詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

徒らに

2018年03月26日 | 
時間がないと
時間があれば
一日詩を書いたり
その周りのことについて考えていたい
のれんのように
文章を行ったり来たりしていたい
と思ったりする

時間があれば
詩なんて書けないと思う
言葉ばかり考えていられないと思う
用事と用事の合間を縫うようにでないと
文章なんて考えられないのにと思う

私の心は虹のように
移りにけりな徒らに
時間に対して
なんて勝手なんだろうと思う
街を歩いていると
ショーウィンドウに
誰もいないシステムキッチンが
優等生のように静かに座っていて
見ていると自分と同じ速度で
向こう側の木々の緑を過ぎ
こっちをのぞく人がいる
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新しい一歩 | トップ | 卒業 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

」カテゴリの最新記事