MIRO ITO発メディア=アート+メッセージ "The Medium is the message"

写真・映像作家、著述家、本物の日本遺産イニシアティブ+メディアアートリーグ代表。日本の1400年の精神文化を世界発信

魂の写真術を未来へ!写真術の最高峰、超大判フィルムカメラ8X10と中判ライカSでフォトアートの奥義を伝道

2013-09-05 17:18:23 | 写心道場
ご挨拶&ご案内【光から光へ、人から人へ】魂の写真術を未来へ!
写真術の最高峰、超大判フィルムカメラ 8X10と中判ライカSによる、フォトアートの奥義を伝道


★現代の「光の宗教画家」をめざす★

光による魂の浄化を通して、世界平和に貢献する心の輪を広げ、アーティストとして、日本から未来へのメッセージを発信したいという思いで、日本の1400年の精神文化を取材する日々も、この秋で10年になりました。

これまでの10年は、聖徳太子や聖武天皇が目指された、つながりとおこないの「光の道」を求めて、有形無形の祈りのかたちに、いのちの根源を見つめ、光による人の変容をテーマにしてきました。もとより、光とは、叡智であり慈悲(愛)であり、そのこころを未来へ伝承するために、歴史において、仏像が彫られ、宗教美術が描かれてきました。

私自身、現代の宗教画家、仏師でありたく、「光の絵師」として、世界最高水準のデジタル技術(最大6000万画像)による世界遺産・国宝・重要文化財、伝統芸能やポートレイト撮影を行ってきました。そしてデジタル時代が頂点に達しつつある今だからこそ、私にとっての、光の道そのものである「魂の写真術」の究極として、超大判フィルム「8X10」に行き着きました。

8X10(エイトバイテン)とは、「203mm×254mm」のサイズの超大判フィルムを使う、写真術の最高峰です。写真術が発明されるまで、ヨーロッパの画家たちが、絵画の下絵に使った「カメラオブスキュラ(camerae obscurae)」の秘技を、今日に伝えるものです。レンズの特性によって、幻のようにピントグラス上に立ち現れる鏡像(倒立像)とは、まさに人類の永年の夢として、「夢の写し絵(laterna magica)」といわれた写真術の原点であり、奥義そのものです。


★魂の写真術を伝道★

さて、ドイツ、アメリカの二つの国で永住権を取りながらも、日本の神仏習合の1400年に帰依する10年が過ぎ去り、次の10年では、魂の写真術を、精神と技の一体化した「道」として、過去から未来へと継承させるために、その極意を伝道する活動を始めました。

魂の光の体験である、撮影を通して、光の同志と出会い、いのちのつながりに気づき、分かち合う、癒しの体験の「場づくり」を始めました。未来への大願を、日本の「光の同志」とともに実践・成就いたしたく、東京からのスタートですが、2014年には、NYやドイツをはじめ、世界各国での開催を企図しています。

具体的には、アサヒカメラ誌での拙連載「極意で学ぶ 写真ごころ」に因み、連載再開の準備を兼ね、2013年8月初旬より、東京で同名の道場を開講しました。

「ポートレイト道場」では、ドイツ・ライカ社の協力を得て、ライカカメラ&レンズ力の極みを担う最高級デジタル「ライカSシステム」(中判ライカ、3750万画素)を、「師範」こと、私の機材として使用しています。撮影によって魂的につながり、世の中の癒しを願って、皆で写真表現という「小さな奇跡」を分ち合うことが目的です。


★夢の写し絵 8X10(エイトバイテン)★

いっぽう「8X10 裸体の極意。」では、「諸行無常」の日常世界を脱皮し、光が魂へと透過し、「光から光へ」の橋渡しが、より純粋なかたちとなります。撮影自体を、写真道の「儀式」に見立て、「美と聖なるもの」へと参入する瞑想的な体験を演出します。「永遠のいま」へと開かれる静粛の中で、裸体から立ち上る生命の煌めき、神秘と向かい合ういのちの交換の場です。「道」ですので、礼を正し、武芸の奉納のごとく、儀式として行いながら、精神そのものの劇場のような異次元へと向かう体験となることでしょうか。

