お布団を敷きながら、本題を切り出してみた。
「ごめんね・・・。おかあさんの事・・・。知らなくて・・・。
すぐに知らせてくれればよかったのに・・・。」
・・・でも何もできなかったかも・・・。な・・・・。
ううん・・・ありがとう。
そう言ってたえちゃんは堰を切ったように話し始めた。
病院に急に呼ばれたこと。
その時にはもう意識もなかったこと。
たくさん、たくさん「おかーさん!おかーさん!!」
と、呼んだけど
目を開けることはなかったこと・・・・・。
涙をふきながら、
「親孝行できなかった・・・・。もっと親孝行したかった。」
と、言ってた。
あ・だめだ・・・。私が泣き出したら号泣になる・・・。
こらえた・・・。こらえた・・・。
・・・たえちゃんそんなことないよ。いつもおかあさん楽しそうだったよ。・・・
おかあさんが撮ったおしろいばなのパネルの下で
7年分の話をする。
いつも、いつもみてるわよ・・・。
そんなふうに言ってるようだよ。
たえちゃん・・・。