きんもくせい通信

みのりさんちのいろんなこと ぶつぶつ、ぐちぐち語ります。

北海道へ~鉄の町へやってきたの巻

2006-04-10 | 楽しみ

高速バスに乗り、約2時間
静かな、鉄の町へやってきました。



幼なじみのたえちゃんが、だんなさんの故郷であるこの町に
移り住んで7年。
いつか行くね。 なんて言ってばかりで7年。
とうとう、やってきた。

腰の重い私をここに向かわせたのは暮れに届いた喪中のはがき。

たえちゃんのお母さんが亡くなった。
たえちゃんはお父さんがいなかった。
小さい頃から、お母さんはたえちゃんとおにいちゃんを
たった一人で育ててきた。
美しい人で、ダンスをやってみたり、写真を勉強しては
私の舞台にもよく足を運んでくださった。

ガンだったそうだ。

私もショックで、悲しくて
たえちゃんに電話もメールも手紙もできなかった。

で、
行くことにした。

バスを降りるとそこに待っていてくれたたえちゃんは
変わらない。

「来てくれてありがと~」
そう言って、
「今日はね○○へ行って、さかなのおいしい××へ行って・・・
(続く・・・・・・続く・・・・・・・・・・・・・・・・)で、いい?」

「はい!いいです!」

あいかわらずだ・・・・・。

さっそく、日も暮れてきたというのに牧場へ。
海が見える高台の牧場。
晴れてるときはすばらしくきれいらしい。・・・雪降ってるし・・・。
ヨーグルトやチーズを買って、牛の搾乳の作業をしばし見学。

機械化なのね・・・。
手でピューピューやってんのかと思った

お次はうまい魚を食べさせてくれるというお店。
「カレイの煮付け・ほっけ・お刺身・かに・かき・焼きいか」
ばんばん注文するたえちゃん。たべれんのか?そんなに・・・・。
「ごはんものはいい?」
・・・いいです・・あとで・・・・

わ~い!わ~い!かにだ~かにだぁ~
市場で味見しただけだったかに
身がぎっしり! こんなかに食べたことない!
しかも、大盛り~大盛り~



このお刺身の厚いこと!
スーパーで小さく刻まれたようなお刺身はなんなんだよ!
と、ビールをおかわりする。

全部が今まで食べてきたものとスケールが違う。
お隣では生きたままのえびを食べてるし・・・。
とんできたぞ!
こっちまで。

町では人を見かけなかったけど、ここは満席だ。
2万円で足りるかな?
と、心配してたら1万円でおつりがきてた。

え???


うそ?



おばちゃん、まちがってないかい?


・・・ここに住みたい・・・。





まだ、つづく。

 






 


北海道へ~札幌の巻

2006-04-09 | 楽しみ


朝7時からビールがぶがぶ飲んでいる中年夫婦
のテーブルのお隣で朝食をとる私たち。


・・・すごいね・・・。と、私。
「よるからつながってるんじゃない?」と、おちび。
たしかに、ありえる・・・。



今日は札幌へ向かいます。
天気がよかったら、羊が丘まで行って
少年に大志を抱かせようと思っていたのに、
パラパラと雪です。

基本的な札幌観光を行うことにしました。

時計台


またしても、時計大臣なるキャラ商品が・・・。

テレビ塔より、大通り公園です。
こちらにも、

テレビとうさんなるキャラ商品が・・・。

ひつじがおかーさん。とか、(羊が丘)
くりおねぇーさん。とか、(クリオネ)
ガスとうさん。とか、(ガス燈)
あかおにぃl~ちゃん。とか、(赤鬼)


誰よ!? 

