでのツィートが、結構おもしろかったです。


個人的にはR2-D2より、こっちの方が好き(笑)


まぁしかしなんだ…「近接防御火器システム」に対して、


こういうかわいらしい部分を見出してしまう日本人って、本当に平和ですよね…。


もう、こんごうの話でもイージス艦の話でもなんでもない…ごめんなさい






気を取り直して、


再び、スカートの中に入り、飛行甲板(艦後部)に向かう…その途中


いたこんごうの溺者、こんごうくん(笑)



むりくり隙間から撮ったので、こんな感じに…。


なんだろ?なんかこんなキャラいなかったっけ???


ナイトメア・ビフォア・クリスマス、だっけか???それっぽい(笑)


よし、溺写メっていう目的も果たした、と。


そして、一旦外に出ると、



お隣はあたごです。


こういう一般公開で、お隣にまで行こうとする輩がいるんですよね…


これだから素人は…と忌々しくなるタチの私。


一般公開している艦は「こんごう」と「あしがら」だけだって言ってるじゃん!!!!


な~んで、それが分かんないかなぁ…。


大阪港の練習艦隊も時もそうだったんだよね。


ちょっと考えたら分かるだろうに。


まぁ、それはおいといて。


あたご、舞鶴以来だね(ひと月ぶり)元気だったかい?


そんな言葉を心の中で投げかけてみる。


あ、そういえば、


この後、大阪港であたごは一般公開が行われましたね。


いいな~。


その時、あたごを見学された方から、一通のメールを頂きました。


「あたごの溺者です」


ってことで、初の読者様投稿、溺写メのコーナーです。

↓↓↓↓あたごくん(笑)



あたごくん、顔ないです…心なしか首を絞められているように見える…コワイ…


ん???いや、まて。


えらく巨乳じゃないか?これ?(笑)ビキニ来てる???(笑)


くん、じゃないね。


セクシー溺者(笑)


奈良県にお住まいのIさんからの投稿でした~


ありがとうございました。







さて、溺者も見たし、他におもしろいもんないかな~と思っていたら、


発見。



短魚雷の発射管に付けられてました。


こういうところがカワイイです。


聞けば、WAVEさんが作ったものらしいですね。


ここにいた海曹さん


「この艦には女性がいて、やっぱり女性らしい心配りをしてくれてありがたいです」


とにこやかにお話してくれました。


足元や壁の突起物には、分かりやすいように、赤にリボン(というか布)が結んであります。


一般公開をする艦はキレイ総塗装したり、


見学者に怪我がないように、危険な突起物が分かりやすいやすいように、1つ1つそうやって布を結んだり、


分かりやすく楽しく見てもらえるようにと、


いろんな配慮をしてくれているんですよね。


艦艇見学というと、珍しいものに目が行きがちですが、


こういう、海上自衛官の皆さんの配慮なんかにも気づいて頂けたらうれしいです。






心がほっこりしたとこで、


ヘリの格納庫に入り、


飛行甲板にでました。


すると…



いた


いせ~


今回は、手の届かない所にいる姫(ニックネームは女王だけど)


見学させていただいているこんごうには、大変申し訳ないけど、


ほんっとにごめんっ…ってかんじだけど、


いせ、やっぱり美人です~


こんな近くなのに、お前に乗れないなんて(清志郎風にどうぞ)


今日は仕方ない…。


この飛行甲板にいる中で、いせの写真をがっつり撮影していた人たちも結構いました。


そりゃそうだろう。


だけど、このあたりで、この甲板上にいる人の中で、


海自のファンなのか、


単にカレーついでに見学しているだけなのか、その区別がつくというもの。


あんな美女が目の前にいるのに、見向きもしないなんて、どうかしてるわ…(笑)


妹分アルファー、ブラボーが、いつまで見てるんだ?


と思っていたことは察しがついたけど、


ごめん、ちょっともうしばらく見つめさせて…





…っていう、ごんごうには、甚だ失礼な最期で、見学を終えました。


ごめ~んなさ~い