私自身、長年永住権を持って活動していたドイツやアメリカを離れ、日本の身体表現をテーマに、NYのリンカーンセンターなどの世界的な機関にて、これまで個展を開催し、作品を寄贈してきました。そうした写真道の延長線上で、現代の観音さま、マグダラのマリア像を「光」で描く気持ちで「8X10」に託していきます。

あたかも聖像(イコン)に「祈り」を託すときのように、写す側の魂の浄化とともに、さらなる魂の深みへと向かうセレモニーといえます。そして祈りと浄化の体験こそが、世界への平和へのメッセージとなり、魂の写真術による「光の道」なのだと信じる次第です。

写真ごころによって、光の道を目指し、魂を浄化しながら、地球環境を守り、戦争のない平和な未来へと、希望の光を伝えていきたいと願っています。

東京からスタートさせ、NYやドイツへと巡回・回帰する私の「写真術という魂の旅」をご一緒いただきたく、光の同志として、ぜひご参加くださいませ。


※お申し込みは、以下のURLにて詳細ならびに最新情報をご覧くださいませ。

http://www.miroito.com/gokuidojo.html


伊藤みろ メディアアートリーグ

2013年9月吉日

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協力:アサヒカメラ
   日本カメラ財団/日本カメラ博物館
   ライカ
   ケンコー・トキナー、KPI
   ヴァリエ

※ポートレイト道場の初回報告については、8月18日付けブログを参照ください。
http://blog.goo.ne.jp/miroito/e/f3a6b72bad12ac9d6179b12b16e5cd5a

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伊藤みろ著書(写真教本):
書名:『極意で学ぶ写真ごころ』伊藤みろ著
定価 2,400 円+税/B5判 並製 カラー単行本/ 152頁
発刊:2011年11月30日 / ISBN 978-4-8459-1180-6
発行元: 株式会社フィルムアート社

書名: 『フォトグラファーズ バイブル』伊藤みろ 著
企画・編集:メディアアートリーグ

定価:2,100円(税込み)/B5判 並製 カラー単行本 /191頁
発刊:2012年5月22日 / ISBN 978-4416812440
発行元:誠文堂新光社

イメージ写真クレジット:
Title of Photo: “Ginger”
Photo by Miro Ito
Model: Tamala Yamaguchi
Hair & Make-up: Akio Namiki (Kurara System)

光の写真道を往く: 光による小さな奇跡 天からの授かりものとしての写心道を求めて

2013-08-18 14:36:59 | 写心道場
光による小さな奇跡 天からの授かりものとしての写心術を求めて

アサヒカメラ誌での旧連載の名称「極意で学ぶ 写真ごころ」に因み、「写真ごころ」をテーマにした道場を開講、8月3日と10日の土曜日に、「ポートレイト道場」初回の実践(撮影会)を行い、大成功のうちにスタートしました!

当道場は、技と精神の一体化を目指す「写真道」のための場です。表現とは何かを追求し、技の習得を目指した「実践(撮影会)」を中心に、「談義(講評会)」において、作品を発表し合い、皆でともに作品づくりの要となる精神性、極意の体得を目指していきます。

初回は、カナダ(ドイツ系)と日本の血を引く、高校三年生のエリザベス・ベッチャー(Elizabeth Boettcher)さんがモデルとして、参加してくれました。エリザベスさんの無垢な美しさは、私が「写真表現」において目指す、天使の世界の「瞬き」のようでした。
(※3日の撮影では、長年の友人、双木昭夫 [Akio Namiki] さんが「天使」のhメイクとスタイリング協力)