このような展開をくりひろげているのは・・・。
ただでさえ寒いのに。

 

さて、
昼間っから、子連れですすきのへむかいます。
向かうは
元祖 ラーメン横丁

その昔、
中学2年生の修学旅行。
ここに来たはずでした。
湯上りみたいな顔でラーメン屋さんの前で撮った
写真が残っています。

どのお店だったかは思い出せないまま
真ん中あたりのお店へ入ります。
お客さんは私たちだけ・・・。
通りを通るけれどなかなか、お店には入ってこない模様。

「みそらーめん!」
「味噌バターコーンラーメン」

「え~~?」
初めて耳にすることだったらしい・・・。
味噌バターコーン・・・。
北海道ですもの、札幌ですもの。

「おじさん、ここは何年ですか?」
と、聞いてみた。
「・・40年・・。」
私ね・・・・と、修学旅行の話をしてみた。

「あの頃はなぁ~昼3人、よる3人でラーメン作ってるくらい
忙しかったし、にぎやかだったんだぁ~。
今はなぁ~ このとおりよ。
人の流れが変わってきてしまってよぉ~」


ラーメンもとってもおいしかった。
味噌バターコーンラーメン。


おちびが大人になった時
またここを訪ねてみてほしいなと、思った。
いや、私がおばーさんになった時でも別にいいんですけどね。

 

満腹な私たちは駅へ戻ります。
スーツケースをガラガラいわせ
高速バス乗り場へと向かいます。


札幌は普通に都会だったな。


まだ、続く・・・。







 




 


北海道へ~海猫屋の巻

2006-04-08 | 楽しみ

海猫屋に行ってみたかった。

れんが作りの倉庫で独特の雰囲気ゆえ、
映画やドラマの舞台になったりしたらしい。
小説になったり、本などにも登場しているらしい。

小樽へ向かう電車の中
ガイドブックをパラパラとながめていた。

海猫屋 火曜定休

え?

今日火曜だよ・・・。

その、建物や佇まいだけでも見てみたいと思って
行ってみた。


怪しい雰囲気が素敵だ・・・。
店のまえには

本日夕方5時開店

と、ある。


町のほとんどが閉店となり、長い夜がはじまろうとしていた。

やってるかも・・・。

行ってみた。

只者ではないオーラをはなつマスター。
美しい不思議な雰囲気の奥様。

誰もお客さんのいない店内はシーンと静かだ。
2階の席に案内され、
ちょっと緊張しながらビールを頼む。



「ママ、なに?ここ。」
ただならぬ雰囲気を察知したのか、聞いてくるおちびくん。

「映画の舞台になったんですよね?」
聞いてみた。
分厚いスクラップブックを持ってきてくださった。
大林監督やら、見たことある人がたくさん。
前衛舞踏(?)なども手がけていらっしゃったようだ。

     


「うにのキッシュ」 「たこのマリネ」
おちびは「カシスシャーベット」を口のまわりを真っ赤にして
食べている。

不思議な時間が流れているようで、不思議な気分で
ゆっくりと静かな時間をすごした。

どのくらいたったんだろう?

「ごちそうさま」と席を立つ。
帰りぎわ奥様が
大きいふる~い100円玉をおちびにくれた。
「むかしのおかね?」
不思議そうに手にするおちびくん。


外にでると冷たい風と、刺すような寒さ。
雪もちらついている。

「ふりかえったら、なかったりしてねあのお店」
「あのふるい100えん玉もきえてたりしてね」

 

海猫屋







 


北海道へ~小樽の巻その2

2006-04-07 | 楽しみ

6時ですべて閉まってしまうと聞いた私たち。
すし食って、飲んでる場合じゃなかったのである。

オルゴールを作りたかったので、
「小樽オルゴール堂」へ。

「乾かすのに30分かかりますから、5時30分までには
仕上げてくださいね。」

ラジャ~

いそげ!いそげ!!
ただいま・・・5時をまわっております・・・。

で、できあがりは

こちら

 

日も暮れてきましたメルヘン交差点。
乾かす間にガラスやさんへ。
めざすは、北一硝子3号館。
雪模様のシリーズを何かで見て
「欲しい~!!」と思ったので、買うんです。

もう、店内は春の雰囲気。
 さくらシリーズがディスプレイされてある。
「ママ、何さがしてんの?」
・・・こういうので、さくらじゃなくて雪の結晶の・・・・・
・・・・・・・・・

あったぁ~~!!

