眼を射抜かれて
黒い木立ちが消えてゆく
歩き続けて光がそれると視界がもどり
芽吹くものを見つける
枝々の先で生まれようとしている春
その角へ向かってみな急いでいる
季節の指先から洩れる
新しい匂いを嗅ごうと身を乗り出して
あたたかい空気を脚に絡ませながら
咲いてみれば
何回目、何十回目の春
変わってしまったことも
変わらなかったことも
同じ季節に迎えられていることに
退屈を覚えているのは
あなたが変わったからだ
遠く遠く迂回したつもりだったのに
平凡な答えにたどり着いたと
がっかりしている
青ざめた空は冷たさの象徴
白い濁りは暖かさ
胸に抱く花
そうして満開の枝々をくぐり
見上げると
空がダイナミックに動いていく
それはあなたが歩いているから
鼻歌を忘れないこと
黒い木立ちが消えてゆく
歩き続けて光がそれると視界がもどり
芽吹くものを見つける
枝々の先で生まれようとしている春
その角へ向かってみな急いでいる
季節の指先から洩れる
新しい匂いを嗅ごうと身を乗り出して
あたたかい空気を脚に絡ませながら
咲いてみれば
何回目、何十回目の春
変わってしまったことも
変わらなかったことも
同じ季節に迎えられていることに
退屈を覚えているのは
あなたが変わったからだ
遠く遠く迂回したつもりだったのに
平凡な答えにたどり着いたと
がっかりしている
青ざめた空は冷たさの象徴
白い濁りは暖かさ
胸に抱く花
そうして満開の枝々をくぐり
見上げると
空がダイナミックに動いていく
それはあなたが歩いているから
鼻歌を忘れないこと
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