詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

一瞬のめまい

2016年06月18日 | 
野生動物に幸せというものはあるのだろうか
私が死んだら、目はどこに行くのだろう
誰が世界を見ているのだろう
意識……一瞬だけ開かれる闇
真空に吸い込まれていくようなめまい……

死ぬことは当たり前のことのようでいて
生きているものには決して計り知れない
めまいのするような事態なのだ……

私は誰からも切り離され虚空へ飛び立つ
あたたかい手を離れて……

大丈夫、ずっとそばにいるよ
そう言っている私は、あなたは、誰?

人類は滅亡するしかない
悲劇的な一途を辿るのみだとしたら

どんなに夢を見ても、いずれはそうなる
ならば宗教は、夢は、一体何?
私の夢など……小さな運命など……

いま、宇宙にぽっかりと浮かんでしまっている私を、誰かつなぎとめてほしい。しかし、つなぎとめるあなたも、宙に浮いている。

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