手に入れて帰ってまいりました。
ひとつ、ひとつ形も大きさも模様も違うのです。

 

おちびも、ガラスのひとつのコーナーから動こうとしない。
「・・・・。 ママこれ欲しい・・・。」
いいよ・・・。
ガラス細工の人形やら、小物やら。
細々と数点。
ぎょっ!!! 結構なおねだんで・・・。

こういうことをしたかったらしい・・・。
しかし・・・、この場面は・・・。
酒飲み宴会のお話の場面ですかね?

親を見て子は育つとは、よく言ったものです。

 

オルゴールを無事に受け取り、
人力車のおにいさんに運ばれてきた道をふらふらと
戻ります。



さっき来た場所も夜はまた、別の顔・・・。

 

ねぇ、もうひとつ行きたいとこがあるんだ・・・。

いいかな。


小樽の夜は長いのです。

 

 

つづく・・・。




 




 


北海道へ~小樽の巻

2006-04-06 | 楽しみ

空港から、電車に乗り小雪がぱらつく駅に降りました。
とぉ~きょうで~ひとつぅ~ぎぃ~んざでひとつぅ~
駅にはそんな音楽が流れております。
銀座じゃないし・・・・・。

石原裕次郎ゆかりの土地なんだそうで・・・。

着くなり、駅の近くの市場へ直行~。
「おやじにうまいうに食べさせてあげたいんだよね・・・。」
何度か耳にしただんなさんの夢。
そんなちぃ~せぇ~夢わたくしが叶えてさしあげましょう!

おちびくんセレクトのお店で、どどんとうに
ほっけもいれましょう~。ほたてもいれましょう~。
こんぶとかおまけしてね
で、さっそく義父宅へ送ってもらうとする。


町の中は倉庫を改造したようなお店なんかが並び、
なかなか落ち着いた感じ。

よくTVなどで見る運河です。
 「なぁ~んだ、倉庫じゃん。川じゃん。」と、おちびくん
・・・まぁ~そーなんですけど・ね・・。
腹が減っては情緒も、感受性もくそもあったもんではないので、
3時すぎの昼食です。
ガイドブックなんか見ても、結局どこで食べようか迷うし
ふらふら歩いて、よし!ここ!!

時間も時間なので、(15時です、15時)
広々とした素敵な店内は1組のカップルのみ。

・・・い~ね、静かで・・・。

小樽といえばおすしなのだそうで、食べなくては・・・。
お猪口サイズのうに丼と、いくら丼もついてます。
「おっきいじじの、ごはんみたいだね」
・・・そうだね・・。

ちなみにおっきいじじとは私の祖父です。亡くなっております。
実家の仏壇にはご飯などあげてあります


おすしがあんまり食べられないおちびくん。

    

じゃがバター・たこのからあげ。(たこの足太い)
とりのからあげ。

・・・じゃ~飲んじゃうかぁ~・・・
「のんじゃえ!のんじゃえ!!」

午後3時の母と子・・・。

 

 

満腹になった私たち。



を乗せて人力車のにいさんは走る、走る。
観光案内しながら、走る、走る。
よく息切れしないで、しゃべれるなぁ~
若いって、いいな・・・。

走って、走ってメルヘン交差点などどいうとこまで
連れてきてくれました。
「ほとんど、6時で終わりますので気をつけてくださいね」

えっ? 6時?

そして、無駄のないすばらしいスパートが始まるのでした。

つづく・・・。

 

 





 


オルゴール

2006-04-05 | 楽しみ

オルゴールを作りました。
曲はケツメイシの「さくら」が流れます。

 

こちらは、おちびくん作。
「パパにあげるんだ~」ってことなのか、なんなのか
「15の夜」が流れます。

山ほどあるパーツの中からいろいろ選んで作ります。


「最後のひとつだったよぉ~~」のバイク。
星や月は夜を表しているそうな。

・・・上手にできたねぇ~~。いいね・・・・。

・・・・・・・あれ?・・・・



かえるのバイクにはよ~くみると、



のマークが・・・・・・。

郵便やさんのバイクだよ、これ・・・・。





プレオープンだとぉ~!!