さて、私自身、光による絵師(Painter of Light)でありたいと願い、永住権を取得していたドイツやアメリカ、日本の三つの文化圏で、写真を撮ってきました。表現とは何か、について思いを馳せるとき、私はいつも、初期ルネッサンス、フィレンツェ派の画家、フラ・アンジェリコ(Fra’ Angelico, 1390/95-1455年) や、北方ルネッサンスの世界へと、想像力を羽ばたかせていました。

フラ・アンジェリコとは、「天使のような」という意味とされ、本名はグイド・ディ・ピエトロ(Guido dei Pietro)という修道僧でした。天上の世界とのコラボレーションともいうべき、天使やマリアにまつわる光の祝祭の世界を描き、後にミケランジェロの師匠にも影響を与えた「画聖」です。フラ・アンジェリコの最も著名な作品シリーズ『受胎告知(Annuciation)』は、フィレンツェのサンマルコ美術館やプラド美術館(マドリード)にて観賞することができ、その崇高な美に心を打たれました。同作品において、聖母マリアにイエスキリストの誕生を予告する天使は、ガブリエルです。ガブリエルは、キリスト教のアークエンジェル(Archangels 大天使)の一人です。また「エリザベス」の名前の由来であるエリザベツは、新約聖書では、バプテスマのヨハネの母とされ、マリアがイエスの受胎をエリザベスに告げる情景も、宗教画のテーマとなっています。

またマリアといえば、フィレンツェのウィヒチ美術館やパリのルーブル美術館にあるフラ・アンジェリコの『聖母戴冠 (Crowned Maria)』も、光の中での「勝利のマリア」としを描く不朽の名作です。なお今回のブログには、天使とマリアへのオマージュとして、長年私の作品のモデルを務めてくれたアンジェラ・マリア・グラチア・ブリガンティ(Angela Maria Grazia Briganti)さんを撮った作品『Crystal Visions』を添えたいと思います。

さて、写真ごころが目指すものは、天の囁きであり、聖なる力の気配のような一瞬の魔法です。もとより目に見えている世界を通して、世界を貫く清らかなエネルギーと出会い、「永遠のいま」を表現する「心の術」なのだと思います。
こうした意味で、私にとって、写真とは「天からの授かりもの」であり、対象の魂の輝きと出会い、いのちのつながりに気づく、小さな奇跡なのだと思います。
そして、私たちすべてが宇宙のいのちとつながり、現在から未来へ、人から人へ、心から心へと、光のバトンタッチを行うことが、写真ごころの極みなのです。

写心道場第1期の中心的な課題は、「光を究める」こと。なお国際的に活動する舞踏手の山縣美礼(Mirei Yamagata)さん、そして本場ニューヨークのダンスカンパニーでも活動してきたコンテンポラリーダンサーの依田綾さん(Aya Yoda)さんも、モデルとして参加してくれることになりました。

お申し込みは、以下のURLにて詳細ならびに最新情報をご覧くださいませ。

http://www.miroito.com/gokuidojo.html

それでは、一期一会の光の恩恵へと心の眼を開き、精神と技が「不二」(切り離せない)ものとして結びつく写真道を通して、世界へと羽ばたく「光の道」をぜひご一緒くださいませ。

2013年8月18日

伊藤みろ メディアアートリーグ
Text and Photo by Miro Ito
Title: “Crystal Visions” (Model: Angela Briganti)
All rights reserved by Miro Ito + Media Art League, L.L.C
http://www.miroito.com


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[伊藤みろ著書:参考書] 
※道場へのご参加の前にお読みください。

書名:『極意で学ぶ写真ごころ』伊藤みろ著
定価 2,400 円+税/B5判 並製 カラー単行本/ 152頁
発刊:2011年11月30日 / ISBN 978-4-8459-1180-6
発行元: 株式会社フィルムアート社

書名: 『フォトグラファーズ バイブル』伊藤みろ 著
企画・編集:メディアアートリーグ

定価:2,100円(税込み)/B5判 並製 カラー単行本 /191頁
発刊:2012年5月22日 / ISBN 978-4416812440
発行元:誠文堂新光社
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