詩と写真 *ミオ*

歩きながらちょっとした考えごとをするのが好きです。
日々に空いたポケットのような。そんな記録。

単純なひと(が『天地明察』を読むと……)

2017年07月25日 | 雑記
とても影響を受けやすい子どもでした。ドラマを見ていたら、その中の好きなキャラクターになってしまう。誰かの習い事をすぐに自分もやりたがる。父がピアノを弾いていると私にも弾かせて、と邪魔をする。

三つ子の魂百まで。恐ろしや。いまでもそれは変わらないのでした。何か見たり聞いたりするとすぐに影響を受ける。私。

つい先日は『天地明察』。冲方丁という作家が、江戸時代の天文暦学者、渋川春海の生涯を描いた小説で、本屋大賞も受賞しています。どんな影響を受けるかというと……。
今回は算術!

高校生の頃、理数系の勉強を真面目にしなかったこと、今頃になって、後悔している。今頃になって興味津々。だからこんな小説を読んだなら「いーなー算術!かっこいいわー」と思ってしまう。

そんなある日。職場でランチの時に、リーダーが高校一年生のお嬢さんの話をし始めました。「昨日さ、のん(仮名)が勉強してて悩んでるからひょいっとのぞいたの。確率の問題で、答えは書いてあるから分かる。だけどどうしてこういう解き方をするのかがわからない、と言うの」

問題:サイコロを3回(先日まで3個と書いてしまってました。一緒?)振って、出た目をすべて乗じた場合に、偶数が出る確率をもとめなさい。

解き方:まず奇数が出る確率をもとめて、それを全部の可能性の数から引いて、偶数の確率を出す。

というものなの。

のんは、どうして最初から偶数の確率をもとめないの?と訊くのよ。軽い気持ちで娘の勉強をのぞくもんじゃないわね。考えたのだけど、「偶数が出る確率のほうが多いからじゃない?」と言ったら、一応納得してたわ。一度でも偶数を掛けた数字は、全部偶数になってしまうものね。

なるほどね〜。そこでパッと「偶数のほうが出る確率が多いから」と思いつくところがリーダー、さすがだわ〜とみんなで感心して、話は終わった。
のだけれど。

そのとき『天地明察』熱に冒されていた私はひとりひそかに、解く気満々になっているのであった。「明察っ!」と言いたくて。じぶんでじぶんに。

ちゃんと勉強をしてこなかった私なので、まずは奇数の出る確率をもとめて、さらには最初から偶数の確率をもとめる計算方法を考えてみよう!



カピバラさんを4で割るとこんな感じ。
(仙台の街中で見つけた)
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