2006-04-04 | 日記・ひとりごと

逃げるように旅立った私とおちびくん。
春休みなのでね、 一緒です。
そんな楽しい事を書こうと思っていたのに・・・
あ~!!それなのに・・・。

空港から家に向かっている時でした・・・。

「ねえちゃん、肝心な時にいないんだものぉ~ 」
泣きの電話は弟くん。
家電 にも、「いつ帰ってくるんだよぉ~
携帯にしていたつもりらしい・・・。「出ないじゃないかよぉ~
あたりまえです・・・。

私が戻ってきた翌日がプレオープン。

「友達や知り合いだけ呼んでやってみるんだ。
だから、つまみも適当に出すだけだから大丈夫!大丈夫!!」
と、でかい口をたたいていたのは

どなた?


・・・仕事夕方で終わるから、準備くらい行ってあげようか?・・・

ただならぬいやぁ~な予感がしたので、
もう勝手に出すおつまみなど考えはじめる。
もう準備の時間もないし、できることをやろう。


お仕事を終えて、材料を勝手に買い込み不安なおねいさん。
満開な桜の坂を上って、曲がるとお店です。

なかなかいい感じに仕上がってきたものの、
中身が・・・・・。

案の定・・・
「今から買い物に行ってくる」
・・・そう・・・

もうドンとかまえることにしたおねいさん・・・。
私は仕込みをはじめます。勝手に。
メニューの打ち合わせも何もない・・・・。

「こんな感じで適当に・・・」

私は適当というのが、嫌いだ。


適当ってなんだよ!!



できる人が言う言葉であって、できない人の適当って?????

そうこうしているうちに、第1号参上!!
この方もコーヒーの豆にこだわってしまっていろいろやろうという人らしい。
もう、時間もどんどん過ぎていく。

 

とりあえず、ベーコンアスパラ・チーズ包み上げ・れんこんチップス
スモークサーモンのサラダをおとうしな感じで、ビールと共に

いらっしゃいませ~!!



カウンターに入り、生ビールを注ぐ。
なんで、できんの? 私・・・。
のっとるか?
私がいる時にしか、こんなものはでません・・・。
 でしょうね・・・。

みなさんよ~く、よ~くわかってらっしゃる
い~友達をもってるな!  


お花を持ってやってくる人。
皆さんで・・・とお菓子やら何やら・・・・。

予想以上の人たちが次から次へと。
狭い店内に入れない人もいるし、しかしみんな知り合いらしいし・・・。
ただの、飲み会みたいな感じになっている模様。


ひたすら次から次へと料理を出すわたくし。
せっかくなので生ビールつまみ飲みしながら・・。

やってられっかぁ~~い!!


その辺から拝借しましたでっかいグラス片手に
作る!作る!!

ピザ(のせて焼くだけ)・フィッシュ&チップス(揚げるだけ)
サラダ(のせるだけ)
時はすでに10時をまわっている。
おちびは留守番してるし、明日の仕事もあるし帰らなくては・・・。
スパムむすびをいそいで作って帰る。

元上司やら、「おねえさん、おかえりで~~す!!」

弟くん「もう、くいもんはでませぇ~ん!!」


・・・・・・・。 って言ってないで やれよ・・・。


帰り道・・・油くさい・・・・。
家に帰ってもすごいにおい。
今度はまるっきり着替え持って行かなくては・・・・・。

ん?こんど?

「手伝いますぅ~と、

来てたねえちゃんはさっぱり使いもんにならず・・・。
頼りのミュージシャンは掛け持ちゆえ、現れず・・・。
大丈夫なんでしょうか?

泣かせてでも、 本人に最低限の料理を仕込もう!!と
決心しているみのりさんなのでしたぁ~~~。

 

 

 

 

次の日・・・・・・・。
「あれからどうした?」とあまりにもしんぱいゆえ、
袋のスナックが飛び交う普通の?飲み会だったらしい・・・。


 

「ねえちゃん ありがと。いなかったら・・・と思うとゾッとするよ。
あんなにたくさん来てくれると思ってなかったから・・・。」


・・・そーだろ、そーだろ・・・。
でも、私もなんか楽しかったんだ・・・。実はね。

居酒屋みのりになる日も近いな・・・・。